現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年2月23日のデイリーキーワードランキング
1 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
2 | 石の上置かれたやうに赤とんぼ |
3 | あちこちにおひとりさま揺れ波の花 |
4 | 冬日宙少女鼓隊に母となる日 |
5 | このまま眠れば多摩川心中いぬふぐいり |
6 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
7 | 曲線のひるむことなき寒卵 |
8 | 筆硯に多少のちりも良夜かな |
9 | 石仏の頤伝ふ春の雨 |
10 | 冬雨にずぶ濡れて柔らかし |
11 | 戦争はない 廊下を走る学童よ |
12 | 方丈の大庇より春の蝶 |
13 | 石投げて川濁りたる桜桃忌 |
14 | 白玉の昼の底より浮きあがる |
15 | 海に出て木枯帰るところなし |
16 | 忘れいし木の実宇宙の無重力 |
17 | 金魚田のさまざまな影さかしまに |
18 | 具足煮に梁ひくくしぐれけり |
19 | をさなくて蛍袋のなかに栖む |
20 | 石臼や妻抱く時も霜育つ |
21 | 石ばかり松ばかり見て二月逝く |
22 | 雪まみれ皆んな地靈になつてゐる |
23 | 石抛る石は吾なり天の川 |
24 | 石蹴つて鎌倉の冬起こしけり |
25 | をみならも涼しきときは遠を見る |
26 | 帰還せりただ俯いて花として |
27 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
28 | 天窓を開けて明るい雛あられ |
29 | 曼珠沙華嫉妬の炎のごとく咲き |
30 | 火蛾舞うや醜の御楯という言葉 |
31 | 石山に風生れ二月動き出す |
32 | 蟻台上に飢ゑて月高し |
33 | おたまじゃくし生れて雲をくだくなり |
34 | 灯の中に灯の育ちおり夜半の春 |
35 | 石一つ堰きて綾なす秋の水 |
36 | 線量計差したる川を鮭上る |
37 | 石段を上れば古代桃の花 |
38 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
39 | 碑の裏は縷々たる戦記木の実降る |
40 | 千切りが好きで大根ばかり買う |
41 | 雪国に子を生んでこの深まなざし |
42 | 石段の変らぬ堅さ初詣 |
43 | 石の上につくねんとある思想かな |
44 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
45 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
46 | 高階に見る逆光のアキアカネ |
47 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
48 | 竜淵に潜みて人のけはひせず |
49 | ラグビーの頬傷ほてる海見ては |
50 | 遠太鼓鳩尾で聞く秋祭 |
2024年11月11日 06時45分更新(随時更新中)