現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
3 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
4 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
8 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
11 | 芋の露連山影を正しうす |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
14 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
15 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
16 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
17 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
18 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
19 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
20 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
23 | 花に酔う人のうしろの馬笑う |
24 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
25 | 星空へ店より林檎あふれをり |
26 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
27 | うしろよりふと雪降れり一戸減る |
28 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
29 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
30 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
31 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
32 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
33 | 武蔵野の森がふくらむ木の芽雨 |
34 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
35 | わかさぎを薄味に煮て暮色くる |
36 | 夏潮に一直線に出漁す |
37 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
38 | 牛に塩盛りて離島の夏盛ん |
39 | 青葉闇無口同志の竹床几 |
40 | ところてん煙のごとく沈みをり |
41 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
42 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
43 | 土不踏なければ雛倒れけり |
44 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
45 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
46 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
47 | 水仙のうしろぼんやり黒ずくめ |
48 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
49 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
50 | 菜園に何時か忘れて 不整脈 |
2024年9月21日 11時51分更新(随時更新中)