現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年10月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 青年鹿を愛せり嵐の斜面にて |
2 | 運動会少女の腿の百聖し |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
5 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 白昼を山の芒に囲まるる |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
10 | 蜩といふ名の裏山をいつも持つ |
11 | 頬杖の一人を残し紅葉燃ゆ |
12 | てんと虫一兵われの死なざりし |
13 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
14 | 熱燗の夫にも捨てし夢あらむ |
15 | 身に還る痛みよ乾く鵙の贄 |
16 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
17 | 咲き満ちてなほ咲く桜押し合へる |
18 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
19 | 握手して魂よりもあたたかし |
20 | 舌三寸戒め閻魔の顔に蜂 |
21 | 凩や海に夕日を吹き落す |
22 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
23 | 烏賊舟の数珠火かき消す秋驟雨 |
24 | 露けさの弥撒のをはりはひざまづく |
25 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
26 | 小面の秋思のひたと我に向く |
27 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
28 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
29 | いつまでも在る病人の寒卵 |
30 | 紫陽花や七色鉛筆抽斗に |
31 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
32 | 最澄の瞑目つづく冬の畦 |
33 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
34 | いきいきと三月生る雲の奧 |
35 | 冬支度出し入れ決らぬ老二人 |
36 | すさまじき真闇となりぬ紅葉山 |
37 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
38 | 娘等のうかうか遊びソーダ水 |
39 | あたたかい白い飯が在る |
40 | 蓮の葉もセーラー襟もひるがえる |
41 | 彼一語我一語秋深みかも |
42 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
43 | 砂浜の日毎に動き春けはひ |
44 | ひとつだけ窓に灯ともり月のゆくえ |
45 | 落暉いま地球のかなた秋惜しむ |
46 | 浦上は愛渇くごと地の旱 |
47 | 山鳩よみればまはりに雪がふる |
48 | 高舘や風のすすきの遠目癖 |
49 | 夕焼けて西の十万億土透く |
50 | 麿、変? |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)