現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年6月30日のデイリーキーワードランキング
1 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | 大粒の雨が来さうよ鱧の皮 |
6 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
11 | 飛騨涼し北指して川流れをり |
12 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
13 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
14 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
15 | せきをしてもひとり |
16 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
17 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
18 | 夕焼けにアンコールワット燦然と |
19 | 田植女のまろび寝ふかし荒筵 |
20 | 信心の母にしたがふ盆会かな |
21 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
22 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
23 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
24 | ひとのため末黒野を行き落膽す |
25 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
26 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
27 | 入れものが無い両手で受ける |
28 | 分け入つても分け入つても青い山 |
29 | 冬薔薇や賞与劣りし一詩人 |
30 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
31 | 鯉裂いて取りだす遠い茜雲 |
32 | 墓のうらに廻る |
33 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
34 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
35 | ラ・カンパネラ聴くうしろより春愁 |
36 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
37 | 猛り啼く葭切に背を押されけり |
38 | 虹消えて忽ち君の無き如し |
39 | 水枕ガバリと寒い海がある |
40 | 住吉に凧揚げゐたる処女はも |
41 | 天渺々笑ひたくなりし花野かな |
42 | 花茣蓙に娘の体温の残りゐる |
43 | 春浅き麒麟の空の飛行雲 |
44 | 頭涼し麦生ひたすら蝶々ゆき |
45 | チユーリツプ喜びだけを持つてゐる |
46 | 結界のすれすれなりし草紅葉 |
47 | 消火栓赤き矢印寒の雨 |
48 | 鮎落ちて美しき世は終りけり |
49 | 鶫旅立つ朧月夜の朧の軀 |
50 | 火柱の中にわたしの駅がある |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)