フランス領南方地域国立自然保護区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/14 16:13 UTC 版)
歴史
この自然保護区は、2006年10月3日のデクレで創設され[7]、2016年12月に保護区の境界線が拡大され、60万 km2以上になった[2]。
2008年9月15日には、面積2,337,100 haがラムサール条約の登録地となった[3]。
管理
この自然保護区はフランス領南方・南極地域(TAAF) が管理している。
世界遺産
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ケルゲレン諸島の景観 | |||
英名 | French Austral Lands and Seas | ||
仏名 | Terres et mers australes françaises | ||
面積 | 67,296,900 ha | ||
登録区分 | 自然遺産 | ||
IUCN分類 | IV[1][注釈 1] | ||
登録基準 | (7), (9), (10) | ||
登録年 |
2019年 (第43回世界遺産委員会) | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
使用方法・表示 |
第43回世界遺産委員会にて、「フランス領南方地域の陸と海」の名で正式に登録された[8]。フランスの世界遺産では5番目の自然遺産であり、フランスの海外県・海外領土の世界遺産は、ニューカレドニアの礁湖:サンゴ礁の多様性と関連する生態系、レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群、タプタプアテア(フランス領ポリネシア)に次いで4件目である。
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
- (9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
- (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
注釈
出典
- ^ a b c Muséum national d'Histoire naturelle (2003+). “Terres australes françaises (FR3600161)”. 2014年1月6日閲覧。
- ^ a b c "Décret n° 2016-1700 du 12 décembre 2016 portant extension et modification de la réglementation de la réserve naturelle nationale des Terres australes françaises". Légifrance. 2019年9月23日閲覧。
- ^ a b c “Réserve naturelle nationale des Terres australes francaises”. Ramsar Sites Information Service. 2019年9月23日閲覧。
- ^ « Réserve naturelle », site Internet des Terres australes et antarctiques françaises.
- ^ « Patrimoine biologique », site Internet des Terres australes et antarctiques françaises.
- ^ a b “French Austral Lands and Seas” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2023年5月17日閲覧。
- ^ “Décret n°2006-1211 du 3 octobre 2006 portant création de la réserve naturelle des Terres australes françaises”. 2019年9月23日閲覧。
- ^ 世界遺産検定事務局「2019年新情報と「百舌鳥・古市古墳群」 (PDF) 」
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