現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年11月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
2 | 杉菜へと下ってゆきて一年経つ |
3 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
4 | 号泣の子と同方向の電車に乗る |
5 | 母の日や備中の山の石ここに |
6 | 好きな道すきに歩いて懐手 |
7 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
8 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
9 | 芋の露連山影を正しうす |
10 | あきぐみに陽の匂う風吹き来たる |
11 | 愛妻家小西昭夫氏蠅叩く |
12 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
15 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
16 | 牛と夫婦になる白いエプロンの農婦 |
17 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
18 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
19 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
20 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
21 | 山桜泪のいろはかくあるべし |
22 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
23 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
25 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
26 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
27 | 孔子一行衣服で赭い梨を拭き |
28 | 若鮎の二手になりて上りけり |
29 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
30 | 水の輪が重なり合って温みだす |
31 | 分け入つても分け入つても青い山 |
32 | 満月や大人になってもついてくる |
33 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
34 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
35 | これは時雨だ樅の木の謙虚な守り |
36 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
37 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
38 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
39 | 白に白重ぬる雪の音を聴く |
40 | 直青の野に疾き翳を逝かしむる |
41 | あけびの実軽しつぶてとして重し |
42 | 行く秋をすつくと鹿の立ちにけり |
43 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
44 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
45 | くちびるを出て朝寒のこゑとなる |
46 | きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中 |
47 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
48 | 紅梅の紅の通へる幹ならん |
49 | 海に出て木枯帰るところなし |
50 | 明日ありやあり外套のボロちぎる |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)