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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2018年6月2日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

万緑の中や吾子の歯生え初むる
3

古池や蛙飛びこむ水の音
4

青蛙おのれもペンキぬりたてか
5

どの子にも涼しく風の吹く日かな
6

紫は水に映らず花菖蒲
7

星空へ店より林檎あふれをり
8

絶えず人いこふ夏野の石一つ
9

跳箱の突き手一瞬冬が来る
10

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
11

ちるさくら海あをければ海へちる
12

あたたかな雨が降るなり枯葎
13

おおかみに蛍が一つ付いていた
14

なすがままなれどしたたか赤海月
15

朴散華即ちしれぬ行方かな
16

滝落ちて群青世界とどろけり
17

青吉野ふしぎの鬚ののびる坂
18

蒲公英のかたさや海の日も一輪
19

雀らも海かけて飛べ吹流し
20

背負籠の上を弓なりに虹立てり
21

鶏頭の 十四五本もありぬべし
22

蟻の列しづかに蝶をうかべたる
23

六月の女すわれる荒筵
24

満天の星に旅ゆくマストあり
25

夜濯ぎにありあふものをまとひけり
26

いくたびも雪の深さを尋ねけり
27

なわとびの縄の中なる青山河
28

青芒身ぬちのどこもつまさきだち
29

匙なめて童たのしも夏氷
30

花合歓や畔を溢るゝ雨後の水
31

菜の花の和顔施こぼる中に佇つ
32

おそるべき君等の乳房夏来る
33

白服にてゆるく橋越す思春期らし
34

友もやや表札古りて秋に棲む
35

冷海へ漕ぎ出て岸に鈍角充つ
36

曼珠沙華あつけらかんと道の端
37

しんしんと肺碧きまで海の旅
38

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
39

生涯にかかる良夜の幾度か
40

しずり雪いつもの道のいつもの木
41

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
42

分け入つても分け入つても青い山
43

外にも出よ触るるばかりに春の月
44

しんがりに昭和一桁花筏
45

海に出て木枯帰るところなし
46

ひとの嬰をふはりと抱きぬ新松子
47

山鳩よみればまはりに雪がふる
48

雪の街約束ひとつ消えにけり
49

鮎落ちて美しき世は終りけり
50

バスを待ち大路の春をうたがはず


2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)
 

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