「殿ヶ谷戸庭園」の版間の差分
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== 交通案内 == |
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* 鉄道 - JR中央線・西武国分寺線・西武多摩湖線 - 国分寺駅南口より徒歩約2分<ref name="tonogayato-teien"/> |
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2023年4月30日 (日) 13:57時点における版
殿ヶ谷戸庭園 Tonogayato Gardens | |
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分類 | 都立庭園・名勝 |
所在地 | |
座標 | 北緯35度41分56.3秒 東経139度28分54.6秒 / 北緯35.698972度 東経139.481833度座標: 北緯35度41分56.3秒 東経139度28分54.6秒 / 北緯35.698972度 東経139.481833度 |
面積 | 21,123.59m2[1] |
開園 | 昭和54年(1979年)4月1日[1] |
運営者 |
東京都公園協会 2011~2015年度指定管理者 |
設備・遊具 | 集会場(紅葉亭) |
告示 | 1979年4月1日開園 |
公式サイト | 公式ホームページ |
殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)は、東京都国分寺市にある有料の都立庭園である。
園内は自然の地形を生かした回遊式庭園となっている。国の名勝に指定されている。
概説
- 所在地:東京都国分寺市南町2-16
- 主な施設:庭園、集会場(紅葉亭)
歴史
1913年(大正2年)から1915年(大正4年)にかけて、江口定条の別荘として庭師・仙石の手で作庭される。1929年(昭和4年)に三菱財閥創業家の岩崎彦弥太が別邸として買い取り、津田鑿の設計で洋風邸宅、数奇屋風の茶室(紅葉亭)などを追加整備した。昭和40年代に再開発計画が持ち上がったが、保存を求める住民運動をきっかけとして1974年(昭和49年)東京都が買収、公園として整備の後に1979年(昭和54年)4月より有料庭園として公開した。
園内
国分寺崖線と呼ばれる段丘崖と豊富な湧水を巧みに生かして築かれた、回遊式林泉庭園である。様々な木々が植えられており、園内には池や周遊順路が存在し、カメラマンや地元住民、近隣で働く人間の憩いの場として利用される。
主な見所
殿ヶ谷庭園の見どころは、武蔵野段丘の国分寺崖線(段丘崖)と、その下端部の礫層より染み出る湧水。その湧水を蓄えた次郎弁天池を中心とした和風庭園の趣など、国の名称に指定されている[1]。
- 「次郎弁天池」(じろうべんてんいけ) - 河岸段丘の段丘崖の下から湧水が見られ池に注いでいる[1]。
- 「紅葉亭」(こうようてい) - 数寄屋造りの茶室から、イロハモミジの紅葉が見渡せる[1]。
- 「鹿おどし」(ししおどし) - 井戸水を利用した鹿おどしで、イノシシやシカを追い払うために作られた[1]。
- 「馬頭観音」(ばとうかんのん) - 国分寺市に11基ある馬頭観音の一つで、供養のため造られた[1]。
- 「竹の小径」(たけのこみち) - 日本庭園には珍しい孟宗竹の竹林がある[1]。
- 「花木園」(かぼくえん) - 花暦情報参照
- 「藤棚」(ふじだな) - 春には岩崎家時代から存在するフジの花が楽しめる[1]。
- 「萩のトンネル」(はぎのトンネル) - 秋には紫の小さな萩のトンネルが楽しめる[1]。
- 「本館」(ほんかん) - 岩崎彦彌太の別邸として、昭和9年(1934年)に建てられた洋館[1]。
利用情報
- 開園時間 - 午前9時 〜 午後5時、イベント開催時は時間延長がある(入園 午後4時30分まで)[1]
- 休園日 - 年末年始(12月29日 〜 1月1日 )[1]
- 入園料 - 一般 150円(120円)、65歳以上 70円(50円)、小学生以下 無料、中学生(都内在住、在学)無料、身体不自由者 無料、カッコ内は20名以上の団体[1]
- 年間パスポート - 一般 600円、65歳以上 280円[1]
- 年間パスポート(9庭園共通) - 一般 4,000円、65歳以上 2,000円(都立文化財9庭園 浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園、小石川後楽園、六義園、旧岩崎邸庭園、向島百花園、清澄庭園、旧古河庭園、殿ヶ谷戸庭園)[1]
- 無料公開日 - みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)[1]
- 集会場(貸室) - 紅葉亭(30名)、6カ月前より受付[1]
- 無料庭園ガイド - 土・日曜日、祝日(午前11時、午後2時)[1]
- サービスセンター - 殿ヶ谷戸庭園サービスセンター 東京都国分寺市南町2-16(TEL 042-324-7991)[1]
花暦情報
- 1月 - ロウバイ(蝋梅)、ツバキ(椿)、サザンカ(山茶花)、(霜、雪吊り、冬囲い)[1]
- 2月 - ツバキ、ウメ(梅)、フクジュソウ(福寿草)、サザンカ、(雪吊り、冬囲い)[1]
- 3月 - ツバキ、フクジュソウ、タマノカンアオイ(多摩の寒葵)、カタクリ(片栗)、キクモモ(菊桃)、アセビ(馬酔木)[1]
- 4月 - タマノカンアオイ、カタクリ、キクモモ、アセビ、シャガ(射干)、フジ(藤)[1]
- 5月 - フジ、エビネ(海老根)、サツキ(皐月)[1]
- 6月 - ホタルブクロ(蛍袋)、アジサイ(紫陽花)、ヤブカンゾウ(藪萱草)、サツキ[1]
- 7月 - アジサイ、ヤブカンゾウ、キンミズヒキ(金水引)、レンゲショウマ(蓮華升麻)[1]
- 8月 - ヤブカンゾウ、キンミズヒキ、レンゲショウマ、キツネノカミソリ(狐の剃刀)オミナエシ(女郎花)、ナデシコ(撫子)[1]
- 9月 - ヒガンバナ(彼岸花)、ハギ(萩)、ホトトギス(杜鵑草)、オミナエシ、ナデシコ[1]
- 10月 - ホトトギス、シュウメイギク(秋明菊)、シモバシラ(霜柱)、オミナエシ、ナデシコ[1]
- 11月 - ツワブキ(石蕗)、サザンカ(山茶花)、モミジ(紅葉)、(雪吊り、冬囲い)[1]
- 12月 - ロウバイ、サザンカ、モミジ(霜、雪吊り、コモ巻)[1]
交通案内
関連項目
- 東京都指定名勝
- 旧岩崎邸庭園 - 旧岩崎家茅町本邸
- 清澄庭園 - 岩崎家深川別邸跡
- 六義園 - 岩崎家駒込別邸跡
- 国際文化会館 - 岩崎家鳥居坂別邸跡
- 開東閣 - 旧岩崎弥之助家高輪本邸・非公開
- 岩崎家
- 三菱グループ