現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年9月19日のデイリーキーワードランキング
1 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
2 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 牡丹百二百三百門一つ |
5 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
8 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
9 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 子規逝くや十七日の月明に |
12 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
13 | せきをしてもひとり |
14 | 芋の露連山影を正しうす |
15 | 菊日和付かず離れず添ふ八十路 |
16 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
17 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
18 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
19 | 縄跳びを休んでいたる羊雲 |
20 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
21 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
22 | 小梨咲く ブルーグレイの恋月夜 |
23 | 待つてゐる開かず踏切枯蟷螂 |
24 | 硯洗ふ墨あをあをと流れけり |
25 | 裃をぬけ出て只の年男 |
26 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
27 | 嗅いでゆく梅林一盗二婢づかれ |
28 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
29 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
30 | 火蛾舞うや醜の御楯という言葉 |
31 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
32 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
33 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
34 | 行く春のチーズが少しやわらかい |
35 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
36 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
37 | おろしやや目がうれしくてならぬなり |
38 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
39 | そよかぜや花びらが持つ記憶 |
40 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
41 | 長生きの命打こむ初太鼓 |
42 | いひぎりの実を宵の雨打ちにけり |
43 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
44 | しあわせを形にすれば青き踏む |
45 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
46 | 恙なしそれだけでいい蕗の薹 |
47 | 着飾りて水陽炎の中にゐる |
48 | 秋水や鯉のねむりは眼のはりて |
49 | 初日頭上常に遥かに父への距離 |
50 | まんじゆさげ月なき夜も蘂ひろぐ |
2024年9月21日 13時32分更新(随時更新中)