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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2021年6月の月間キーワードランキング

1

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
2

囀をこぼさじと抱く大樹かな
3

蝌蚪に打つ小石天変地異となる
4

秋つばめ包のひとつに赤ん坊
5

菜の花がしあはせさうに黄色して
6

星空へ店より林檎あふれをり
7

螢獲て少年の指みどりなり
8

萬緑の中や吾子の歯生え初むる -
9

春の浜大いなる輪が画いてある
10

蝉時雨子は担送車に追ひつけず
11

この道しかない春の雪ふる
12

バスを待ち大路の春をうたがはず
13

万緑の中や吾子の歯生え初むる
14

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
15

しんしんと肺碧きまで海の旅
16

金剛の露ひとつぶや石の上
17

流れ行く大根の葉の早さかな
18

卒業の兄と来てゐる堤かな
19

どの子にも涼しく風の吹く日かな
20

ものの種にぎればいのちひしめける
21

牡丹百二百三百門一つ
22

泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む
23

青蛙おのれもペンキぬりたてか
24

跳箱の突き手一瞬冬が来る
25

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
26

おおかみに蛍が一つ付いていた
27

外にも出よ触るるばかりに春の月
28

芋の露連山影を正しうす
29

入れものが無い両手で受ける
30

右の眼に大河左の眼に騎兵
31

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
32

方丈の大庇より春の蝶
33

一日もの云はず蝶の影さす
34

ちるさくら海あをければ海へちる
35

七月の青嶺まぢかく熔鑛炉
36

蟬時雨子は擔送車に追ひつけず
37

算術の少年しのび泣けり夏
38

戦争が廊下の奥に立つてゐた
39

蟬時雨子は担送車に追ひつけず
40

おそるべき君等の乳房夏来る
41

露の玉蟻たぢたぢとなりにけり
42

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
43

いくたびも雪の深さを尋ねけり
44

海くれて鴨のこゑほのかに白し
45

分け入つても分け入つても青い山
46

せきをしてもひとり
47

のどけさに寝てしまひけり草の上
48

蛍獲て少年の指みどりなり
49

大寒の東京駅に人を待つ
50

桜散るあなたも河馬になりなさい


2024年11月11日 07時09分更新(随時更新中)
 

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