現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年10月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
4 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
5 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
6 | 音もなく歩くお方や城の秋 |
7 | 方丈の大庇より春の蝶 |
8 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
9 | ゆるむことなき秋晴の一日かな |
10 | 入れものが無い両手で受ける |
11 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
12 | 中世の秋やひとりのけものみち |
13 | ここまでと踵返せり大花野 |
14 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
15 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
16 | 星空へ店より林檎あふれをり |
17 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
18 | 赤富士に露滂沱たる四辺かな |
19 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
20 | 尾を曳きて真白き船と日は去りぬ |
21 | この道しかない春の雪ふる |
22 | いましがた出かけられしが梅雨の雷 |
23 | わがからだ焚火にうらおもてあぶる |
24 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
25 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
26 | 潮曇松の根方の花火殻 |
27 | 重ね着の中に女のはだかあり |
28 | かなしめば鵙金色の日を負ひ来 |
29 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
30 | 兜虫漆黒の夜を率てきたる |
31 | 入学の朝ありあまる時間かな |
32 | 山国や空にただよう花火殻 |
33 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
34 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
35 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
36 | 蜩を磐梯山と惜しみけり |
37 | 少年の遠まなざしや日脚のぶ |
38 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
39 | 青簾吊りたる闇に収まれり |
40 | 分け入つても分け入つても青い山 |
41 | 打水やビルの谷間の小待合 |
42 | 秋蝉のこゑ澄み透り幾山河 |
43 | ほのとみすてりあすじんじゃあのはな |
44 | 響爽かいただきますといふ言葉 |
45 | 鵙の啼く街まつしろに描くかな |
46 | 落鷹のこゑ諾へり暁の闇 |
47 | あなたが死んで宿り木に雪我に雪 |
48 | 落葉踏む今日の明るさ明日もあれ |
49 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
50 | 末枯れの癇脈となり畝のこる |
2024年9月21日 13時24分更新(随時更新中)