現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年1月28日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
3 | 雑炊もみちのくぶりにあはれなり |
4 | 逝く人へ四辺茫々枯れ尽くす |
5 | 一瞬を束ねて冬のすみれ咲く |
6 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
7 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
8 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
9 | 秋灯や夫婦互に無き如く |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
12 | 白雲と冬木と終にかかはらず |
13 | また雪が降るひとごとのように降る |
14 | 死のあとも花菜明かりはおさなしや |
15 | 海に出て木枯帰るところなし |
16 | 海光の岬に香の満つ野水仙 |
17 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
18 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
19 | 大寒や指がはりつく窓ガラス |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
22 | 陰干しにせよ魂もぜんまいも |
23 | 春雨の衣桁に重し恋衣 |
24 | 書いてなおためらう弔辞ちちろ虫 |
25 | 実橘昇殿参拝無言劇 |
26 | 土匂う待春のホース緑色 |
27 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
28 | 突然に砂丘が見える花の昼 |
29 | ものの種にぎればいのちひしめける |
30 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
31 | 行き止まりの道に笑むごと冬水仙 |
32 | こまくさに胎蔵界のとどろくよ |
33 | 不器用といふ武器をもち露を踏み |
34 | 泣いてゆく向ふに母や春の風 |
35 | 天つつぬけに木犀と豚にほふ |
36 | 白富士の光の声きく五輪塔 |
37 | 墓のうらに廻る |
38 | 別れの瞳海より青し疑わず |
39 | あきらめてをらず人中ひとり夏 |
40 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
41 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
42 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
43 | 今年また山河凍るを誰も防がず |
44 | 初心てふ言な忘れそ梅真白 |
45 | 秋夕燒少年馬柵に凭れゐし |
46 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
47 | ヒロシマの畳の部屋で向き合えり |
48 | 村道に鹿の足跡深雪晴 |
49 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
50 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
2024年11月13日 15時34分更新(随時更新中)