阿仁前田温泉駅
秋田県北秋田市小又にある秋田内陸縦貫鉄道の駅
(クウィンス森吉から転送)
阿仁前田温泉駅(あにまえだおんせんえき)は、秋田県北秋田市小又字堂ノ下にある、秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の駅である。簡易委託駅。
阿仁前田温泉駅[※ 1] | |
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駅舎 (「クウィンス森吉」(温泉施設)を併設) | |
あにまえだおんせん Ani-Maeda-Onsen | |
◄桂瀬 (4.7 km) (1.9 km) 前田南► | |
所在地 | 秋田県北秋田市小又字堂ノ下 |
所属事業者 | 秋田内陸縦貫鉄道 |
所属路線 | ■秋田内陸線 |
キロ程 | 25.2 km(鷹巣起点) |
電報略号 | ニタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
74人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)11月15日[1] |
備考 | 簡易委託駅 |
歴史
編集- 1935年(昭和10年)11月15日:鉄道省阿仁合線の阿仁前田駅として北秋田郡前田村に開業[1]。阿仁合線の終着駅となる[1]。
- 1936年(昭和11年)9月25日:阿仁合線が阿仁合駅まで延伸開業する[2]。
- 1980年(昭和55年)9月20日:(専用線発着車扱貨物を除く[3])貨物取り扱い廃止[4]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:専用線発着車扱貨物を廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:秋田内陸縦貫鉄道に転換[3]。
- 1995年(平成7年)12月1日:温泉付駅舎「クウィンス森吉」オープン[5]。
- 2017年(平成29年)
- 2021年(令和3年)3月13日:駅名を阿仁前田温泉駅に改称[7][8]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地上駅。国鉄時代に一度交換設備が撤去されたが、CTC化に合わせて復活させた。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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駅舎側 | ■秋田内陸線 | 上り | 鷹巣方面 |
反対側 | 下り | 角館方面 |
※案内上ののりば番号は設定されていない。
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プラットホーム
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ホームと駅舎
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駅舎と温泉施設の出入口
クウィンス森吉
編集クウィンス森吉 | |
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形態 | 温泉付駅舎 |
料金 | 500円 |
営業時間 | 9:00 - 21:00 |
所在地 | 秋田県北秋田市小又字堂ノ下21-2 |
交通 | 秋田内陸線 阿仁前田駅0分 |
泉質 | カルシウム・ナトリウム塩化物泉 |
開業年 |
1995年 ※2017年にリニューアル |
運営会社 | ぶなの郷あきた株式会社 |
外部リンク | クウィンス森吉 |
駅舎に温泉保養施設「クウィンス森吉」が併設されている[5]。秋田県内初の温泉付駅舎となり、「温泉付きメルヘン調の3階建の駅舎」として、2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定された。クウィンス(quince)は、旧森吉町の特産品マルメロの英語名から名付けられた[5]。
2017年(平成29年)12月25日に5部屋36人の宿泊可能な施設が開業し、併せて洗面所やトイレも改修した[9]。
指定管理者は、2016年10月1日から2021年3月31日まで、ぶなの郷あきた株式会社。
- 団体割引:15名以上
- 食堂(3時間まで無料)
- 平日:11時 - 14時、17時半 - 21時(ラストオーダーは20時)
- 土日祝日:11時 - 21時(ラストオーダーは20時)
- 宿泊施設
- 10畳3室、14畳と28畳各1室
- 駐車場 50台
- 効能:神経痛、慢性婦人病、切り傷、やけど、筋肉痛、五十肩等
- 休館日:原則 毎月第1、第3火曜日(第2、第4火曜日の月もあり)
- シャンプー・ボディーソープ (有料)
- 館内設備
- 大広間、マッサージ機コーナー、麻雀ルーム、カラオケルーム、露天風呂、コインロッカー、売店
利用状況
編集1日乗降人員推移 [10][11] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2016年 | 118 |
2017年 | 92 |
2018年 | 74 |
駅周辺
編集- 四季美館
- 小又風穴
- 国道105号
- 前田郵便局
- 北秋田市立前田小学校(廃校)
- 秋田県道309号比内森吉線
- 北秋田市森吉総合窓口センター前田出張所
- 景勝地「太平湖・小又峡」、秘湯「杣温泉」への入口駅である。タクシー利用。
バス・乗合タクシー
編集- 路線バス
前田駅前バス停より秋北バスの路線バスが発着している。
- 北秋田市民病院前 - 打当線
- 米内沢 - 根森田線
- 乗合タクシー
阿仁前田温泉駅前より、予約制の乗合タクシーが運行している[12]。(米内沢タクシー)
- 阿仁前田温泉駅~森吉山ダム広報館
- 阿仁前田温泉駅~杣温泉 (通年運行)
- 阿仁前田温泉駅~森吉山ヒバクラ登山口~鳥獣センター(桃洞渓谷)
- 阿仁前田温泉駅 ~ こめつが山荘
- 阿仁前田温泉駅 ~ 太平湖・小又峡
- 杣温泉~鳥獣センター(桃洞渓谷)
- 杣温泉 ~ 太平湖・小又峡
- ※ 6月1日から10月末まで運行。6月の運行は残雪等の状況により遅れることがる。
- ※ 往路は20分前、復路は2時間前までの予約が必要。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c 「鐵道省告示第504號」『官報』1935年11月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鐵道省告示第301號」『官報』1936年9月18日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、554頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “横堀など県内5駅 貨物取り扱い廃止” 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p15. (1980年9月20日 朝刊)
- ^ a b c “温泉付き合築駅に 秋田内陸縦貫鉄道阿仁前田駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1995年12月12日)
- ^ a b c “内陸線、29日から全線運行 不通区間の復旧工事完了へ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 秋田全県版. (2017年4月27日)
- ^ “2021年3月13日(土) 時刻改正及び阿仁前田駅の駅名改称のお知らせ”. 秋田内陸縦貫鉄道 (2021年2月1日). 2021年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月1日閲覧。
- ^ “「阿仁前田温泉駅」を披露、内陸線 駅名改称、温泉鉄道PR”. 秋田魁新報. (2021年3月13日). オリジナルの2021年3月13日時点におけるアーカイブ。 2021年3月13日閲覧。
- ^ “待望の宿泊事業始まる”. 北秋田市. 2018年2月4日閲覧。
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 統計情報リサーチ、2020年8月30日閲覧
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2021年3月9日閲覧
- ^ “北秋田市が提供している二次アクセスプラン”. 北秋田市 (2022年4月7日). 2022年4月19日閲覧。