郷古廉
郷古 廉(ごうこ すなお、1993年〈平成5年〉12月2日 - )は、日本のヴァイオリニスト。宮城県多賀城市出身。2024年4月よりNHK交響楽団コンサートマスター。
郷古 廉 | |
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生誕 | 1993年12月2日(30歳) |
出身地 | 日本・宮城県多賀城市 |
学歴 | 東京藝術大学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
担当楽器 | ヴァイオリン |
人物・来歴
編集1993年12月に宮城県多賀城市に生まれる。1999年に桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室の仙台分室に入室。
多賀城市立多賀城小学校、仙台育英学園秀光中等教育学校(現・秀光中学校・仙台育英学園高等学校)を経て、東京芸術大学音楽学部器楽科を卒業[1]。
勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフらに師事。ジャン=ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコらのマスタークラスを受ける[2]。
2007年12月のデビュー以来、ゲルハルト・ボッセ、秋山和慶、井上道義、尾高忠明、小泉和裕、上岡敏之、下野竜也、山田和樹、川瀬賢太郎らの指揮のもと、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢等と共演した[3]。
2004年にユースクラシックコンクール第1位、同年に第58回全日本学生音楽コンクール第1位となる。2006年には第11回ユーディ・メニューイン国際コンクールのジュニア部門で史上最年少優勝を果たす。その後、2013年にはスイスで行われたティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した[4]。
2019年に出光音楽賞(第29回)、文化庁芸術祭賞大賞(第74回)を受賞[5][6]。
2022年4月よりNHK交響楽団のゲスト・アシスタント・コンサートマスター、2023年4月よりゲスト・コンサートマスターを務め、2024年4月より篠崎史紀の後任としてNHK交響楽団第1コンサートマスターに就任。篠崎は特別コンサートマスターに就任した[7]。
使用楽器は1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)である[4]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “Shukoh Press Vol.8”. www.sendaiikuei.ed.jp. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “郷古 廉(ヴァイオリン) プロフィール / TOPPAN HALL”. www.toppanhall.com. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “第5回名古屋大学ホームカミングデイ”. www.nagoya-u.ac.jp. 2024年3月17日閲覧。
- ^ a b “郷古 廉 | オーケストラ・メンバー | NHK交響楽団”. www.nhkso.or.jp. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “第29回出光音楽賞に牛田智大、郷古 廉、LEO/今野玲央 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “郷古廉(ヴァイオリン) / 加藤洋之(ピアノ)が令和元年度(第74回)文化庁芸術祭賞 大賞を受賞”. 東京・春・音楽祭. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “NHK交響楽団 今後のコンサートマスターの体制について | NHK交響楽団”. www.nhkso.or.jp. 2024年3月17日閲覧。