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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2023年3月24日のデイリーキーワードランキング

1

漬物桶に塩ふれと母は産んだか
2

紅きもの欲り且つ怖れ雪女郎
3

花散るや耳ふって馬おとなしき
4

催花雨や空き家に人の出入りして
5

さくら散るうねりの下の淡水魚
6

旅の果麦秋の村俯瞰して
7

一もとの姥子の宿の遅ざくら
8

これよりは恋や事業や水温む
9

何もかも雪に広げて農具市
10

こおどりして餠花くらき部屋通る
11

人に生まれ桜に生まれ星遠し
12

咲き満ちてなほ咲く桜押し合へる
13

中空にとまらんとする落花かな
14

ある夜月に富士大形の寒さかな
15

物の芽のほぐれほぐるる朝寝かな
16

山又山山桜又山桜
17

をさなくて蛍袋のなかに栖む
18

蝶結びほどけば幾千万の蝶
19

樺美智子忌白髪を手で梳けり
20

木瓜咲くや漱石拙を守るべく
21

わが恋は人とる沼の花菖蒲
22

夢に見し芒が原に居る不思議
23

冬木の芽孫も年頃寡黙なる
24

弥生卯月と遅遅たり籠に白よもぎ
25

ひき返すべき風景や西行忌
26

人にまだ触れざる風や朝桜
27

削るほど紅さす板や十二月
28

青海に額ぶつけて泳ぎ出づ
29

あたたかな 雨が降るなり枯葎
30

手を振れば千の手が振る桜の夜
31

山の色釣り上げし鮎に動くかな
32

覇者に紙ふぶき敗者に花吹雪
33

終戦の夜汽車愛と死立ちて読む
34

雪催ふ琴になる木となれぬ木と
35

こがらしの紙の折目に花の種子
36

初場所やかの伊之助の白き髭
37

冬枯れのまたたきに似て父の椅子
38

梅一輪一筆箋へしをりけり
39

青空や花は咲くことのみ思ひ
40

ひとつずつしがらみ消える彼岸明け
41

木々芽吹く言葉自在に光りくる
42

花冷の闇にあらはれ篝守
43

宵寝して年越蕎麦に起こさるる
44

ふだん着でふだんの心桃の花
45

露草や飯吹くまでの門歩き
46

茶箪笥を積み込んでいる立春
47

かりそめの世とは思はじ古稀の春
48

破れ傘一生涯と眺めやる
49

早乙女の袂ほどきし書餉かな
50

朝顔の紺のかなたの月日かな


2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)
 

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