今剛
今 剛(こん つよし、1958年2月23日 - )は、北海道釧路市出身の日本のギタリスト[1][2]。アニメ監督・漫画家の今敏は実弟[3]。
今 剛 | |
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生誕 | 1958年2月23日(66歳) |
出身地 | 日本・北海道釧路市 |
ジャンル | ロック、フュージョン |
職業 |
ミュージシャン 作曲家 編曲家 |
担当楽器 |
エレクトリック・ギター アコースティック・ギター スティール・ギター ドブロ・ギター ベース マンドリン ウクレレ |
活動期間 | 1979年 - |
人物
編集1970年代末から80年代にかけての日本のフュージョン黎明期に、PANTAの結成したPANTA&HALや実力派ミュージシャンの集まったスーパーグループPARACHUTEで脚光を浴びたギタリストとして知られた[1][4][5][6]。
その後、その卓越したテクニックと鋭い感性により、スタジオ・ミュージシャンとして日本歌謡音楽界のあらゆるジャンルのアーティストから信頼されるギタリストとなった[1][5][7]。井上陽水、矢沢永吉、西城秀樹、宇多田ヒカル、角松敏生、福山雅治など、数多くのアーティストのツアー及びレコーデイングに参加しており、寺尾聰の「ルビーの指環」や宇多田ヒカルの「Automatic」といった国民的ヒット曲を演奏。その後も日本の音楽シーンを支えるセッション・ミュージシャンとして活躍している[1][2]。中でも井上陽水や宇多田ヒカル、福山雅治のステージには欠かせない存在である[6][7]。
ギターの他、スティール・ギターの名手でもあり、さらにベース、マンドリン、ウクレレなどの楽器の演奏技術にも秀でている[1]。
アルバム「2nd ALBUM」内の収録作品「From Into the Grey Sky」で第16回日本プロ音楽録音賞ベストパフォーマー賞を受賞している[8]。
来歴
編集ザ・ベンチャーズの影響を受け、小学校5年生からギターを始める[1]。
15歳の時プロを目指し上京[1]。
1977年、18歳でパンタ&HALでデビュー[8]。同時にスタジオミュージシャンとしての活動も開始[1][2][8]。
1979年、林立夫や松原正樹らとともにPARACHUTEを結成[8]。
1980年、1枚目のソロアルバム『STUDIO CAT』を発表[8]。
2009年、2枚目のソロアルバム『2nd ALBUM』を発表[8]。
2010年、中学の後輩で、一時期classに加入していた岡崎公聡がボーカルを務めるBattle Cryを結成。
2011年、福山雅治のサポートメンバーで井山大今を結成[9]。
参加グループ
編集- PANTA&HAL (1977 - 1979)
- PARACHUTE (1979 - 1982)
- Akira Inoue & Unit 451°F (1984)
- Aragon (1985)
- 今剛 (g)、林立夫 (ds)、難波正司 (key)、浦田恵司 (synth)、西松一博 (vo)によるグループ。
- NOBU CAINE (1990)
- 井上鑑 Acoustic Meeting (1991)
- メンバーは井上鑑 (Keyboards)、松原正樹 (Guitars)、高水健司 (Bass)、今剛 (A.Guitars, Mandolin)。
- 桃姫BAND (1992 - 1994)
- 桃姫(シンガーソングライターの尾崎亜美の別名)がボーカルを務めるバンド。
- Battle Cry, class with Battle Cry (2010 - )
- 井山大今(いのやまだいこん、2011 - )
- 井上鑑 (key)、山木秀夫 (ds)、髙水"大仏"健司 (b)、今剛 (g)によるグループ。福山雅治の作品作りやライヴの中核としても活動[9]。
サポートワーク
編集ライブ、レコーディングでギタリストを務めたアーティスト
編集- ASKA
- ATSUSHI(EXILE)
- 絢香
- 五十嵐浩晃
- 石川優子
- 伊勢正三
- 市原ひかり
- 稲垣潤一
- 井上鑑
- 井上陽水
- 今井美樹
- 岩崎宏美
- うしろ髪ひかれ隊
- 宇多田ヒカル
- 鬼束ちひろ
- 尾崎亜美
- 甲斐バンド
- 笠原弘子
- 角松敏生
- かまやつひろし
- 河合その子
- 河内淳一
- 川江美奈子
- 河村隆一
- KAN
- 吉川晃司
- 喜納昌吉
- class
- 倖田來未
- 小松康伸
- 西城秀樹
- 酒井ミキオ
- 崎谷健次郎
- さだまさし
- 佐藤竹善
- 佐藤博
- SunSet Swish
- スキマスイッチ
- SMAP
- Sowelu
- Soulja
- 田原俊彦
- CHAGE and ASKA
- 寺尾聰
- 徳永英明
- 中島美嘉
- 中島みゆき
- 中原めいこ
- 葉加瀬太郎
- 原田徳子
- hiro
- 福井舞
- 福山雅治
- 古内東子
- 布袋寅泰
- 本田美奈子.
- 堀江由衣
- 松田聖子
- 松任谷由実
- 松原正樹
- 水谷豊
- mink
- 持田香織
- 矢沢永吉
- 泰葉
- 山本達彦
- YUI
- 吉田兄弟
- 渡辺美里
- Olivia Newton John
- BORO
その他
編集- 映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』劇伴
- 「platinum」(ジュエリー・ブランド「Cafe Ring」とのコラボレーションCD)
ソロ作品
編集スタジオアルバム
編集発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | レーベル | 備考 | |
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1st | 1980年7月21日 1995年7月20日 2007年8月22日 2014年1月15日 |
STUDIO CAT | LPレコード CD CD HQCD |
C25A0107 BOUNCE-0006 QRCJ-1012 PCCA-50182 |
詳細
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AGHARTA/ キャニオン・レコード bounce records Rocking Chair Records ポニーキャニオン |
プロデュースは林立夫。 |
2nd | 2009年6月17日 | 2nd ALBUM | CD | IOCA-20284 | A&A/ avex io | 盟友・寺尾聰、米サンフランシスコのベテラン・シンガーMark Cassらがスペシャル・ゲストとして参加。 |
コラボアルバム
編集名義 | 発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | レーベル | 備考 |
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松原正樹 with 今剛 sittin’ in | 2003年6月30日 2017年9月20日 |
The Guitar Bros. | CD UHQCD |
VICL-69096 VICJ-77057 |
詳細
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aosis records ビクターエンタテインメント |
村上“ポンタ”秀一、岡沢章、高水健司、エルトン永田らが参加。ゲスト・ベーシストとして俳優の中村梅雀も参加している。 |
教則DVD
編集- 『今剛 スタジオ・ライヴ&ギター・インストラクション』(2013年、アトス・インターナショナル)
脚注
編集- ^ a b c d e f g h “今剛 プロフィール”. HMV. 2019年9月16日閲覧。
- ^ a b c “今剛 Guitar”. Guitar Man. 2019年9月15日閲覧。
- ^ “アニメ音楽丸かじり(90)三回忌を迎える今 敏監督の兄は凄腕ギタリスト”. WEBアニメスタイル (2012年8月14日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ “今 剛のプロフィール”. レコチョク. 2019年9月15日閲覧。
- ^ a b c “ひなっち=日向秀和、今剛、Motörhead レミー、SUGIZO…“憧れの音”試せるエフェクター”. Real Sound (2018年6月3日). 2019年9月16日閲覧。
- ^ a b “今剛さんインタビュー。”. 田家秀樹公式ブログ「新・猫の散歩」 (2009年5月21日). 2019年9月16日閲覧。
- ^ a b “生まれながらの天才アーティスト・宇多田ヒカルの残した伝説の数々”. トレタメ. 株式会社LJ (2015年7月17日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ a b c d e f “Member Profile”. class with Battle Cryのアルバム『1993』特設サイト. Battle Cry Sound株式会社. 2013年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月16日閲覧。
- ^ a b “井上 鑑 + 山木秀夫 + 髙水健司 + 今 剛のスーパー・バンド“井山大今”がブルーノート東京公演を開催”. CDJournal WEB. 株式会社 シーディージャーナル (2018年11月19日). 2019年9月16日閲覧。