大淀川

宮崎県・鹿児島県を流れる河川

これはこのページの過去の版です。CRsCRk (会話 | 投稿記録) による 2018年6月18日 (月) 12:57個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (宮崎県・鹿児島県とを流域地域として併記。)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

大淀川(おおよどがわ)は、宮崎県鹿児島県内を流れ太平洋日向灘フィリピン海)に注ぐ大淀川水系の本流であり宮崎県を代表する河川である。

大淀川
橘橋
水系 一級水系 大淀川
種別 一級河川
延長 107 km
平均流量 105.86 m3/s
(高岡観測所 2000年)
流域面積 2,230 km2
水源 中岳(鹿児島県)
水源の標高 -- m
河口・合流先 日向灘(宮崎県)
流域 日本の旗 日本
宮崎県鹿児島県
テンプレートを表示
宮崎市祇園
曽於市末吉町

地理

都城盆地外延部の金御岳(鹿児島県曽於市末吉町南之郷)に発し、都城市を経て山地内を穿ちつつ東へ向かう。宮崎平野を流れ宮崎市都心部の南で日向灘に注ぐ。

過去の名称

明治初期までは流域ごとに別の名称が使用されていた。例として河口部(宮崎市街地)では赤江川、宮崎市高岡町付近では左流川(さるかわ)と呼ばれていた[1]

しかし、全国的には江戸時代中期の日本地図に大淀川の名がみられ、地元にも町村制施行(1889年)までに定着していった。大淀村(1924年に宮崎町・大宮村と合併、現在の宮崎市大淀地域自治区大塚地域自治区)の住民が「大淀」と命名した理由として「大淀川の南側に位置すること」を挙げていたという。

流域の自治体

鹿児島県
曽於市
宮崎県
都城市小林市宮崎市

支流

自治体名は流域の市町村。

  • 桜谷
  • 湯之尻川
  • 村山川
  • 迫下川
  • 梅北川
  • 萩原川
    • 高畑川(小鷺巣川と合流し萩原川になる)
    • 小鷺巣川(高畑川と合流し萩原川となる)
      • 寺柱川
    • 崩川
    • 安久川
    • 姫城川
  • 年見川
    • 柳河原川
  • 横市川
  • 沖水川
    • 網目川
    • 椎八重川
    • 内之木場川
  • 庄内川(しょうないがわ) - 都城市。延長24.6kmの一次支流であり流域に日本の滝百選関之尾滝がある。
    • 千足川(溝ノ口川と合流し庄内川となる)
      • 荒川内川(荒襲川合流し千足川となる)
      • 荒襲川(荒川内川と合流し千足川となる)
        • 田野川
          • 湯穴
      • 大塚川
    • 溝ノ口川(千足川と合流し庄内川となる)
      • 木和田川
      • 粟谷川
      • 吉ヶ谷川
      • 瓶臺川
      • 倉掛川
    • 小田川
  • 大谷川
  • 東岳川
    • 花木川
      • 富吉川
        • 樋口川
  • 木之川内川
    • 丸谷川
    • 高崎川
  • 有水川
    • 永野川
    • 永山川
  • 炭床川
    • 木下川
  • 松八重川
  • 岩瀬川(いわせがわ) - 小林市高原町都城市。延長44.1kmの一次支流。
    • 城之下川
    • 戸崎川
    • 石瀬戸川
  • 木浦川
  • 穴水川
  • 秋社川
  • 前谷川
  • 境川
    • 妙寺ヶ谷川
    • 飛松川
    • 中平谷
  • 仁田尾川
  • 浦之名川
  • 瓜田川
  • 江川
  • 内の丸川
  • 本庄川(ほんじょうがわ、綾町からの上流部では綾南川と称する) - 小林市、東諸県郡綾町、国富町、宮崎市。延長53kmの一次支流で、国富町に入り綾北川と合流して本庄川となる。主要地方道宮崎県道26号宮崎須木線)が並走し、綾の照葉樹林には照葉大吊橋が架かる。
  • 五十鈴川
  • 大谷川
    • 宮ノ下川
      • 生目川
    • 金竹川
  • 水流川
    • 青柳川
  • 八重川
    • 大坪前川

橋梁

 
橘橋
 
天満橋
 
大淀大橋

大淀川を名称の由来とするもの

脚注

  1. ^ 大淀川の歴史編集委員会編『大淀川の歴史』建設省九州地方建設局宮崎工事事務所(当時)、1998年。

関連項目

外部リンク