現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年6月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
3 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
4 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
5 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
6 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
7 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
10 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
11 | 八月や六日九日十五日 |
12 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
13 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
14 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
15 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
16 | 海に出て木枯帰るところなし |
17 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
18 | 一日もの云はず蝶の影さす |
19 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
20 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
21 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
22 | 入れものが無い両手で受ける |
23 | 永き日の鐘と撞木の間かな |
24 | 生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉 |
25 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
26 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
27 | 月光に深雪の創のかくれなし |
28 | 一生の楽しきころのソーダ水 |
29 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
30 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
31 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
32 | 降る雪や玉のごとくにランプ拭く |
33 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
34 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
35 | 硯洗ふ墨あをあをと流れけり |
36 | おそるべき君等の乳房夏来る |
37 | 螢獲て少年の指みどりなり |
38 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
39 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
40 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
41 | 森を出て花嫁来るよ月の道 |
42 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
43 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
44 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
45 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
46 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
47 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
48 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
49 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
50 | 水中花誰か死ぬかもしれぬ夜も |
2024年9月21日 13時48分更新(随時更新中)