現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年8月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 風立ちて星消え失せし枯木かな |
2 | 幻の大本営や鰯雲 |
3 | ものの種にぎればいのちひしめける |
4 | ひとすぢの秋風なりし蚊遣香 |
5 | 烏賊舟の数珠火かき消す秋驟雨 |
6 | 吾が啖ひたる白桃の失せにけり |
7 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
8 | 碧空に山充満す旱川 |
9 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
10 | 森の蜘蛛いつかは星のかかるかも |
11 | 八月や六日九日十五日 |
12 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
13 | 森深く蝶の乱舞と出合いけり |
14 | 森深く入りし白昼笹子鳴く |
15 | 紫苑ゆらす風青空になかりけり |
16 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
17 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
18 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
19 | 歩き初む児よ月光の青畳 |
20 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
21 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
22 | 確執の消し去りがたくすもも咲く |
23 | おそるべき君等の乳房夏来る |
24 | 全集の濃き藍色や草城忌 |
25 | 月光の帯 玄鯨の帰りゆく |
26 | 麦車馬に遅れて動き出づ |
27 | 森を見ぬ人あらばこそ佇つ一樹 |
28 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
29 | 蟬時雨子は擔送車に追ひつけず |
30 | 本読めば本の中より虫の声 |
31 | 森に入る道あり行かぬ良夜かな |
32 | 身めぐりを雪だか蝶だか日暮まで |
33 | 月光にぶつかつて行く山路かな |
34 | 蟻も歸るデルタ地帶を女歸る |
35 | 森一つ動かしに行く蟻の列 |
36 | くらやみへ くらやみへ 卵ころがりぬ |
37 | 雨音のかむさりにけり虫の宿 |
38 | 鬼柚子がでくでく熟れて坂の家 |
39 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
40 | 森を来て寒い切株明日がある |
41 | 一跳ねし枯野に眠る深海魚 |
42 | 坪庭の風も招きて新茶淹る |
43 | 晩年や夢を手込めの梨花一枝 |
44 | 曼珠沙華落暉も蘂をひろげけり |
45 | 見上げつつ桜並木の尽るまで |
46 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
47 | 飲めるだけのめたるころのおでんかな |
48 | やわらかな雪降っている魂揉みや |
49 | 四日はや句界にあそぶ志 |
50 | かあーと光る松を見つめてわれ有りぬ |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)