佐々木俊輔
佐々木 俊輔(ささき しゅんすけ、1999年11月6日 - )は、東京都日野市出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。読売ジャイアンツ所属。
読売ジャイアンツ #44 | |
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2024年3月30日 東京ドーム | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 東京都日野市 |
生年月日 | 1999年11月6日(25歳) |
身長 体重 |
174 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2023年 ドラフト3位 |
初出場 | 2024年3月29日 |
年俸 | 1200万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集小学校1年生の時に高幡イーグルスで野球を始め、中学時代は硬式野球のクラブチームである羽村シニアでプレーしていた[2]。
帝京高等学校では主に内野手としてプレーした。3年夏の東東京大会では第1シードとして臨んだが、準々決勝で東海大高輪台にサヨナラ負けを喫した[3]。3年間で甲子園大会出場はなかった。帝京高校時代は1学年先輩に郡拓也が在籍していた。
高校卒業後は東洋大学へ進学し、主に外野手としてプレー。1年春からリーグ戦に出場したが、打撃では思うように結果が出ず、控えや守備での出番が多かった[4]。3年春のリーグ戦が新型コロナウイルスの影響で中止となり、自粛期間に打撃フォームの改造に取り組んだ[4]。同年秋のリーグ戦からレギュラーに定着し、1番打者を務めた[4]。4年時は主将を務めたが、コロナウイルスの影響で入れ替え戦が実施されず、1部リーグへ昇格することはできなかった[4]。
その後は日立製作所へ入社。2022年秋の社会人野球日本選手権大会では、JR九州との初戦で先制の本塁打を放ち、勝利に貢献した[5]。
2023年10月26日に開催されたドラフト会議にて、読売ジャイアンツから3位指名を受けた[6]。11月13日に契約金6000万円、年俸1200万円で仮契約した(金額は推定)[1]。背番号は44[1]。担当スカウトは實松一成[7]。
巨人時代
編集2024年は、オープン戦で規定打席に1打席足りないものの打率.400(45打数18安打)と好調で、ドラフト1位の西舘勇陽、4位の泉口友汰とともに、開幕一軍メンバー入りした[8][9]。3月29日の阪神タイガースとの開幕戦では1番・中堅手で先発出場を果たし[注 1]、初安打・初打点を記録した[12][13]。
選手としての特徴
編集身長170cm台と小柄な体格から生み出されるパンチ力が持ち味の走・攻・守の揃った外野手[14]。
2024年2月から宮崎で行われた春季キャンプでは打球速度170km/hを記録しており、阿部慎之助は「打球速度もね、あの体で170超えてきたしね。すごいなと思いながら見ていました。」と記者の取材に答えた[15]。
50m走のタイムは6秒フラットと俊足である[14]。
遠投110mで、守備範囲については社会人野球屈指の守備範囲を誇る[14]。
人物
編集詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2024 | 巨人 | 59 | 156 | 143 | 13 | 33 | 5 | 1 | 0 | 40 | 6 | 2 | 1 | 3 | 1 | 9 | 0 | 0 | 44 | 3 | .231 | .275 | .280 | .554 |
通算:1年 | 59 | 156 | 143 | 13 | 33 | 5 | 1 | 0 | 40 | 6 | 2 | 1 | 3 | 1 | 9 | 0 | 0 | 44 | 3 | .231 | .275 | .280 | .554 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2024 | 巨人 | 45 | 68 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 45 | 68 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
編集- 初記録
- 初出場・初先発出場:2024年3月29日、対阪神タイガース1回戦(東京ドーム)、1番・中堅手で先発出場[12]
- 初打席:同上、1回裏に青柳晃洋から二ゴロ
- 初安打:同上、3回裏に青柳晃洋から投手内野安打[12]
- 初打点:同上、5回裏に青柳晃洋から遊ゴロ野選の間[13]
- 初盗塁:2024年4月11日、対東京ヤクルトスワローズ2回戦(明治神宮野球場)、6回表に二盗(投手:高橋奎二、捕手:中村悠平)
背番号
編集- 44(2024年 - )
登場曲
編集- 「スーパー・クレジット」マイケル・ジアッチーノ(2024年 - )
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c 「【巨人】ドラフト3位・佐々木俊輔が仮契約で決意「開幕1軍、スタメンを目指して」背番号は「44」」『スポーツ報知』2023年11月13日。2024年2月25日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】ドラ3・佐々木俊輔の愛称はおさるの「ジョージ」…東洋大先輩の阪神・村上からヒット打ちたい」『スポーツ報知』2023年10月28日。2023年10月30日閲覧。
- ^ 「帝京が準々決勝敗退、6年ぶりの甲子園ならず 前田監督執念の“猛抗議”も」『デイリースポーツ online』2023年10月30日。2023年10月30日閲覧。
- ^ a b c d 「野球 - 東洋大・佐々木俊輔主将「野球が好き」の一心で挑んだ4年間、2部降格の悔しさを胸に」『4years.』2022年2月10日。2023年10月30日閲覧。
- ^ 「1回戦・JR九州―日立製作所|社会人野球日本選手権2022」『毎日新聞』2022年11月1日。2023年10月30日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】巨人はドラフト3位で佐々木俊輔を指名 上位指名に「まさか3位とは…。時が止まった」」『スポーツ報知』2023年10月26日。2023年10月30日閲覧。
- ^ 「巨人の"逸材"候補に「ゆくゆくはトリプルスリーを」 担当スカウトが語る魅力」『Full-Count』2024年2月8日。2024年3月31日閲覧。
- ^ 「【巨人】ドラ3佐々木俊輔が規定打席1及ばずも打率4割 シーズンへ「自信と不安が半々」」『日刊スポーツ』2024年3月24日。2024年3月29日閲覧。
- ^ 「【巨人】ドラ1西舘勇陽、ドラ3佐々木俊輔、ドラ4泉口友汰のルーキー3人が開幕1軍入り 出場選手登録29人発表」『スポーツ報知』2024年3月28日。2024年3月31日閲覧。
- ^ 「【巨人】 ルーキー・佐々木俊輔が「1番・中堅」で開幕スタメン 「3番・右翼」に梶谷隆幸…阪神戦スタメン」『スポーツ報知』2024年3月29日。2024年3月30日閲覧。
- ^ 「巨人86年ぶりの「新人開幕センター」佐々木俊輔がプロ初安打 ボテボテ内野安打に阿部監督も「彼らしい」」『スポーツ報知』2024年3月30日。2024年3月30日閲覧。
- ^ a b c 「【巨人】開幕スタメン1番のドラ3佐々木俊輔、第2打席でプロ初ヒット 粘って内野安打」『スポーツ報知』2024年3月29日。2024年3月29日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】ジョージ打で阿部ジャイアンツ初得点! ドラ3佐々木はプロ初打点「尚輝さんに感謝です」」『スポーツ報知』2024年3月29日。2024年3月29日閲覧。
- ^ a b c 「【巨人】佐々木俊輔は俊足で広い守備範囲と強肩、パンチ力ある打撃も魅力の即戦力」『スポーツ報知』2023年11月14日。2024年2月2日閲覧。
- ^ 「【巨人】阿部慎之助監督が仰天 ドラ3佐々木俊輔の打球速度170キロ超「すごいなと思いながら見ていた」」『スポーツ報知』2024年2月1日。2024年2月2日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 佐々木俊輔 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手プロフィール - 読売ジャイアンツ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 佐々木俊輔 (@shunsuke_6_nov) - X(旧Twitter)