現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年8月4日のデイリーキーワードランキング
1 | おそるべき君等の乳房夏来る |
2 | どこまでが花どこからが花の闇 |
3 | 八月や六日九日十五日 |
4 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | をかしくてをかしくて風船は無理 |
7 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
8 | 海までの橋はいくつか青胡桃 |
9 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
10 | 海で訣れた夕日とくらい死角で逢う |
11 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
12 | 完璧と想えば寂し露衣 |
13 | せきをしてもひとり |
14 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
15 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
16 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
17 | ところてん煙のごとく沈みをり |
18 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
19 | 寝ねかぬる子に応へつゝ涼みけり |
20 | 海へ射す日矢一条や青鷹 |
21 | 降る雪を挽歌と思う無策かな |
22 | かたつむり日月遠くねむるなり |
23 | 篠笛の韻張りつめし冬座敷 |
24 | おいと肩押されて桃の咲いてゐる |
25 | 海風を纏い秋暑を折り畳む |
26 | さやけくて妻とも知らずすれちがふ |
27 | 霜の夜の鉛筆匂うまで削る |
28 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
29 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
30 | 白地着て行きどころなしある如し |
31 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
32 | 八月のうぐひす幽し嶽の裏 |
33 | いつか山霧姉は姉のままで老い |
34 | 空腹のあと食べすぎる昼桜 |
35 | 聖書には申し分なき黒揚羽 |
36 | 退屈を鏡に見られ秋の昼 |
37 | 晩夏光過去呼び戻すしみ一つ |
38 | 鈴に入る玉こそよけれ春のくれ |
39 | 花冷の包丁獣脂もて曇る |
40 | 遠花火吊革揺れて二・三人 |
41 | 墓のうらに廻る |
42 | 一対か一対一か枯野人 |
43 | 東京メトロ風おさまりし夕桜 |
44 | 炎帝のさびしき起重機あそびかな |
45 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
46 | ホスピスや緑夜の鼓動ひびきわたる |
47 | 精神はぽつぺんは言うぞぽつぺん |
48 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
49 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
50 | 海大きすぎてサングラス外す |
2024年11月11日 06時55分更新(随時更新中)