現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年5月6日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 覗く子にスクラムを解く蝌蚪の国 |
3 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
6 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | 冬深みゆくほど旨き底魚 |
9 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
10 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
11 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
12 | 清明や街道の松高く立つ |
13 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
14 | 分け入つても分け入つても青い山 |
15 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
16 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
17 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
18 | 再会のちよつと嬉しき夏はじめ |
19 | ちるさくら海あをければ海へちる |
20 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
21 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
22 | うつうつと最高を行く揚羽蝶 |
23 | 啓蟄や古書店の奥なほ暗し |
24 | 猿山の猿みなまろき十二月 |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | 床の蟻惑わば惑え熱を病む |
27 | 枯野はも縁の下までつづきをり |
28 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
29 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
30 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
31 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
32 | 屋形船揃へて春の大堰川 |
33 | 古手拭蟹のほとりに置きて糞る |
34 | 芋の露連山影を正しうす |
35 | 春光や野に立てる人さへ眩し |
36 | をととひのへちまの水も取らざりき |
37 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
38 | 憎まれているは鴉の歩きぶり |
39 | 仮の世のかりそめならぬ返り花 |
40 | 梅漬けて赤き妻の手夜は愛す |
41 | スノーシュー止めて森の音始まる |
42 | 干蒲団偸安ののち百叩き |
43 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
44 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
45 | 昼顔のほとりによべの渚あり |
46 | 梅咲くや一畳で足る一遺体 |
47 | 待ち人のこぬ噴水の高さかな |
48 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
49 | 橋ふたつ越えたあたりの薄暑光 |
50 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
2024年11月11日 07時10分更新(随時更新中)