現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年7月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 水枕ガバリと寒い海がある |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
9 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
11 | 芋の露連山影を正しうす |
12 | 満開の森の陰部の鰓呼吸 |
13 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
14 | おそるべき君等の乳房夏来る |
15 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
16 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
17 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
18 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
19 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
20 | 青僧の手足の長し小鳥來る |
21 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
22 | 隠れつつ草を踏みつつ水着脱ぐ |
23 | 夏の馬川渉りくる鈴買いに |
24 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
25 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
26 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
27 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
28 | はじまりは米寿の一声田を植える |
29 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
30 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
31 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
32 | 秋風や水に落ちたる空のいろ |
33 | 滝凍る天女の羽衣閉じ込めて |
34 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
35 | 桐は実に父の残せし道具箱 |
36 | 水底の砂の涼しく動くかな |
37 | 入れものが無い両手で受ける |
38 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
39 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
40 | 遠雷やはづしてひかる耳かざり |
41 | 夜の航武器のごとくにバナナを持ち |
42 | ぼろぼろの雲の夕燒基地海岸 |
43 | ハンモック海の機嫌のいいうちに |
44 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
45 | 凍蝶の脳裡に映りしは何ぞ |
46 | 白の秋シモオヌ・シモンと病む少女 |
47 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
48 | ワイシャツの襟に厚紙さくら咲く |
49 | 棹さして月のただ中 |
50 | 辞儀をして横切る鳩や聖五月 |
2024年9月21日 13時33分更新(随時更新中)