現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年12月29日のデイリーキーワードランキング
1 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
2 | 物の芽のほぐれほぐるる朝寝かな |
3 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
4 | 武蔵野に明日は初日となる夕日 |
5 | 塗り下駄に妹が素足や今朝の秋 |
6 | 曼珠沙華落暉も蘂をひろげけり |
7 | 中世の秋やひとりのけものみち |
8 | 千の虫鳴く一匹の狂ひ鳴き |
9 | 白き巨船きたれり春も遠からず |
10 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
11 | 春蘭の花とりすつる雲の中 |
12 | 凍夜この山より山と山とかさなりてあり |
13 | 鏡の中へ入ってしまう一張羅 |
14 | 方丈の大庇より春の蝶 |
15 | 他界より来てまた帰る生姜売り |
16 | 蟬声もページに込めて 日記閉ず |
17 | 照れば金日翳れば銀芒かな |
18 | 白桃に入れし刃先の種を割る |
19 | 獅子舞は入日の富士に手をかざす |
20 | みちのくの伊達の郡の春田かな |
21 | ある日幹に白糸曳いて兜虫 |
22 | 冬に向く伊吹嶺という座禅僧 |
23 | ラガー等の遠く静かに激突す |
24 | まっすぐな白富士の風音楽す |
25 | 鮟鱇のよだれの中の小海老かな |
26 | さまざまの水鳥湖の平和かな |
27 | われ亡くて山べのさくら咲きにけり |
28 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
29 | どこかに黙っている櫻はないか |
30 | 元日や山明けかかる雪の中 |
31 | そもそものはじめは紺の絣かな |
32 | 口開いて矢大臣よし初詣 |
33 | ああ言へばかう言ふ年の又明くる |
34 | 家族みな融かされている夕茜 |
35 | まづ拝む窓の遠富士初稽古 |
36 | 凍の夜も鰈の腹は白からむ |
37 | 鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな |
38 | 火の山の阿蘇のあら野に火かけたる |
39 | 億年のなかの今生実南天 |
40 | 誠実に氷菓を痩せさせるあなた |
41 | 河鹿笛谷川の風抜ける宿 |
42 | 祈りとは白き日傘をたたむこと |
43 | 白魚が遺せし水のしづかなる |
44 | 住み古りて封書一通くる旱 |
45 | 暖炉灼く夫よタンゴを踊ろうか |
46 | 自然薯がおのれ信じて横たはる |
47 | やり場なき怒り鎮めん水を打つ |
48 | あをあをと瀧うらがへる野分かな |
49 | くれなゐのこころの闇の冬日かな |
50 | あをあをと年越す北のうしほかな |
2024年11月11日 07時04分更新(随時更新中)