現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年7月9日のデイリーキーワードランキング
1 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
3 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
4 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
5 | いとほしや人にあらねど小紫 |
6 | 星空へ店より林檎あふれをり |
7 | 方丈の大庇より春の蝶 |
8 | 波照間島の稲搗波と酌みにけり |
9 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
10 | 一日もの云はず蝶の影さす |
11 | 螢獲て少年の指みどりなり |
12 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
13 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
14 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
15 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
16 | 天の川三途の川を濁らせよ |
17 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
18 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
19 | 和布刈る神の五百段ぬれてくらし |
20 | 家を出て手を引かれたる祭かな |
21 | あさまらのめでたき春となりにけり |
22 | 寝返りし子は月光に近づきぬ |
23 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
24 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
25 | 冷奴隣に灯先んじて |
26 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
27 | むつつりと上野の桜見てかへる |
28 | 吾在りて泛ぶ薄氷聲なき野 |
29 | 鳥雲に空に刷ったる青海波 |
30 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
31 | 春の月ありしところに梅雨の月 |
32 | 蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな |
33 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
34 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
35 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
36 | 炎天の空美しや高野山 |
37 | 沈黙の池に亀一つ浮き上る |
38 | 子ら去りて風の声聴く十三夜 |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | 山の色釣り上げし鮎に動くかな |
41 | 重信忌その後書かざる日記かな |
42 | 時ものを解決するや春を待つ |
43 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
44 | 我儘はひとことで足る冬かもめ |
45 | 夜桜やうらわかき月本郷に |
46 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
47 | 金閣を泥に沈めて蓮咲けり |
48 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
49 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
50 | せきをしてもひとり |
2024年11月11日 04時45分更新(随時更新中)