現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年1月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 粉雪と思わば風の散らす雪 |
2 | 白をもて一つ年とる浮鷗 |
3 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
4 | 一日もの云はず蝶の影さす |
5 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
6 | 秋暑し鋼びかりの山の墓 |
7 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
8 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
9 | 寒波急日本は細くなりしまま |
10 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
11 | この道しかない春の雪ふる |
12 | 海に出て木枯帰るところなし |
13 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
14 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
15 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
16 | 螢獲て少年の指みどりなり |
17 | 大榾をかへせば裏は一面火 |
18 | ふと覚めし雪夜一生見えにけり |
19 | 春雨のわれまぼろしに近き身ぞ |
20 | 耳ふたつあればふたつの寒さかな |
21 | 夕影は流るる藻にも濃かりけり |
22 | 七日はや煤によごれし軒雀 |
23 | 梧桐に少年が彫る少女の名 |
24 | ものの種にぎればいのちひしめける |
25 | 風花やまばたいて瞼思い出す |
26 | をみなえし又きちかうと折りすすむ |
27 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
28 | 喉にまで赤く刺さりて海市立つ |
29 | 霧氷ならざるは吾のみ佇みぬ |
30 | 雪に来て見事な鳥のだまり居る |
31 | また一人遠くの蘆を刈りはじむ |
32 | イエスより軽く鮟鱇を吊りさげる |
33 | 月夜の葦が折れとる |
34 | 父の死後すこし躄りし陶狸 |
35 | 紅梅の紅の通へる幹ならん |
36 | 蛍獲て少年の指みどりなり |
37 | ダイヤモンドダスト見詰めて目の熱き |
38 | 七生七たび君を娶らん 吹雪くとも |
39 | てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ |
40 | 犬交る街へ向けたり眼の模型 |
41 | 片隅で椿が梅を感じてゐる |
42 | 一鷹を生む山風や蕨伸ぶ |
43 | 帰る家ありて帰りぬ秋の暮 |
44 | 初富士の大きかりける汀かな |
45 | 墓のうらに廻る |
46 | 花杏受胎告知の翅音びび |
47 | 元日の人通りとはなりにけり |
48 | じゃんけんで負けて蛍に生まれたの |
49 | 蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日 |
50 | うつむきて歩く心や蓼の花 |
2024年9月21日 13時32分更新(随時更新中)