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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2018年9月26日のデイリーキーワードランキング

1

どの子にも涼しく風の吹く日かな
2

万緑の中や吾子の歯生え初むる
3

せきをしてもひとり
4

赤い椿白い椿と落ちにけり
5

金剛の露ひとつぶや石の上
6

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
7

たばしるや鵙叫喚す胸形変
8

バスを待ち大路の春をうたがはず
9

白牡丹といふといへども紅ほのか
10

古池や蛙飛びこむ水の音
11

鰯雲人に告ぐべきことならず
12

大往生大往生とけらつつき
13

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
14

ゆく秋やふくみて水のやはらかき
15

響爽かいただきますといふ言葉
16

曼珠沙華嫉妬の炎のごとく咲き
17

星空へ店より林檎あふれをり
18

桐一葉日当りながら落ちにけり
19

今生は病む生なりき烏頭
20

芋の露連山影を正しうす
21

空は太初の青さ妻より林檎うく
22

あたたかやむかし一文菓子うまし
23

母在りし夕べ偲べり冬至粥
24

すすき原もう結べない赤い糸
25

青柿のひとつ転がる微熱かな
26

うしろ姿の時雨てゆくか
27

恋煩いだろうか血を吐き胸が痛む
28

春風や闘志いだきて丘に立つ
29

蜩の声たたみ込む朱印帳
30

しまひ花火窓流行歌ぶちまけて
31

萬緑の中や吾子の歯生え初むる
32

ひとかゝへ濯ぐより蟬鳴きはじめ
33

舷梯をはづされ船の蛾となれり
34

光る時光は波に花芒
35

夜の三和土麦秋の人匂い立ち
36

菜の花がしあはせさうに黄色して
37

悪相の魚は美味し雪催
38

とびからす病者に啼いて梅雨寒し
39

深山蝶飛ぶは空気の燃ゆるなり
40

分け入つても分け入つても青い山
41

戦争が廊下の奥に立つてゐた
42

愛藏す東籬の詩あり菊枕
43

海くれて鴨のこゑほのかに白し
44

秋雨の瓦斯がとびつく燐寸かな
45

いくたびも雪の深さを尋ねけり
46

子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く
47

鳥籠へカフカは白く炸裂し
48

ある筈のない文字さがす冬紅葉
49

人生はときどき喜劇花嵐
50

痰一斗糸瓜の水も間に合はず


2024年11月11日 06時58分更新(随時更新中)
 

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