内線電話 内線電話網の構成と利用方法

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 情報 > 通信技術 > 電話 > 内線電話の解説 > 内線電話網の構成と利用方法 

内線電話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/18 05:21 UTC 版)

内線電話網の構成と利用方法

コスト削減と機能拡充のため各種構成が使用される。

事業所集団電話

事業所集団電話 (centrex service) とは、電気通信事業者の施設内に事業所用の内線電話交換機を設置して、レンタルするサービス。内線1回線ごとに電話加入権が必要である。ダイヤルインサービスなどに置き換えられた。

仮想内線網

仮想内線網 (Virtual Private Network) は、公衆網内に仮想的な内線網を構築し、定額の料金で通信できるサービスである。

公専接続

公専接続 (connection of public telephone networks with internal private circuit) とは、公衆交換電話網と内線の通話の際に、公衆網を通過する距離を短くし公衆網の利用料金を安くする手法である。公衆網の通話料金が距離に比例して高くなっていた時代に使用されていた。

公専公接続

公専公接続 (connection of public telephone networks by internal private circuit) とは、公衆交換電話網相互間の通話の際に、専用通信回線で中継し利用料金を安くする手法である。公衆網の利用料金が高い時代には、電気通信事業者の保護のため禁止されていたが、段階的に自由化された。

内線電話網の歴史

1868年トーマス・グラバー長崎市南山手のグラバー邸から高島の小島の別荘へ海底ケーブルを引き、日本初の私設電話を設置した。

1886年、足尾銅山に日本初の私企業の私設電話が設置された。

1902年、加入電話と私設電話との接続が可能となった。

手動交換機の時代は交換手が内線相互の接続も行っていた。1940年代から、ステップバイステップ交換機により内線相互通話のダイヤル自動化が行われたが、外線との相互接続は交換手が行っていた。

1950年代から、クロスバー交換機により内線からの外線発信が自動化された。外線から内線への通話は中継台経由であった。

1960年代から、事業所集団電話・ダイヤルインサービスの開始により外線から内線への直接着信も可能となった。

1980年代から、電子化・デジタル化が行われ多機能化した。

2010年代に入り、日本のIP電話のグループ内通話定額制より、通話料金の節約よりその他の機能が重要となった。

関連項目




「内線電話」の続きの解説一覧




内線電話と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「内線電話」の関連用語

内線電話のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



内線電話のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの内線電話 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS