Just Because!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/14 02:30 UTC 版)
Just Because! | |
---|---|
ジャンル | 恋愛、学園 |
アニメ | |
原作 | FOA |
監督 | 小林敦 |
シリーズ構成 | 鴨志田一 |
脚本 | 鴨志田一 |
キャラクターデザイン | 比村奇石(原案) 吉井弘幸 |
音楽 | やなぎなぎ、深澤恵梨香 |
アニメーション制作 | PINE JAM |
製作 | Just Because!製作委員会 |
放送局 | TOKYO MX・BSフジほか |
放送期間 | 2017年10月5日 - 12月28日 |
話数 | 全12話 |
小説 | |
著者 | 鴨志田一 |
イラスト | 小林敦 |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | ダ・ヴィンチ |
発売日 | 2017年11月25日 |
連載期間 | 2017年10月号 - 12月号 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
概要
2017年5月30日、完全新作のオリジナルアニメとして制作されることが報じられた。脚本・シリーズ構成は『さくら荘のペットな彼女』の鴨志田一が、キャラクター原案は比村奇石がそれぞれ担当する[2][3]。 また、アニメーション制作を担当するPINE JAMにとっては、本作が初のオリジナルアニメ作品となる。 キャッチコピーは『あいつを好きな君の横顔が、たまらなく綺麗だったから――』。
プロップデザインにキヤノン[4]や伊藤園やヤマハ発動機が協力し、背景制作に湘南モノレールやビックカメラが協力している。劇中に登場する柏尾川高校のモデルは神奈川県立深沢高等学校である[5]。
あらすじ
高校三年生の泉瑛太は、父の転勤に伴い、福岡から4年ぶりに神奈川に戻ってくる。2学期の終業式の日、転入する高校を訪れた瑛太は、中学時代の親友相馬陽斗と夏目美緒に再会する。
瑛太、陽斗、美緒と吹奏楽部の森川葉月、陸上部の乾依子は水族館に行ったのをきっかけにLINEグループ「えのすい」を作る。葉月に片思いしていた陽斗は初詣に誘って告白するが、進学して地元を離れる葉月は断る。だが、葉月は陽斗を異性として意識するようになり、お互いの生活が落ち着いたらつきあいたいと告白する。
瑛太は写真部の小宮恵那につきまとわれる。恵那は写真部存続のため、瑛太の写真をコンクールに出品しようとしていたが、次第に瑛太に魅かれるようになり、コンクールで金賞をとったら告白すると宣言する。
中学時代から陽斗への片思いをひきずっていた美緒は中学の頃、テスト中に貸してもらった消しゴムを陽斗に返すことで思いを断ち切る。大雪のセンター試験の日、駅にかけつけ会場まで送ってくれた瑛太を意識するようになった美緒は、第一志望校を瑛太の推薦入学する大学に変更し、合格したら思いを伝えると決める。
陽斗に片思いする美緒が密かに好きだった瑛太は、美緒の第一志望の大学に合格したら思いを伝えると決めるが、受験の結果は不合格であり、恵那には他に好きな人がいると返事して高校を卒業する。
春、大学生になった瑛太の前に美緒が同じ大学の学生として現れ、彼らはようやくお互いの気持ちを打ち明ける。
登場人物
主要人物
- 泉 瑛太(いずみ えいた)
- 声 - 市川蒼[6]
- 本作の主人公。季節外れの転校生。無気力で不愛想な性格。父親の転勤で4年ぶりに福岡から神奈川に戻ってきた。
- 中学時代は陽斗と共に野球部に所属していたが、福岡に転校したのが2年生だったため人間関係ができあがっている野球部にはいることができず辞めていた。当時から年齢不相応に無気力で不愛想な性格だったが、多感な時期での転校で周囲に馴染めず、ようやく馴染めた頃に再び転校となったため自身の人間関係や人生については過度な期待をしないようにしている。
- 学業は優秀な成果を出してきたため「上叡大学」に推薦入学が決まっている。地元に戻って転校した高校はわずか数ヶ月で卒業なので、学校に籍だけを置いてクラスには属していない。制服も転校前の学ランのままで自習室登校を認められた状態なため、自分から積極的に同級生に馴染むつもりは無かった。中学の頃から美緒の事が好きで、誰にも明かさなかったが陽斗たちにはばれている。
- 美緒と再会した当初は彼女への恋は過去のものだと割り切っていたが、再び彼女に思いを寄せはじめる。美緒と同じ志望大学を受験し、合格したら告白すると決めていたが、不合格となり告白をあきらめていた。
- 推薦入学した大学で美緒と再会する。
- 夏目 美緒(なつめ みお)
- 声 - 礒部花凜[6]
- 本作のヒロイン。瑛太の中学時代のクラスメイトだったが、高校に入ってから大人びたので瑛太にはすぐに気づかれなかった。元生徒会長で、中学では生徒会副会長を務めた。現在は姉の美奈(声 - 朝井彩加)と同じ「翠山学院大学」進学のため予備校に通い自習室で猛勉強している。
- 中学の頃、テスト中に消しゴムを貸してもらったのをきっかけに陽斗に思いを寄せており、陽斗が葉月に告白する事に複雑な思いを抱いていたが、消しゴムを返して自分の気持ちに区切りをつけた。大雪の交通麻痺でセンター試験を受け損ねる危機を救ってくれた瑛太を意識しだす。志望大学を瑛太と同じ大学に変更し、合格したら思いを伝えると決めていたが、卒業式の日、瑛太とすれちがい告白できずに終わる。
- その後、瑛太と同じ大学に入学し、思いを伝えた。
- 相馬 陽斗(そうま はると)
- 声 - 村田太志[6]
- 瑛太の中学時代の親友で、元野球部。明るい楽天家。転校して行った瑛太と「高校野球で決勝戦の甲子園で再会しよう」と軽く約束したが、すぐに連絡が途絶えてしまっていた。再会時は少々気まずかったものの、すぐにかつての距離感を取り戻し分け隔てなく話せる仲に戻った。中学時代は瑛太と背丈が近い痩身だったが、高校に入っては身長が一気に伸び筋肉質な体格となっている。
- 学生最後の高校野球では惨敗して引退したが、片思いする葉月に告白する願掛けでホームランを打とうとしていた時に瑛太と再会する。犬が大の苦手だが、犬を飼っている葉月のために克服しようと奮闘中。葉月に告白したが、いったん断られたあと、お互いの生活が落ち着いたらという条件で逆告白された。
- 父とは死別したため母子家庭。祖父や祖母の面倒もあるため進学することができず、卒業後は人工衛星関連に取引のある草野球に熱心な企業に就職する。
- 森川 葉月(もりかわ はづき)
- 声 - 芳野由奈[6]
- 元吹奏楽部。引退後も部活の後輩の面倒を見ている。高校では全国優勝を目指してそれなりの成績を残したが、推薦が決まっている兵庫の大学では吹奏楽は愛好会のみの活動にして、卒業後は実家の農家の手伝いをしようと考えている。妹の睦月(声 - 和多田美咲)、双子の弟の満(みつる、声 - 松田颯水)と弦(ゆずる、声 - 古木のぞみ)の4兄弟の長女で、家事をしながら下の弟妹の面倒を見ている。
- 陽斗の告白を進学後は地元を離れての遠距離恋愛になる事を理由に断ったが、熟慮の末、大学生活が落ち着いたらつきあいたいと返事した。いつも地味な格好だったが、妹の勧めで髪型や服装に気を使うようになる。
- 小宮 恵那(こみや えな)
- 声 - Lynn[6]
- 2年。写真部所属。部員が3人しかおらず、放送部と統合して廃部になる予定の写真部を守るためコンクールでの賞を狙っている。瑛太を謎の転校生として興味を持ち、良く撮れた瑛太の写真をコンクールに出品したいと懇願するが良い返事はもらえていなかった。しかし写真部を大切にしたい気持ちが瑛太に伝わり写真を出展する許可を貰えた。自由奔放な性格で、よく原付(ビーノ)で飛び回ってバイク通学禁止の学校まで行ってしまったりと他の写真部員を振り回している。いつもPowerShot G5 Xを持ち歩いていて、部活ではEOS 7D Mark IIを使用している[4]。
- 当初、瑛太のことは被写体としての興味しかなかったが、美緒に片思いしているのを知ってから異性として意識しだす。コンクールに入賞したら告白すると宣言したが、受験前、コンクールのことを気にしてくれた瑛太にこらえきれず告白する。卒業式の日、瑛太に写真部存続の報告をして手作りの卒業アルバムを渡したが、瑛太から好きな人がいると言われ、一人になったあと号泣した。
クラスメイト
- 乾 依子(いぬい よりこ)
- 声 - 櫻庭有紗[7]
- 葉月の親友。陸上で大学推薦を受けて合格した。おとなしい葉月が陽斗とうまくいくようにお膳立てをしている。
- 高橋 早苗
- 声 - 貫井柚佳[7]
- 美緒の友人で同じ予備校に通う受験生。制服を上手く着崩した気だるさと妖艶さを併せ持っている。桃花と真由子を加えた四人でいることが多い。美緒の陽斗への想いは理解しているが、無神経な桃花の発言や葉月に好意的ではない真由子の反応も知っているため、誰かに肩入れしない中立の距離感を保っている。
- 鈴木 桃花
- 声 - 近藤玲奈[7]
- 美緒の友人。ショートカットと眼鏡が特徴。受験生の美緒と早苗が遊んでくれないのが不満。恋愛事には疎いようで美緒の陽斗への想いには気づいてなかった。初詣で陽斗と葉月を見かけたあと、真由子と共に購入した美緒に恋愛成就のお守りを渡している。葉月とは接点がないらしく呼び方は「吹奏楽部の」と呼ぶことが多い。美緒と比較した葉月への評価も「美緒全然勝ってんじゃん」と素っ気なく辛辣、加えて無神経なところがある。進学先はファッション系の専門学校。
- 佐藤 真由子
- 声 - 千本木彩花[7]
- 美緒の友人。年相応に派手さと華美を併せ持ち、物事をはっきりさせることを好む。葉月とは接点がないらしく、「あの吹奏楽部」と呼ぶことが多い。葉月をいじめたり悪口を言っているわけではないが、美緒が陽斗を好きなのを知っているため葉月に対して好意的ではなく「嫌い」とはっきり口にしている。初詣で陽斗と葉月を見かけた際、桃香に葉月を「地味な子」と嫌悪感を吐露した。彼氏持ちだが返信が遅いのが不満の種。
- 猿渡 順平
- 声 - 天﨑滉平[7]
- 元野球部。名字由来のあだ名「サル」と呼ばれると怒る残念系男子。成績はあまり良くないが大学進学を志望している。陽斗の願掛けの手伝いをした。
- 悪気はないものの、家庭の事情で進学できない陽斗の目の前で予備校通いが面倒であると吐露するなど無神経な部分もある。自己主張が弱い葉月の事情も知らないため勝手に八つ当たりすることもあるため陸生から窘められることが多い。
- 石垣 陸生
- 声 - 山本祥太[7]
- 元野球部。現役時のポジションはキャッチャー。生真面目な性格で予備校に通っているが順平と違い文武両道。猿渡と同じく陽斗の願掛けの手伝いをした。
- 寡黙ではあるが家庭の事情で進学できない陽斗を考え進学先の話題は避けるなど気配りに長けている。順平の無神経な発言が多いことが悩みの種であり、進学先を選べるという時点で幸福だという点に順平が気付くよう遠回しな諫言をすることが多い。
写真部
- 清水 徹
- 声 - 柳田淳一[7]
- 写真部員。廃部決定には従う考え。よく山口と鉄道ファン同士の会話が弾んでいる。写真のセンスはあるが性格的に癖が強く、学校でリア充を見かけては部室で文句を言っている。
- 恵那に振り回されつつ、隠し撮りした恵那の写真をコソコソと山口と見せ合いをしている。瑛太にカメラを構える恵那を隠し撮りした写真を「シャッターチャンス2」の題でコンクールに応募し、金賞を受賞。写真部の危機を救った。
- 山口 薫
- 声 - 小林大紀[7]
- 写真部員。同じ部員の清水と似た者同士。いわゆる撮り鉄。
- 年齢相応に異性に興味がないわけではないが徹の愚痴を聞いてあげることが多いため、健やかな人格者となっている。
教師
その他
- 夏目美奈
- 声 - 朝井彩加
- 美緒の姉で翠山学院大学に通っている。同じ高校だった美緒が自分と同じという理由で大学を選んだことを察しており、将来の進路を深く考えていない美緒を窘めている。瑛太とも知り合いであり瑛太をからかうのがお約束となっている。瑛太にとって頭の上がらない存在の一人。
- 1 Just Because!とは
- 2 Just Because!の概要
- 3 スタッフ
- 4 放送局
- 5 BD / DVD
- 6 出典
- 7 外部リンク
JUST BECAUSE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 01:51 UTC 版)
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。(2021年11月) |
『JUST BECAUSE』 | ||||
---|---|---|---|---|
J-WALK の カバー・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | BOURBON RECORDS | |||
J-WALK アルバム 年表 | ||||
| ||||
『JUST BECAUSE』収録のシングル | ||||
『JUST BECAUSE』(ジャスト・ビコーズ)は、J-WALK初のセルフカバー・アルバム。1987年12月21日にBOURBON RECORDSから発売された[1]。
概要
前作「終わりのない夏」から5ヶ月振りに発売。
初のセルフカバー・アルバムとして発売され、「Jay-Walk」「Jay-Walk'」「SENTIMENTAL ROAD」の3枚から選曲。新曲以外はオリジナルとアレンジが異なる。今作発売前に「JUST BECAUSE」「JOE」が先行シングルでリリース。
収録曲
(全編曲:J-WALK)
- 夕陽にgood-bye (TWILIGHT ON TWILIGHT)
- 作詞:YABU、作曲:長島進
- 2枚目のシングル。アルバム「Jay-Walk'」収録曲。
- 俺のv-twin
- 作詞:YABU、作曲:杉田裕
- アルバム「SENTIMENTAL ROAD」収録曲。
- 週末の恋人たち (For weekend lovers)
- 作詞:トシ・スミカワ、作曲:知久光康
- アルバム「SENTIMENTAL ROAD」収録曲。
- 後にシングル「JOURNEY MAN」のB面としてシングルカットされた。
- 霧のジェット・プレーン
- 作詞:海里杜司、作曲:中村耕一
- アルバム「Jay-Walk」収録曲。
- JOLLY NIGHT IS GONE
- 作詞:海里杜司、作曲:知久光康
- アルバム「Jay-Walk」収録曲。
- 凍てついた街
- 作詞:相模暁、作曲:杉田裕
- 新曲。
- JUST BECAUSE
- 作詞:YABU、作曲:杉田裕
- 11枚目のシングル。アルバム「Jay-Walk」収録曲。
- JUGSAW AFTERNOON
- 作詞:海里杜司、作曲:知久光康
- アルバム「Jay-Walk」収録曲。
- JOE
- 作詞:YABU、作曲:田切純一
- 11枚目のシングルのB面。アルバム「Jay-Walk」収録曲。
- JUST BECAUSE (KARAOKE)
- THEME OF "JAY-BIRD" (INST)
関連項目
脚注
- ^ “JUST BECAUSE”. JAYWALKオフィシャルサイト. 2021年11月1日閲覧。
- Just Because!のページへのリンク