現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年11月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | ものの種にぎればいのちひしめける |
3 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
4 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
5 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
6 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
7 | 螢獲て少年の指みどりなり |
8 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
9 | この道しかない春の雪ふる |
10 | かなしめば鵙金色の日を負ひ来 |
11 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
12 | 我家まで月の一すぢ |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 海に出て木枯帰るところなし |
15 | 一日もの云はず蝶の影さす |
16 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
17 | 山桜雪嶺天に声もなし |
18 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
19 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
20 | 雨ふるふるふるさとははだしであるく |
21 | 裸子がわれの裸をよろこべり |
22 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
23 | ろりろりと印度の少女雲を嚙む |
24 | 彼一語我一語秋深みかも |
25 | 重ね着の中に女のはだかあり |
26 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
27 | これよりの炎ゆる百日セロリ噛む |
28 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
29 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
30 | 香水をしのびよる死の如くつけ |
31 | 風哭かせ山脈哭かせ冬さくら |
32 | しぐるるや駅に西口東口 |
33 | 春一番乱調きざす株相場 |
34 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
35 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
36 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
37 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
38 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
39 | 車にも仰臥という死春の月 |
40 | 鳥渡り明日はと望む山夏野 |
41 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
42 | 白虎いま涼しすずしと巌を征く |
43 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
44 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
45 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
46 | 千の手の一つを真似る月明かり |
47 | 人肉を喰ふ雲の出づ潮干潟 |
48 | 芋の露連山影を正しうす |
49 | 近づけば暗黒であり大紅葉 |
50 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
2024年11月11日 07時04分更新(随時更新中)