現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年1月13日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
3 | 水枕ガバリと寒い海がある |
4 | この春も往きて帰らぬこと知りつ |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
7 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
8 | 屈原の詩朗々と冬の月 |
9 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
10 | どこまでが花どこからが花の闇 |
11 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
12 | 冬の蟇川にはなてば泳ぎけり |
13 | シクラメン弱きひかりの華やげり |
14 | 海に出て木枯帰るところなし |
15 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
16 | 雪ふれり生まれぬ先の雪ふれり |
17 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
18 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
19 | 牡丹百二百三百門一つ |
20 | 藍いろの火がきつとある桜の夜 |
21 | 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき |
22 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
23 | 簡単に次女は育って雪まろげ |
24 | 藍染めの浴衣短し南北線 |
25 | 愛語まじる闇ながれきて椿の火事 |
26 | 愛すべき私の未来寒卵 |
27 | 愛藏す東籬の詩あり菊枕 |
28 | 逢いたくて泣きたくて菜の花になる |
29 | 逢ひたくて凧をみてゐる風邪ごこち |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | 閻王の目にづかづかと入りこむ |
32 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
33 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
34 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
35 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
36 | 藍の花咲く番外の札所かな |
37 | 会津はや腹召すやうに蝶生まる |
38 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
39 | 着ぶくれて市民となりし村の衆 |
40 | 時ものを解決するや春を待つ |
41 | 藍甕の藍はしづもり梅雨の底 |
42 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
43 | 逢へなくば眼つむる癖や月見草 |
44 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
45 | 愛憎を母に放ちて秋に入る |
46 | あいつぎて訃報のありし年暮るる |
47 | 藍植うや孀ながらも一長者 |
48 | ああ小春我等涎し涙して |
49 | 吾在りて泛ぶ薄氷聲なき野 |
50 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
2024年11月11日 07時03分更新(随時更新中)