月亭八光 実父との関係

月亭八光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 02:09 UTC 版)

実父との関係

八光という高座名の由来は、「親の七光を越えてほしい」という、八方の父としての想いから付けられたものである。その一方でよく他の先輩芸人に「父親に頼りすぎ」などと評されている。本人も相撲の若貴を見習って一時期、親子の縁を切って師弟のみの関係となったが、親子ともにそれを忘れてしまい頓挫。現在は蝶ネクタイに短パンの、いわゆるアホボンルックで登場するなど、むしろ親の七光りを自らの芸風としている。 元々仁鶴に弟子入りしたかったが、八方が仁鶴に気を使うからという理由で却下。その次に大大師匠である米朝への弟子入りを母親に相談すると「3日で八方超す気か?」と反対される。ならばと今度は八方に大師匠の可朝に弟子入りの相談をしたら、八方と八光が兄弟弟子になりややこしくなること、可朝自身がこのころ既に吉本興業からケーエープロダクションに移籍していたことや、親子での仕事がしづらいなどの理由や「父に面倒を見てもらえばよい」という可朝の考えもあり、却下された(八方曰く、「うちの師匠の連絡先知らん」)。その後、正式に入門するため、八方がレギュラーを務めていた毎日放送すてきな出逢い いい朝8時』の生放送終了後、近所の喫茶店で話し合いが設けられ、正式に入門が許された。

ほかに用意されていた高座名は「小八方」「光八(みつばち)」など。他にも子供の頃からお世話になっていたザ・ぼんちぼんちおさむからは「ぼん八(ぼんぱち)」など候補があった。どれも漢字の「八」が入っている。

他に親子で兄弟弟子という落語家は、三遊亭好楽三遊亭王楽2代目桂春蝶3代目桂春蝶などの例がある(ただし3代目春蝶は、父である2代目が没してから入門している)。そのため王楽、3代目春蝶、2代目林家木久蔵2代目林家三平と通称「坊ちゃん5」として、落語会やテレビで活動している。

現在は、天満天神繁昌亭、月亭会、弟弟子の月亭方正との二人会で落語をする機会が増えたため、もともと師匠である父の教育方針が自由である事も手伝い、八方だけではなく叔父弟子に当たる桂南光桂ざこばらにも稽古をつけてもらっている。主なよく掛けるネタに南光に教わった「ちりとてちん」や「初天神」、「犬の目」などがある。また2012年の平成紅梅亭では「雨乞い源兵衛」を演じた。またR-1ぐらんぷりには紙芝居を用いたネタで出場した。




「月亭八光」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「月亭八光」の関連用語

月亭八光のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



月亭八光のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの月亭八光 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS