太宰府駅
福岡県太宰府市にある西日本鉄道の駅
太宰府駅(だざいふえき)は、福岡県太宰府市宰府二丁目にある西日本鉄道(西鉄)太宰府線の駅。駅番号はD02。同線の終点で、太宰府天満宮最寄り駅である。 なお、大宰府駅との表記は誤り。
太宰府駅 | |
---|---|
駅舎(2013年5月) | |
だざいふ Dazaifu | |
◄D01 西鉄五条 (1.0 km) | |
所在地 | 福岡県太宰府市宰府二丁目 |
駅番号 | D 02 |
所属事業者 | 西日本鉄道 |
所属路線 | ■太宰府線 |
キロ程 | 2.4 km(西鉄二日市起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[西鉄 1]11,658人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)5月1日 |
前身である太宰府馬車鉄道から辿れば、現存する西鉄最古の駅でもある。
歴史
編集- 1902年(明治35年)5月1日:太宰府馬車鉄道により開業。軌間914mmの馬車鉄道。
- 1907年(明治40年)7月17日:太宰府馬車鉄道が太宰府軌道に社名変更。
- 1913年(大正2年)1月20日:動力を馬力から蒸気に変更。
- 1927年(昭和2年)9月24日:太宰府 - 二日市(現在の西鉄二日市)間を1435mm軌間に改軌し電化。
- 1934年(昭和9年)8月23日:九州鉄道(国有化された九州鉄道とは別)が太宰府軌道を合併。太宰府線となる。
- 1942年(昭和17年)9月19日:九州鉄道が九州電気軌道に合併、西日本鉄道となる。
- 1952年(昭和27年):駅舎改築。
- 1965年(昭和40年)12月:ホームを増設(「古都太宰府」の展開)P327参照)
- 1991年(平成3年):現在の駅舎に改築。
- 2008年(平成20年)5月18日:ICカードnimoca供用開始。
- 2017年(平成29年)2月1日:駅ナンバリングを導入[1]。
- 2019年(平成30年)1月1日:大宰府天満宮をイメージしたリニューアル。
-
旧駅本屋
(1987年8月) -
旧ホーム
(1987年8月)
駅構造
編集頭端式3面2線のホームを持つ地上駅。2線を3面のホームで挟む構造となっており、中央のホームが乗車専用、両側のホームが降車専用となっている。「「古都太宰府」の展開」(太宰府市史)に、1965年12月にホームを増設したという記述がある。
ホーム端部の先に太宰府天満宮を模した外観の駅舎があり、ホームからスロープでほぼ段差なくつながっている(4番ホームの一部に階段あり)。改札口は駅前広場に面した北側のほか、東向きにも駅からの出場専用改札口が設けられている。窓口での対応を必要とする場合は、北側を利用する必要がある。
-
改札口と頭端式ホーム(2007年1月)
-
出場専用改札口(2007年1月)
-
降車用ホーム・4番のりば
-
乗車ホーム・2,3番のりば
-
降車用ホーム・1番のりば
-
駅名標
のりば
編集のりば | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ●大宰府線 | 降車専用 |
2・3 | 二日市・福岡(天神)・久留米・大牟田方面 | |
4 | 降車専用 |
利用状況
編集2022年度の1日平均乗降人員は11,658人[西鉄 1]であり、西鉄の駅としては第17位である[2]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1996年(平成 | 8年)7,101 | 14,073 | [3] |
1997年(平成 | 9年)6,712 | 13,306 | |
1998年(平成10年) | 6,710 | 12,728 | |
1999年(平成11年) | 6,368 | 12,636 | |
2000年(平成12年) | 6,200 | 12,274 | |
2001年(平成13年) | 6,052 | 11,896 | [4] |
2002年(平成14年) | 5,929 | 11,658 | |
2003年(平成15年) | 5,852 | 11,432 | |
2004年(平成16年) | 5,652 | 11,140 | |
2005年(平成17年) | 5,608 | 11,197 | |
2006年(平成18年) | 5,674 | 11,348 | [5] |
2007年(平成19年) | 5,516 | 11,066 | |
2008年(平成20年) | 5,537 | 11,123 | |
2009年(平成21年) | 5,575 | 11,734 | |
2010年(平成22年) | 5,578 | 11,247 | |
2011年(平成23年) | 5,467 | 11,030 | [6] |
2012年(平成24年) | 5,810 | 11,850 | |
2013年(平成25年) | 5,854 | 11,931 | |
2014年(平成26年) | 5,846 | 11,878 | |
2015年(平成27年) | 5,945 | 12,091 | |
2016年(平成28年) | 5,898 | 12,049 | [7] |
2017年(平成29年) | 5,802 | 11,876 | |
2018年(平成30年) | 5,896 | 12,047 | [8] |
2019年(令和元年) | 5,932 | [西鉄 2]12,139 | [9] |
2020年(令和 | 2年)[西鉄 3]6,619 | ||
2021年(令和 | 3年)[西鉄 4]8,528 | ||
2022年(令和 | 4年)[西鉄 1]11,658 |
駅周辺
編集太宰府市の中央部よりやや北東寄りに位置する。駅構内に観光案内所が設けられており太宰府天満宮にも近く、太宰府観光の拠点となっているが、太宰府市の中心市街地及び市役所へは隣の西鉄五条駅の方が近い。
駅前を福岡県道35号筑紫野古賀線が通る。同道路は駅の南側約200mの位置に有る梅大路交差点で福岡県道76号筑紫野太宰府線と交差する。
- 太宰府天満宮 - 駅前の参道上を東へ約300m歩く
- 太宰府天満宮商店街 - 駅前から太宰府天満宮までの参道の両側
- だざいふ遊園地 - 太宰府天満宮の東に隣接
- 九州国立博物館 - 東へ約700m
- 光明禅寺
- 太宰府館
- 竈門神社(宝満山登山口) - 北東へ約1.8km、駅から市コミュニティバス「まほろば号」が運行されている。
学校
編集- 太宰府天満宮幼稚園 - 太宰府天満宮内
- 太宰府市立太宰府小学校 - 北西へ約450m
- 筑紫台高等学校 - 西北西へ約500m
- 九州情報大学 - 北東へ約1.2km、駅から市コミュニティバス「まほろば号」が運行されている
- 筑紫女学園大学・同短期大学部
商業・金融機関等
編集バス路線
編集西鉄バス二日市太宰府停留所(路線は2024年10月1日現在)
まほろば号西鉄太宰府駅停留所
隣の駅
編集- 西日本鉄道
- ■太宰府線
- 西鉄五条駅(D01) - 太宰府駅(D02)
脚注
編集出典
編集- ^ “西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
- ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事
- ^ 2001年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ 2006年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ 2011年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ 2016年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ 2018年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ 2019年版 福岡市統計書 2021年1月6日閲覧。
- ^ 2020年版 福岡市統計書 2021年9月18日閲覧。
- 西日本鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均、単位:人)”. 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
- ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均、単位:人)”. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
- ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均、単位:人)”. 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
- ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均、単位:人)”. 2022年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 太宰府駅 - 西鉄電車各駅情報サイト