現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年3月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 天仰ぎつづけて雛流れゆく |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
4 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
5 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
6 | 銃口の位置定まりぬ曼珠沙華 |
7 | 水枕ガバリと寒い海がある |
8 | この頃の蕣藍に定まりぬ |
9 | 海に出て木枯帰るところなし |
10 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
13 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
14 | 咳をしても一人 |
15 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
16 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
17 | 重ね着の中に女のはだかあり |
18 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
19 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
20 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
21 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
22 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
23 | 木々芽吹く言葉自在に光りくる |
24 | オリオンの盾新しき年に入る |
25 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
26 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
27 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
28 | 運命は笑ひ待ちをり卒業す |
29 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
30 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
31 | 冬深し柱の中の濤の音 |
32 | 絵手紙をはみ出している猫柳 |
33 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
34 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
35 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
36 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
37 | 雛納め緋毛氈を先づたたみけり |
38 | 忽然と地から湧き出すクロッカス |
39 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
40 | 鳥貝はまっさきに望郷である |
41 | 早春の飛鳥陽石蒼古たり |
42 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
43 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
44 | 青高原わが変身の裸馬逃げよ |
45 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
46 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
47 | 朴ひらくころを行脚の黒づくめ |
48 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
49 | 春雪の暫く降るや海の上 |
50 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
2024年11月11日 06時58分更新(随時更新中)