現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年7月11日のデイリーキーワードランキング
1 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
3 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
4 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
7 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
8 | 方丈の大庇より春の蝶 |
9 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
10 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
11 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
12 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
13 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
14 | 星空へ店より林檎あふれをり |
15 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
16 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
17 | あやまちはくりかへします秋の暮 |
18 | 降る雪を仰げば昇天する如し |
19 | 万緑や死は一弾を以て足る |
20 | ちるさくら海あをければ海へちる |
21 | 入れものが無い両手で受ける |
22 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
23 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
24 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
25 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | 雪晴れてわが冬帽の蒼さかな |
28 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
29 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
30 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
31 | 青林檎置いて卓布の騎士隠る |
32 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
33 | 神山の端山に住みて星月夜 |
34 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
35 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
36 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
37 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
38 | 金魚大鱗夕焼の空の如きあり |
39 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
40 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
41 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
42 | 天然の風吹きゐたりかきつばた |
43 | 落日に橋つつまれし空襲忌 |
44 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
45 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
46 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
47 | 折目より砂粒こぼれ夏逝けり |
48 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
49 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
50 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
2024年11月11日 07時04分更新(随時更新中)