現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年6月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
2 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
3 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
4 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
5 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
6 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
7 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
8 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
9 | 向日葵や信長の首切り落とす |
10 | 真剣に見てはいけないわらび餅 |
11 | 紅茸を蹴り夭折に遅れおり |
12 | あらたまの鍋持ち上げる力かな |
13 | あらたまの宇宙のかなし皮ぶくろ |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | せきをしてもひとり |
16 | あらたまの風や木の根を抱く木の根 |
17 | 新玉の年の光芒母百歳 |
18 | 新玉の雫のごとく城ケ島 |
19 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | 汗の紐すこしゆるめて一里塚 |
22 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
23 | あらたまの平和の波よ やまとより |
24 | 海に出て木枯帰るところなし |
25 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
26 | 病棟に仕掛けられたる濃紫陽花 |
27 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
28 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
29 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
30 | 星空へ店より林檎あふれをり |
31 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
32 | 水枕ガバリと寒い海がある |
33 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
34 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
35 | あらたまの魑魅や分入れば |
36 | ちるさくら海あをければ海へちる |
37 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
38 | 仮の世のかりそめならぬ返り花 |
39 | 寒鯉や見られてしまい発狂す |
40 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
41 | 金屏風立てて咲きたるすみれかな |
42 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
43 | 芋の露連山影を正しうす |
44 | 冬霧の流れる街に住み古りぬ |
45 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
46 | 千の手の一つを真似る月明かり |
47 | 白日は我が霊なりし落葉かな |
48 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
49 | 七変化今は何色恋の色 |
50 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
2024年9月21日 13時36分更新(随時更新中)