九品仏駅
九品仏駅(くほんぶつえき)は、東京都世田谷区奥沢七丁目にある、東急電鉄大井町線の駅である。駅番号はOM11。
九品仏駅 | |
---|---|
駅舎(2021年8月) | |
くほんぶつ Kuhombutsu | |
◄OM10 自由が丘 (0.8 km) (0.7 km) 尾山台 OM12► | |
所在地 | 東京都世田谷区奥沢七丁目20-1 |
駅番号 | OM11 |
所属事業者 | 東急電鉄 |
所属路線 | ■大井町線 |
キロ程 | 7.1 km(大井町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東急 1]12,440人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)11月1日[1] |
九品仏駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
歴史
編集駅構造
編集駅舎・改札は1か所のみで、プラットホームの自由が丘側に連続し、上下線に挟まれた場所にある。駅両端に踏切があり、ホーム有効長は4両編成分しか確保されていない[4]。そのため、二子玉川寄り1両のドアを開けることが出来ず、ドアカットが行われる[4]。なお、当駅でドアが開かない大井町線各停用編成5号車にはステッカー等で案内されている他、当駅到着前にアナウンスが行われている。2013年2月24日には戸越公園駅のドアカット解消に伴い、当駅は東急で唯一のドアカット実施駅となった。2018年(平成30年)に新設されたホームドアも4両分のみとなっている。
2009年(平成21年)秋頃にはホーム上に尾山台駅同様の「スレッドライン」(電車接近等を光で知らせる埋込型表示器)が設置され、急行通過時のみ点滅する仕様となっていたが、ホームドア新設に伴い運用を終了した。
ドアカットの歴史
編集1976年(昭和51年)4月より田園都市線(当時)[注釈 1]で5両編成運行が開始されたが、踏切に挟まれた当駅はホーム有効長が確保出来ないため、長津田寄り1両をドアカットするようになった[3]。
また、1981年(昭和56年)4月1日からは初代6000系、7200系(翌1982年(昭和57年)からは初代7000系も加わる他[5]、後に7600系や7700系も加わる)による18m車6両編成運行が開始され、これらの車両では二子玉川園駅(現・二子玉川駅)寄り2両でドアカットを行っていた[6]。なお、18m車6両編成は1989年(平成元年)1月26日ダイヤ改正で運行終了している。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 大井町線 | 下り | 二子玉川・溝の口方面[7] |
2 | 上り | 自由が丘・大岡山・大井町方面[8] |
利用状況
編集2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は12,440人である[東急 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[10] |
1日平均 乗車人員[11] |
出典 |
---|---|---|---|
1956年(昭和31年) | 5,192 | [* 1] | |
1957年(昭和32年) | 5,589 | [* 2] | |
1958年(昭和33年) | 5,675 | [* 3] | |
1959年(昭和34年) | 5,862 | [* 4] | |
1960年(昭和35年) | 12,331 | 6,236 | [* 5] |
1961年(昭和36年) | 12,955 | 6,489 | [* 6] |
1962年(昭和37年) | 13,419 | 6,723 | [* 7] |
1963年(昭和38年) | 13,274 | 6,656 | [* 8] |
1964年(昭和39年) | 13,250 | 6,631 | [* 9] |
1965年(昭和40年) | 13,322 | 6,580 | [* 10] |
1966年(昭和41年) | 13,060 | 6,408 | [* 11] |
1967年(昭和42年) | 12,547 | 6,349 | [* 12] |
1968年(昭和43年) | 12,802 | 6,438 | [* 13] |
1969年(昭和44年) | 12,973 | 6,392 | [* 14] |
1970年(昭和45年) | 13,063 | 6,515 | [* 15] |
1971年(昭和46年) | 12,340 | 6,252 | [* 16] |
1972年(昭和47年) | 12,498 | 6,344 | [* 17] |
1973年(昭和48年) | 12,749 | 6,457 | [* 18] |
1974年(昭和49年) | 12,823 | 6,476 | [* 19] |
1975年(昭和50年) | 12,514 | 6,365 | [* 20] |
1976年(昭和51年) | 12,219 | 6,201 | [* 21] |
1977年(昭和52年) | 12,287 | 6,191 | [* 22] |
1978年(昭和53年) | 11,821 | 6,062 | [* 23] |
1979年(昭和54年) | 11,868 | 6,078 | [* 24] |
1980年(昭和55年) | 12,012 | 6,076 | [* 25] |
1981年(昭和56年) | 12,344 | 6,227 | [* 26] |
1982年(昭和57年) | 12,415 | 6,223 | [* 27] |
1983年(昭和58年) | 12,487 | 6,322 | [* 28] |
1984年(昭和59年) | 12,721 | 6,372 | [* 29] |
1985年(昭和60年) | 12,997 | 6,393 | [* 30] |
1986年(昭和61年) | 12,907 | 6,556 | [* 31] |
1987年(昭和62年) | 13,153 | 6,582 | [* 32] |
1988年(昭和63年) | 13,176 | 6,535 | [* 33] |
1989年(平成元年) | 12,897 | 6,559 | [* 34] |
1990年(平成 | 2年)13,068 | 6,690 | [* 35] |
1991年(平成 | 3年)13,514 | 6,781 | [* 36] |
1992年(平成 | 4年)13,330 | 6,734 | [* 37] |
1993年(平成 | 5年)13,258 | 6,755 | [* 38] |
1994年(平成 | 6年)13,559 | 6,856 | [* 39] |
1995年(平成 | 7年)13,585 | 6,965 | [* 40] |
1996年(平成 | 8年)13,223 | 6,784 | [* 41] |
1997年(平成 | 9年)13,112 | 6,716 | [* 42] |
1998年(平成10年) | 12,762 | 6,510 | [* 43] |
1999年(平成11年) | 12,521 | 6,423 | [* 44] |
2000年(平成12年) | 12,444 | 6,349 | [* 45] |
2001年(平成13年) | 12,744 | 6,433 | [* 46] |
2002年(平成14年) | 12,845 | 6,451 | [* 47] |
2003年(平成15年) | 13,000 | 6,513 | [* 48] |
2004年(平成16年) | 12,671 | 6,421 | [* 49] |
2005年(平成17年) | 13,047 | 6,600 | [* 50] |
2006年(平成18年) | 13,499 | 6,824 | [* 51] |
2007年(平成19年) | 13,647 | 6,947 | [* 52] |
2008年(平成20年) | 13,576 | 6,895 | [* 53] |
2009年(平成21年) | 13,354 | 6,753 | [* 54] |
2010年(平成22年) | 13,179 | 6,669 | [* 55] |
2011年(平成23年) | 12,688 | 6,417 | [* 56] |
2012年(平成24年) | 12,747 | 6,441 | [* 57] |
2013年(平成25年) | 12,951 | 6,524 | [* 58] |
2014年(平成26年) | 12,877 | 6,477 | [* 59] |
2015年(平成27年) | 13,123 | 6,616 | [* 60] |
2016年(平成28年) | 13,184 | 6,625 | [* 61] |
2017年(平成29年) | 13,281 | 6,663 | [* 62] |
2018年(平成30年) | 13,404 | 6,737 | [* 63] |
2019年(令和元年) | 13,337 | 6,705 | [* 64] |
2020年(令和 | 2年)[東急 2]9,715 | ||
2021年(令和 | 3年)[東急 3]11,139 | ||
2022年(令和 | 4年)[東急 4]12,019 | ||
2023年(令和 | 5年)[東急 1]12,440 |
駅周辺
編集官公庁・公共施設
編集教育機関
編集郵便局・金融機関
編集店舗
編集- 成城石井 九品仏店
- プチマルシェフジ九品仏駅前店
史跡・自然
編集交通
編集路線バス
編集東急バスが「九品仏駅前」バス停を駅北側に設置しているが、土曜夕方に以下の路線バスが1往復発着するのみである。2018年3月末までは田園調布駅 - 世田谷区民会館間を結ぶ路線が1時間に1 - 2回程度運行していたが、廃止となった[13]。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d 東急の駅、p.144。
- ^ 東急の駅、pp.48-49。
- ^ a b 萩原二郎・萩原俊夫(東京急行電鉄交通事業本部車両部車両課)「私鉄車両めぐり〔111〕東京急行電鉄」『鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション40 東京急行電鉄1970』、電気車研究会、2018年10月10日、122頁、ISSN 0040-4047。
- ^ a b “(各駅停話)九品仏駅 ホーム85メートル、はみ出る1両”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2017年11月6日). オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ。 2020年5月17日閲覧。
- ^ 萩原俊夫(東京急行電鉄交通事業本部車両部車両課)「東急ニュース ’82-4」『鉄道ファン』第22巻第7号(通巻第255号)、交友社、1982年7月1日、108 - 116頁。
- ^ 萩原俊夫(東京急行電鉄交通事業本部車両部車両課)「東急ニュース ’81-4」『鉄道ファン』第21巻第7号(通巻第243号)、交友社、1981年7月1日、121 - 124頁。
- ^ “大井町線標準時刻表 九品仏駅 溝の口方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “大井町線標準時刻表 九品仏駅 大井町方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ 世田谷区統計書 - 世田谷区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ “ゴールドポストプロジェクト 第72号 青木雄介”. 首相官邸 オリンピック・パラリンピックレガシー推進室. 2022年6月9日閲覧。
- ^ 世田谷区内におけるバス路線再編成の実施について 2018年4月1日(日)実施 - 東急バス2017年11月22日、同5月20日閲覧
- 東京都統計年鑑
- ^ 昭和31年 (PDF) - 16ページ
- ^ 昭和32年 (PDF) - 16ページ
- ^ 昭和33年 (PDF) - 16ページ
- ^ 昭和34年
- ^ 昭和35年
- ^ 昭和36年
- ^ 昭和37年
- ^ 昭和38年
- ^ 昭和39年
- ^ 昭和40年
- ^ 昭和41年
- ^ 昭和42年
- ^ 昭和43年
- ^ 昭和44年
- ^ 昭和45年
- ^ 昭和46年
- ^ 昭和47年
- ^ 昭和48年
- ^ 昭和49年
- ^ 昭和50年
- ^ 昭和51年
- ^ 昭和52年
- ^ 昭和53年
- ^ 昭和54年
- ^ 昭和55年
- ^ 昭和56年
- ^ 昭和57年
- ^ 昭和58年
- ^ 昭和59年
- ^ 昭和60年
- ^ 昭和61年
- ^ 昭和62年
- ^ 昭和63年
- ^ 平成元年
- ^ 平成2年
- ^ 平成3年
- ^ 平成4年
- ^ 平成5年
- ^ 平成6年
- ^ 平成7年
- ^ 平成8年
- ^ 平成9年
- ^ 平成10年 (PDF)
- ^ 平成11年 (PDF)
- ^ 平成12年
- ^ 平成13年
- ^ 平成14年
- ^ 平成15年
- ^ 平成16年
- ^ 平成17年
- ^ 平成18年
- ^ 平成19年
- ^ 平成20年
- ^ 平成21年
- ^ 平成22年
- ^ 平成23年
- ^ 平成24年
- ^ 平成25年
- ^ 平成26年
- ^ 平成27年
- ^ 平成28年
- ^ 平成29年
- ^ 平成30年
- ^ 平成31年・令和元年
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。
参考文献
編集- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。
関連項目
編集外部リンク
編集- 九品仏駅(各駅情報) - 東急電鉄