現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年6月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 牡丹百二百三百門一つ |
2 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
3 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
4 | 涼しさの温泉煙罩めて樹海かな |
5 | 時鳥女はものの文秘めて |
6 | 風に振る身の丈の恋クロッカス |
7 | 樺美智子忌白髪を手で梳けり |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
11 | 月明の一痕としてわが歩む |
12 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
13 | つかぬ事問われていたる残暑かな |
14 | 冬椿咲けり父母在り孝なさず |
15 | 海鳴のなほ遠く樺美智子の忌 |
16 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
17 | 黴の宿いくとせ恋の宿として |
18 | 五月雨を飲み干し橅の山太る |
19 | 蓮の花仏心不意に近付きぬ |
20 | はじめなかをはりいっさい大文字 |
21 | 吉備津彦神社蜥蜴の尾の長し |
22 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
23 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
24 | 柿簾影絵のごとく母在はす |
25 | ひとつ遅れて渚へふたつ冬帽子 |
26 | 全長のさだまりて蛇すすむなり |
27 | おそるべき君等の乳房夏来る |
28 | 棕櫚の花イスラムの唄こぼれ降る |
29 | 彳亍のままの孑孑子規の庵 |
30 | 秋の江に打ち込む杭の響かな |
31 | 蓮を見にほとけの母を連れて来し |
32 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
33 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
34 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
35 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
36 | 青梅を落としし後も屋根に居る |
37 | 星空へ店より林檎あふれをり |
38 | どろ葱をぬくや絶景入れかはる |
39 | 方丈の大庇より春の蝶 |
40 | 左岸に生まれ冬の月と渡る |
41 | 早苗饗餅搗きたて犇と笹衣 |
42 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
43 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
44 | 春の鮒不意に地鳴りのみなもと何処 |
45 | 身のなかの逢魔が辻の蛍かな |
46 | 過疎の子に山あり川あり栗くるみ |
47 | 存らえて傘寿この身の影涼し |
48 | 青梅の臀うつくしくそろひけり |
49 | 嚴しさも優しさもあり催花雨 |
50 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
2024年9月21日 13時25分更新(随時更新中)