現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年7月10日のデイリーキーワードランキング
1 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2 | 星空へ店より林檎あふれをり |
3 | 方丈の大庇より春の蝶 |
4 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
5 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
6 | 春の夜や衣桁の裾にひそむ鬼 |
7 | 月夜の葦が折れとる |
8 | 十六夜の竹ほのめくにをはりけり |
9 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 七十路や新しき事弥生道 |
12 | 炎天へ打つて出るべく茶漬飯 |
13 | 桐の実の空を鳴らして暮れゆけり |
14 | 月光に深雪の創のかくれなし |
15 | 身ほとりを冷ますあやめを植ゑにけり |
16 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
17 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
18 | 桃熟るる風にとどめて遠瞬き |
19 | 油照り電線の張り確実に |
20 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
21 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
22 | 花野行われは影から抜けだせず |
23 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
24 | 海に出て木枯帰るところなし |
25 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
26 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
27 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
28 | 油照り護符いちまいの産屋見え |
29 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
30 | 住吉にすみなす空は花火かな |
31 | 天の川わたるお多福豆一列 |
32 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
33 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
34 | 蚯蚓なくあたりへこごみあるきする |
35 | 粉雪ふるまでのやさしい潦 |
36 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
37 | 祭笛吹いて老い先案内人 |
38 | 風上に白鳥あそび年立てり |
39 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
40 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
41 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
42 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
43 | 僧兵のごと紫陽花のなだれ咲き |
44 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
45 | 遠富士へ萍流れはじめけり |
46 | 朝顔の双葉のどこか濡れゐたる |
47 | 茶筅置く畳一と目の日射しかな |
48 | 牡丹百二百三百門一つ |
49 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
50 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
2024年9月21日 13時32分更新(随時更新中)