現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年10月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 水枕ガバリと寒い海がある |
2 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
9 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
10 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
11 | 毬栗の触角悔にふれたがる |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
14 | ペンギンを見て来て川幅広くなる |
15 | ペンギンのおじぎ今日より春と呼ぶ |
16 | 伊賀こえて猿に小蓑をおとしだま |
17 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
18 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
19 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
20 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
21 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
22 | 天耕の峯に達して峯を越す |
23 | 美しき春潮の航一時間 |
24 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
25 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
26 | 古刹へのきざはし灯すしだれ萩 |
27 | きらきらと単孔目鯉苔を食う |
28 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
29 | 大紅葉燃え上がらんとしつつあり |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
32 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
33 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
34 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
35 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
36 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
37 | 一粒の葡萄のなかに地中海 |
38 | 芋の露連山影を正しうす |
39 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
40 | あめつちや林檎の芯に蜜充たし |
41 | 猪垣の丹波の闇を閉ざしけり |
42 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
43 | 子規逝くや十七日の月明に |
44 | 風荒き夜の青蚊帳の中に入る |
45 | はつてふの竪琴の音をこぼしをり |
46 | 新生児並びて眠る夜寒かな |
47 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
48 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
49 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
50 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)