新津バイパス
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概要
新津バイパス
新潟市江南区茅野山から同市秋葉区古田に至る区間。この区間については「新津バイパス」が通称として広く使用されているが、正式な事業名称は亀田新津道路(かめだにいつどうろ)である。新潟・阿賀野方面からは、亀田バイパス・茅野山ICから1車線で分岐したランプウェイが、そのまま新津方面に直結する形で接続されている。
逆に、新津方面から新潟方面へはランプウェイで亀田BPに流入することができる。新津方面から阿賀野方面への流入は、開通当初は相互間の通行量が少なかったため、現在も信号機設置の平面交差のままとなっている(国道49号本線を横断して右折する必要がある)。しかし、この阿賀野方面の右折車線は新潟方面へ向かう1車線のランプウェイと共用しており、右折車両が多い時などにはしばしば渋滞が発生している。
新津バイパスは全線暫定2車線の一部立体交差で、他道路との接続はすべて交差点上での平面交差となっている。茅野山IC - 古田交差点間はおよそ8 kmであるが、朝夕ラッシュ時は全域にわたって渋滞が発生する。市内中心部から新津・小須戸方面に至るルートはこの新津バイパスの他、新潟県道1号新潟小須戸三条線、新潟県道5号新潟新津線、市道嘉瀬蔵岡線及び新津郷広域農道などがあるが、メインルートである新津BPでは日常的に渋滞・速度低下が発生している。
2006年(平成18年)から新津中心部の古田交差点周辺で車線を増設するための拡幅工事が行われ、2007年(平成19年)春に供用を開始した。これにより、同交差点を中心とする渋滞は若干ながら改善された。
路線データ
新津南バイパス
新津バイパスから引き続き、秋葉区矢代田に至る区間。全線2車線で、他道路との接続はすべて交差点上での平面交差となっている。国道403号は終点より県道41号経由の旧道区間と小須戸田上バイパスの併走となる。
路線データ
- 起点 - 新潟市秋葉区古田
- 終点 - 同区矢代田
- 全長 - 5.5 km
小須戸田上バイパス
秋葉区矢代田から南蒲原郡田上町羽生田に至る延長7.78 kmの区間[4][5]。朝夕における慢性的渋滞の解消および幅員狭小・歩道未整備区間の解消を目的に建設された[5]。新潟市側の2.75 kmを新潟市が、田上町側の5.03 kmを新潟県が施行した[4]。2020年(令和2年)3月22日に全線が開通した[6][7][8]。この全線開通により、新潟市中心部と田上町・加茂市との幹線ルートが完成することとなった。
路線データ
- 起点 - 新潟市秋葉区矢代田[5][9]
- 終点 - 南蒲原郡田上町羽生田[5][9]
- 全長 - 7.78 km [5][9][10]
- 規格 - 第3種第2級[5][9][10]
- 道路幅員 - 26.0 m(暫定13.0 m [5][9])
- 車線幅員 - 3.25 m [5][9]
- 車線数 - 暫定2車線[5][9] (完成4車線)
- 設計速度 - 60 km/h[5][9][10]
三条北バイパス
田上町羽生田から加茂市を経由して三条市塚野目に至る延長8.32 kmの区間で、かつては事業名称も三条北バイパスとして実施されていたが、事業名称には三条北道路が用いられている[11][12]。起点から加茂市街地西側までの3.58 kmの区間が2016年(平成28年)3月末までに供用を開始し[11]、2022年(令和4年)12月10日には加茂市大字下条から三条市下保内までの1.56 kmが開通した[13]。2018年現在も順次整備事業が進められており、2018年度(平成30年度)に用地買収を完了予定[14]。2024年(令和6年)3月23日に全線が開通した[15]。
路線データ
- 起点 - 南蒲原郡田上町羽生田[11]
- 終点 - 三条市塚野目[11]
- 全長 - 8.32 km [11]
- 規格 - 第3種2級
- 道路幅員 - 26.0 m
- 車線幅員 - 3.25 m
- 車線数 - 暫定2車線(完成4車線)
- 設計速度 - 60 km/h
- ^ a b 『広報にいつ』第435号 1981年2月1日 p.2 新津バイパスがいよいよ今春開通に 新津市
- ^ a b 『広報にいつ』第441号 1981年5月1日 pp.2-3 新潟・新津バイパスが開通 新津市
- ^ a b c d “『広報にいつ』第768号 1994年12月15日 p.16 新津南バイパスが開通”. 新潟市図書館. 広報紙バックナンバー一覧(平成18年12月以前). 新津市 (1994年12月15日). 2020年5月19日閲覧。
- ^ a b c “小須戸田上バイパスイメージ平面図”. 新潟県 三条地域振興局 地域整備部. 2019年9月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “一般国道403号 小須戸田上バイパス全線開通” (PDF). 新潟県 三条地域振興局 地域整備部道路課・新潟市土木部東部地域土木事務所. 2020年4月20日閲覧。
- ^ “小須戸田上バイパスが全線開通。新潟・秋葉、田上、加茂、三条間のアクセスが向上”. にいがた経済新聞 (2020年3月22日). 2020年3月22日閲覧。
- ^ a b “一般国道403号 小須戸田上バイパスが開通しました(令和2年3月22日)パンフレット追加(4月9日)”. 新潟県 三条地域振興局 (2020年4月9日). 2020年4月20日閲覧。
- ^ a b “一般国道403号 小須戸田上バイパス” (PDF). 新潟市. 2020年4月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p リーフレット:祝開通 小須戸田上バイパス.新潟県 三条地域振興局 地域整備部.2014年5月発行 - ウェイバックマシン(2015年9月8日アーカイブ分)
- ^ a b c “国道403号 小須戸田上バイパス 事業パンフレット” (PDF). 新潟市 (2016年3月). 2018年5月26日閲覧。
- ^ a b c d e “一般国道403号三条北バイパス進捗状況:三条北バイパス地図”. 新潟県 三条地域振興局 地域整備部. 2019年9月15日閲覧。
- ^ “平成30年度 再評価実施事業概要一覧表(土木部)” (PDF). 新潟県土木部. 2021年11月26日閲覧。
- ^ a b 『【三条】一般国道403号三条北バイパスが令和4年12月10日土曜日午後2時に部分開通します』(プレスリリース)新潟県三条地域振興局地域整備部、2022年11月29日 。2022年12月3日閲覧。
- ^ “令和2年3月22日(日曜日)午後3時 一般国道403号小須戸田上バイパスが全線開通します”. 新潟県 (2020年2月6日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ a b 『令和6年3月23日(土)午後2時 一般国道403号三条北道路が開通します』(PDF)(プレスリリース)新潟県三条地域振興局地域整備部、2024年2月22日 。2024年3月23日閲覧。
- ^ 『広報にいつ』第408号 1979年12月15日 pp.2-3 「三条・新津バイパス線国道昇格期成同盟会」が発足 新津市
- ^ “『広報にいつ』第495号 1983年8月1日 p.5 新津南バイパスが開通”. 新潟市図書館. 広報紙バックナンバー一覧(平成18年12月以前). 新津市 (1993年8月1日). 2020年5月19日閲覧。
- ^ 道路開通情報 新潟市
- ^ “平成28年3月27日 国道403号・小須戸田上バイパスの一部区間が開通しました”. 新潟市. 2019年9月15日閲覧。
- ^ “国道403号小須戸田上バイパスの一部区間が開通”. ケンオー・ドットコム (2016年3月28日). 2018年5月26日閲覧。
- ^ 『国道403号三条北バイパス県道長岡栃尾巻線~市道下条矢立境線までの740 m区間が開通します』(プレスリリース)新潟県 三条地域振興局 地域整備部、2016年3月7日 。 - Wayback machineによるアーカイブ
- ^ “広報かも お知らせ版 No.865” (PDF). 加茂市. p. 1 (2016年3月15日). 2020年5月19日閲覧。
- ^ “一般国道403号小須戸田上バイパスが部分的に開通します!”. 新潟県三条地域振興局地域整備部. 2019年9月15日閲覧。
- ^ “フラワーロードの父・遠山悦男さん逝く 新潟市秋葉区の国道沿い彩り26年”. 新潟日報. (2020年10月17日)
- ^ 「フラワーロード種まき報告」(PDF)『季刊情報誌「炎」』2020秋号、越後天然ガス、6頁。
- ^ “国道403号フラワーロード実行委員会の設立と作業状況”. 令和2年度第3回 秋葉区自治協議会 資料. 新潟市秋葉区. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “橋梁年鑑 昭和55年版” (PDF). 日本橋梁建設協会. pp. 146, 147. 2020年10月5日閲覧。
- ^ “橋梁上部工事”. 越後交通鉄工所. 2020年4月21日閲覧。
- ^ “橋梁年鑑 平成5年版” (PDF). 日本橋梁建設協会. pp. 202, 203. 2020年10月5日閲覧。
固有名詞の分類
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