ロボット
ロボット(チェコ語: robot、英: robot)は、現在では次のようにいくつかの意味で用いられている言葉である[1]。
- 機械でありながら生き物に似た外見をしており、それ自体で移動でき(つまり歩行したり、あるいは車輪を用いて移動でき)、複雑な動作(たとえば「物をつかむ」や「物を移動させる」など)をできるもの[1]。
- 自動的に、複雑な動作、しばしば繰り返しを伴う動作を行うことができる装置[1](たとえば産業分野の組み立てラインで使われている装置の類[1])。
- 自律制御のメカニズム(機構)[1]。
- (比喩的用法)まるで自動的に機能しているように見える、あるいは普通の感覚や感情を欠いていることにより、機械に似ている人[1]
概説
上で示した辞書の定義文のように、ロボットは主に次のように大分類できる。
- (もともとフィクション類、特にSFで頻繁に登場したイメージであり)生き物(主に人や動物)に似た外見をしており、生物の動作や機能を模倣できる機械。(ただしもともとはSF上の概念だったが、1960年代頃以降は技術的に一応は実現可能になり、1970年代から1990年代のコンピュータの技術、メカトロニクス技術、画像認識技術などの向上とともにいっそう似せられるようになり、さらに2010年代からは(新世代の)AI技術を搭載したことでますます生物的な機械が登場していて、現実的なものになっている。)
- 自動的に複雑な作業を行う機械。自律制御、コンピュータ制御の機械。生物の「自律的に動く」という機能を模倣することに重きを置いており、外見を生物に似せるために作られたわけではない。たとえば産業用ロボット、軍事用ロボット、掃除用ロボット、搾乳ロボットなど。
『「ロボット」の明確な定義は事実上存在しない』とされることもあるものの、初出の戯曲作品(後述)の意味に習い「人に代わって作業(労働)をするために作られた存在」や「人の姿を模して作られた存在」という意味で使われるか、あるいは1930年代から用いられるようになった「自律的な動作をする機械」という意味のほうで使われ、両者の性質を兼ね備えたもの(つまり外見も生物に似て、かつ、きわめて自律的でもあるもの)も「ロボット」と呼ばれている。
生物に外見や機能が似ている機械
この意味の「ロボット」は、フィクション作品では、特にSF作品ではアンドロイドや人造人間として登場し、日本のアニメでは『鉄腕アトム』『鉄人28号』『マジンガーZ』などに登場した(なお鉄腕アトムは十分にロボットと呼べる存在だったが、後者2つは「ロボット」と呼んでいるのに「それ自体で動く」という性質を十分に備えていなかった。)
現実に製作・製造されたロボットとしては、研究用ロボット、広報目的のロボット(テーマパークやパビリオンなどで案内係を務めるロボット)が1970年代から作られ、1999年にはSONYがAIBOを発売し愛玩用のペットロボットという分野が広まりはじめ、2000年にはHONDAが二足歩行ロボットASIMOを発表した。その他、メカ好きの人々の間では関節部にサーボモータを組み込んで、数十センチ程度大きさのロボット(人型も、動物型のものも)を作りコンピュータ制御で動かすということがホビーとして行われるようになった。
なお、人や動物に通常以上の力を発揮させるために、身体の一部を人工物や装置で置き換えたり追加で埋め込んだ状態は「サイボーグ」とされ、ロボットとは区別されている。
- 生物に外見や動作を似せているロボットの例
自律制御の機械
こちらの「ロボット」は、自律制御の機械という意味のロボットである。コンピュータ制御で自律的に判断して動く。こちらの「ロボット」は、外見のほうではなく「自律性」という機能が生物に似ているものを「ロボット」と呼んでいることになる。つまり「動物とは自律的に動くもの」だとも言えるので、そのような自律性をそなえているかいないかで線引きして、そなえているものを「ロボット」と呼んでいるわけである。センサ(物理的な状態についての情報を得る装置)およびアクチュエータ(物理的な運動を起こす装置)およびコンピュータとそのソフトウェアで(また機種によってはAIも搭載して)「自律性」を実現している。
自動運転車は、かつては「SFの世界」だったが、現在ではすでに「レベル3」のつまり「本物の自動運転車」が登場している。たとえば2021年3月5日にはHonda SENSING Elite(ホンダ センシング エリート)搭載ホンダ・レジェンドとして登場。これは(高速道路で渋滞した時に限りではあるが)レベル3自動運転を実現し、車の周囲を2基の単眼カメラ、5基のミリ波レーダー、5基のLiDAR(ライダー)によって監視しハンドル・アクセル・ブレーキ類を自律的に操作するものである。そして2022年5月にはメルセデス・ベンツから、DRIVE PILOT(ドライブ・パイロット)搭載した「Sクラス」「EQSクラス」が発売された。
語源
この言葉が初めて用いられたのは、1920年にチェコスロバキア(当時)の小説家カレル・チャペックが発表した戯曲『R.U.R.(ロッサム万能ロボット商会)』においてであるが、この作品のロボットは人間とは異なる組成の肉体と人間そっくりの外見を持つものを、化学的合成で原形質を使って製作したものであった。現在のSFで言うバイオノイドである。
チェコ語で強制労働(もともとは古代教会スラブ語での「隷属」の意)を意味するrobota(ロボッタ)と[3]、スロバキア語で労働者を意味するrobotnik(ロボトニーク)から創られた造語[4]である。
着想にはゴーレム伝説が影響していると作者が述べており[5][6]、また、言葉自体も作ったのは自身ではなく、兄で画家のヨゼフ・チャペックであるとしている。あらすじを兄に話し、どのような名前にしたらよいだろうかと聞いてみたところ、口に絵筆をくわえてもごもごとした口調で「ロボット」はどうだろうかと答えたという[7]。その後、この作品が各国で翻訳・上演されたことで広まり、一般に使用されるようになった。
日本では同作品の翻訳本が1923年に出版された(宇賀伊津緒訳、春秋社)が、翻訳者の宇賀はrobotを「人造人間」と訳し、タイトルも『人造人間』とした。原典のままカタカナ表記した「ロボット」が普及したのは、戦後以降であった。
語義の多様化
起源とされる上記作品においては「ロボット」は「人の代わりに作業(労働)をさせることを目的に」、「人(の姿と自律行動)を模して」作られたものであるとされ、同作品が広範囲に流布したことにより当初はその意味で使われたが、その後次第に、各分野においてやや違う意味でも使われるようになっていった。
ヨーロッパでは1930年代中頃から『自動化』という意味でも使われるようになっていった。つまり高度に自動化した機械であれば、たとえ人の形をしていないものでもロボットと呼ぶようになっていった。たとえばドイツのカメラメーカーであるオットー・ベルニングは1934年に発売したモータードライブ内蔵カメラを『ROBOT』と命名した。
工業分野では明確に定義が定められるようにもなってきた。たとえばJISの「JIS B 0134」(1998年)では[8]「産業用ロボット」の定義を「自動制御によるマニピュレーション機能又は移動機能をもち,各種の作業をプログラムによって実行できる,産業に使用される機械。」とした。さらに「JIS B 0134」では産業用マニピュレーティングロボットに関する用語も定義された。平成18年のロボット政策研究会報告書では「センサ、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」と定義された[9]。
ロボットとロボットでない機械の線引き
基本的に、ある程度の工程なり手順なりを自動的かつ連続的に行うものであり、単一の動作のみを行う装置(ベルトコンベアー、エスカレーターなど)や、絶えず人間が操作をする必要がある装置(リフト装置やエレベーター)、操縦者が搭乗する必要性があるもの(ブルドーザーやショベルカーなど)はロボットに含めないことが多い。
その一方で、人の形を模した(若しくは類似した)外観である機械装置であれば、まったくの手動操作・操縦であっても、範疇に含む場合があり、パワードスーツなどを含めた「人の形をした乗り物または作業用機械」についても同様に、一般的にはロボットと呼ばれている。
作業用機械・装置であっても、高度な遠隔操作や自動制御技術の導入が進み、人間が操縦者から単なる作業指示・命令者に近づきつつあり、さらに、従来よりオートパイロットと呼称されている、航空機や船舶など乗り物全般の自動操縦技術も、より発展し自動車にまでも及びつつあり、今後これらが更にロボット化が進む可能性があり、一層、境界が曖昧になって来ている。
操り人形の類は何かの作業を目的とした装置ではなく、ましてや自動的に動作する物でもないため含まれないことがほとんどだが、あらかじめ設計された一連の動作を、特定の操作をきっかけとして行うからくり(からくり人形)の一部(もっぱら糸で繋がった手足などを人が操作するものも、からくり人形と呼ばれる場合がある)やオートマタ等に、今日あるロボットの原型を見出すことができるため、間接的にからくり人形やオートマタをロボットの一種と見なすことも可能である。
モーター等の動力が内蔵され機械的または電気的に人間の操作を伝達して動作するマニピュレーターも一種と見なされ、ロボットアームとも呼ばれる(医療ロボットのダ・ヴィンチや国際宇宙ステーションのカナダアーム2など)が、これらは厳密な定義による分類ではなく、多分に慣用句的用法である。
人間ではなく生物の動きを模した機械もロボットに含まれる[10]。
物体としては存在しないが、「人の代わりになんらかの作業を、ある程度の工程なり手順なりを自動的かつ連続的に(かつ効率的に)行うもの」という定義から、コンピュータ言語によるプログラムやソフトウェアも範疇に含まれる場合もある。例としてインターネットの情報を自動検索するソフトウエア「検索エンジン」などはロボット検索(命令(検索ワードの入力)するだけで、さまざまな結果・情報の取得まで自動で行なう)と呼ぶ。これらは機械的ロボットとの区別のために短縮形のボット(Bot)と呼ばれる(インターネットボット、ボットネットなど)こともある。
別の用法として、「機械的」という概念を人間にあてはめ、「自分で判断をしない、指示待ち的な人間」や「自分の意志ではなく、他人に操られて動く人間」を、やや侮蔑的に比喩として呼称することもある。ただし、同様の人を指して「傀儡(かいらい)」や「操り人形」という比喩は、それ以前から存在するため、新しい語をバリエーションの一つとしてあてはめたものと言える。英語においても、同様の比喩に用いるが、こちらも先に「オートマトン(オートマタ、機械人形)」が比喩に用いられていた。
歴史
- 古代の神話には、自律的に動く人型の人工物がいくつか登場する(ゴーレムやピグマリオン、タロースなど多数)。
- 紀元前4世紀、アルキタスは鳩型の空飛ぶ機械を製作したとも言われている。
- 紀元前4世紀、アリストテレスはオートマタによって人間の奴隷を廃止できる可能性について議論したとされる。
- 紀元前4世紀、「列子」に人型の機械人形を作成した人物に関する記述がある。「韓非子」にも空飛ぶ鳥型の人形の記述がある。
- 紀元前3世紀、クテシビオスは人形が周りを回る水時計を作製した。また、アレクサンドリアのヘロンやビザンチウムのフィロンは様々な自動機械の仕組みを発明した。
- 1088年、機械学者の蘇頌は人形が数時間ごとにチャイムを鳴らす大時計を作成した[11][12]。
- 12世紀、機械工学者のジャザリーは飲み物を給仕するものや、楽器を演奏するものを作製した。
- 12世紀、鎌倉時代の仏教説話集『撰集抄』に人間そっくりの生物的ロボットと言えるものの記述が登場し、これが日本のロボット史の最初とされる[4]が、これは人骨を集めて作った人形に魂を宿す魔術によって蘇るという話でありロボットと言えるのか意見の分かれるところである。
- 12世紀、アルベルトゥス・マグヌスがアンドロイドを作ったと記録されている。
- 13世紀、Robert II, Count of Artoisは数々の人型、動物型の機械人形を作製した。
- 1495年、レオナルド・ダヴィンチが現代で言えばヒューマノイドとして捉えられる、詳細な設計図も含んだ一群のスケッチを作成する(ダヴィンチのロボット)。
- 1533年、レギオモンタヌスは鷲型の空飛ぶ機械を製作した[13]。また、ジョン・ディーは空飛ぶカブトムシの機械を製作した。
- 1622年、からくり人形の竹田座が大阪に開業(1768年まで)[4]。
- 1739年、ジャック・ド・ヴォーカンソンがアヒルを模したオートマトンを開発する。
- 1770年、「トルコ人」と呼ばれたチェスを指すオートマタと詐称した物が作製される。
- 1773年、ピエール・ジャケ・ドローによる文字を書く人形が作製される。
- 1796年、細川半蔵が茶運人形などの構造を図解した「機巧図彙」(からくりずい、きこうずい)を著す。
- 1886年、ヴィリエ・ド・リラダンが「未来のイヴ」という小説でアンドロイドという語を初めて使ったとされる。
- 1921年、カレル・チャペックが「ロボット」の造語を使用し、その概念が広まった。
- 1926年、ウェスティングハウス・エレクトリックが3つの音程に反応してリレーの操作を行い、電話での遠隔操作も可能な装置「テレヴォックス」(Televox)を開発する。のち(1927年にニューヨークで開催された世界博覧会に展示される折)に筐体表面に人型に切り抜いたボール紙を貼り付けたことで、これが人型ロボット第一号とみなされることもある[14]。
- 1927年、アンドロイドが登場する有名な映画「メトロポリス」が放映される。
- 1928年、世界初のヒューマノイドとされる「エリック」が作製される。
- 1928年、日本初のロボット[4]と認識されている「學天則」(がくてんそく)を、生物学者の西村真琴が製作した。その後、翻訳上演された外国演劇にロボットが登場したことをきっかけに関心が高まるも、第二次大戦勃発により日本のロボット開発は中断する[4]。
- 1947年9月25日、アメリカ空軍のC-54輸送機がオートパイロットで大西洋を渡り、イングランドへの着陸に成功する。
- 1948年、William Grey Walterが「Elmer and Elsie」と呼ばれる初期の自律式ロボットを作成する。
- 1950年、SF作家のアイザック・アシモフが、『われはロボット』作中でロボット工学三原則を発表、人間との共存に関する議論の的となる。
- 1950年、手塚治虫が漫画『鉄腕アトム』発表[4]。
- 1961年、アメリカのジョージ・デボルが世界初の実用的産業用ロボットである「ユニメート」を発売した。すぐにゼネラルモーターズの工場に納入され、ダイカスト作業に投入された[15]。
- 1963年、日本初のTVアニメ「鉄腕アトム」が人気となり、劇中のロボット「アトム」は、のちの日本でのロボット開発において一つの目標となる。
- 1969年、川崎重工がユニメートのライセンス生産を開始する[15]。
- 1970年、大阪万国博覧会が開催され、ロボットを中心にしたパビリオン「フジパンロボット館」が出展された。
- 1970年代末、日本の多くの企業が産業用ロボット市場に進出する。
- 1980年代、自動車などの生産ラインに、溶接や部品の組み付けなどの作業を行う産業用ロボットが導入され始める。また同時期、マイコン制御による自律自走式のマイクロマウス競技が流行し、様々な企業や個人が、優れた迷路脱出能力をもつものを開発・発表する。さらにアメリカ等の国々で、マイコン制御の家庭用ロボットが複数市販された。これらはROMチップに焼き付けたプログラムをStepByStepで実行する関係で扱いが難しく、また高価であることからあまり普及しなかったものの消費者の関心を集めた。そのブームに乗り、パソコンやゲーム機で制御する(人形やフィギュアとは別の意味の)「ロボット玩具」が普及し、テレビアニメ等で様々なロボット物の番組が提供された。
- 1985年、筑波研究学園都市で国際科学技術博覧会(つくば科学博)が開催され、「芙蓉ロボットシアター」などで様々な種類が展示された。
- 1996年、単体で完全な二足歩行を行う人型ロボット「P2」を本田技研工業が発表する。
- 1999年、ソニーが犬型ロボット「AIBO」を発売して人気となり、家庭用エンターテイメントロボットという市場が生まれた。
- 2000年、本田技研工業がASIMOを開発。
- 2002年2月4日、ロボット競技ROBO-ONE第一回大会が東京で開催。二足歩行ロボット研究が個人レベルにまで浸透する。
- 2004年3月18日、コンピュータ操作の無人自動車によるレース「DARPAグランド・チャレンジ」がアメリカ国防総省によってモハベ砂漠で開催。参加車両15台中、240kmを完走した車両は出なかったが、翌年10月の第二回大会では参加車両23台のうち5台が212kmを完走した。
- 2005年、愛・地球博開催。多種多様なロボットが発表され、展示だけでなく会場案内や楽器演奏、ミュージカル出演など活躍。
- 2008年、ロボットスーツHAL製品化。
- 2017年、香港のハンソン・ロボティクスの人型ロボット「ソフィア」がロボットでは世界初の市民権をサウジアラビアで取得[16]、ロボットで史上初めて国連から称号を与えられる[17]。
- 2021年、イーロン・マスクがTesla Botを発表。
実在のロボット概略
以下は現実世界におけるロボットの研究・開発状況について解説する。
ロボットは長い間フィクションの中だけに登場する存在であったが、主に工場などの生産ラインで腕力の必要な作業や、高温など危険な環境下での機械関係の点検・保守作業などで、自律的に人間の代行ができる機械が産業用ロボットと呼ばれ活躍している(自動車組み立てロボットなど)。
すでに一部では、歩行する人間型の物ではないが、自動的に建物内を巡回・警備するロボットのレンタル事業が開始されており、病院内の物資運搬におけるロボットカートの採用、また自動車の自動運転という意味のロボットカーなど、非人間型ロボットを中心に、移動する自動機械が人間社会の中で実際に活動を始めている。据え置き型の製造機械である産業用ロボットは、それらが動かない限り、ロボットと呼ばれる自動機械であり、人間社会に与える影響も旧来の自動機械と同等と考えられたが、これからの人間社会は移動するロボットからの影響を受けることが想像される。
福島第一原子力発電所事故の発災後に日本製の原発ロボット(調査ロボット)の投入が遅れたことや、その後、投入されたものの目覚しい活躍を示していない現状[18][19]や、掃除用ロボットなどの分野で日本企業が主役から外れていることなどを背景に、実用性の高いロボットの研究開発の重要性が指摘されている。しかしそのようなロボットは未だ完成しておらず日本の技術では不可能と思われている。
分類
用途別と構造別による分類が行える[20]。
- 産業用ロボット分野
- サービスロボット分野
- 構造による分類
- 直交ロボット、円筒・極座標型、垂直多関節ロボット、水平多関節ロボット、パラレルリンクロボットなど
- 移動型ロボット
- 二足歩行ロボット、多脚、車輪、クローラ、飛行など
人型
1980年代後半以降、ASIMO(本田技研工業)・HRP-2/HRP-3(川田工業・産業技術総合研究所・川崎重工業)・SDR-4X/QRIO(ソニー)・PALRO(富士ソフト)等の二足歩行可能な人型ロボットが開発・発表されており、ROBO-ONEのような企画向けに個人で製作されるものにも高度なものが現れ、オーケストラの指揮したり[22]、TPR(トヨタ)等の実際に楽器演奏ができる(従来のものは「フリ」をしてカラオケを流していただけであるが、トランペット(実際に「息」で吹く)や、ドラムを操作して音を出す)ものも登場している。 2018年10月11日には、ボストン・ダイナミクス社の最新型アトラスが「パルクール」を軽々とやってのける動作を撮影した新映像が公開された[23][24]。
いずれもこれら人の形をした(もしくは目指した)ロボット開発は、古くからのSF作品で描かれた「人間社会に溶け込み、人間との共同作業や共に生活するロボット」というイメージに沿ったものでもあり、日本においては『鉄腕アトム』の影響が少なからず二足歩行ロボット開発者の発言に示されている一方、若い世代では一連の巨大ロボットもののアニメーション(→ロボットアニメ)が言及される。たとえば、ASIMOでは前述の『鉄腕アトム』を、HRP-2/HRP-3開発者の一部は『機動警察パトレイバー』の影響を受けていることを公言しており、同シリーズは実動機のデザインをアニメのメカデザインで活躍する出渕裕に依頼[注釈 1]したことでも知られる。しかし完全な人間に似たロボットは未だ完成しておらず技術的に不可能と思われている。
家庭用ロボット、個人用ロボット
古くはリモートコントロールや簡単なマイクロコンピュータで制御された物が、博覧会や展示施設で訪れた者の目を楽しませていたが、近年では家庭で使われるロボットも増えている。
(2022年時点で)一番普及率が高くなっているのは、掃除用ロボットである。家事に関するアンケート調査の結果で知られていることだが、一般に、「家事」の中でも比較的「好きでない」「やりたくない」のは掃除であることが判っている。「やりたくない掃除」をやってくれるロボットなので、購入の動機が強く、普及が進んだ。しかもiRobot社のルンバは、しっかりと実用レベルに達していて、ただのオモチャではなく、本当に掃除をしてくれるので普及が進んだ。誰でも実感できるくらいに、部屋の床のホコリが明らかに減り、スッキリする。今では模倣するメーカーも多数登場し、さまざま選択肢がある。最初は、単純に壁にぶつかってから方向を変更して動き回る装置だったが、やがて高級機種では上部にカメラを備えて天井の形をから部屋のマッピング(地図作成)を行うものまで登場した。曜日・日時などを設定しておけば、勤務や授業で自宅にいない時に自動的に掃除してくれ自動的に充電ステーションに戻るを繰り返してくれる。
ビタクラフトのRFIQ自動調理システムは「世界初の調理ロボット」といわれた。
ソニーのAIBOはエンターテイメントロボットという分野を開拓し、シリーズ化し、「発売当日に完売」とか「発売の十数分後には完売」など大人気となった。筋金入りのAIBOファンは、AIBOシリーズを2台、4台、6台...と多数、手に入れている。2017年に登場したERS-1000は、本物の犬にかなり寄せた外見となっており、人工知能も搭載しクラウドサーバともつながっており、人間の顔を100人ほどまでしっかりと見分けるし、個体ごとに「性格」(ひっこみ思案とか、よく吠えるとか)も異なっているように作られていて人間とのやりとりに応じて学習し性質(行動パターン)も変化してゆく。さまざまな意味でかなり「生物的」になっているので、人々はロボットとしてというより最初から「ペット」として購入する傾向が強まっている。Youtubeなどでもアメリカ人YoutuberたちがERS-1000をすっかりペットとして扱っている様子が多数投稿されている。
家庭用ロボットは、人間とコミュニケーションを取ったり、自由に動き回って目を和ませたり、更には「ロボットの居る生活」という「近未来的な暮らしをしたい」というニーズに応えている。これらは主に、ペットという性格付けが強いことから、動物型の物が多く市場投入される傾向にある。ただし、感情移入のしやすい動物や人の姿などをしていなくても、ロボットをかわいがる人々はおり、中には掃除用ロボットが「かわいい」「健気」と愛着や感情移入している人々もいる[25]。
介護ロボットの需要もあり、次第に高まってきている。日本は「超高齢化社会」になっており、全人口に占める高齢者の割合が非常に高く、「要介護」の人々の割合も高くなってきており今後もますます高くなるので、介護作業を助けてくれるロボットも切望されているのである。(介護ロボットを開発しないと、若い人々が「ヤングケアラー」状態に陥ったり、つまり若いうちから自分の親や祖父母を介護することばかりに追われて自分自身の生きたい人生を生きられなくなったり、あるいはたとえば90代の老人の介護を、その子供(もう筋力が衰えており、自分の身体を動かすのもしんどい)70代の老人がしなければならない「老老介護」という悲惨な陥ってしまう。ともかく日本社会全体で「要介護」の人々の数が増えてきているので、社会全体としてそうした悲惨な状況を減らすためには、ロボットの助けを借りるか、あるいは外国人の介護者を(今でも相当な数、アジアから来てもらっているが)今以上に大量に雇わなければならず、働くことができる年齢の人々の何割もが介護に忙殺されるようになっては、日本社会が回らなくなってしまう。ロボットは有力な解決策のひとつなのである。ベッドからそっと抱き上げて車椅子に乗せるという作業(や逆に車椅子からそっと抱き上げてベッドに寝かせる作業)、入浴の介護をする作業など、人がやろうとすると相当な重労働になってしまう作業をやってくれるロボットが切に求められている。また食事の介護をしたり、また高齢者に話しかけたり高齢者が話せば反応して会話してくれるコミュニケーション機能も求められている。
2021年には、トヨタから家事を他種類行うロボットが公開された[26]。
富裕層の広い邸宅などでは、人が不在の時に住宅内を巡回し、不審な状況があれば外にいるネット経由で外にいる主人に連絡したり、自動的に警察に通報してくれるロボット、ホームセキュリティロボットの需要も一定程度ある。
兵器
軍事活動やそれに付随する危険物処理などでは、人的被害(→戦死)を減らすための導入や、様々な活動の機械化が進められている。米国では偵察や輸送など不意な接触にともない戦闘に巻き込まれやすい分野で、日本では地雷処理など戦後処理の分野での開発が進められている。将来的には高度な人工知能により人間の介在無しに敵味方を識別し攻撃を行う殺人ロボット兵器『自律型致死兵器システム(LAWS)』の登場が予想され、2017年11月から国際連合でLAWSの規制を議論する公式専門家会議が特定通常兵器使用禁止制限条約の枠組みで行われている[27][28]。
警備
治安活動やそれに付随する危険物処理などでは、人手不足を減らすための導入や、様々な活動の機械化が進められている。中でも交通違反の取り締まり、証拠収集、顔認識による犯罪者の特定[29][30]、さらに爆弾[31]やテーザー銃[32][33][34]などで武装化させて法執行活動に採用する国もあり、2016年に中国では非人型の[35][36]、2017年にはアラブ首長国連邦のドバイでは人型のロボットの警察への配備が報じられた[37]。
特殊環境用
原子力事故
- 日本で2011年に福島第一原子力発電所事故が発生してからは、原子力事故下の発電所内で作業をしてくれるロボットの必要性が非常に高まっている。
- 過去にも日本国内で原発ロボットの開発や研究が進められていたが、原発事故に対応できるロボットの実用化には至らなかった[38]。
- アメリカ空軍は開発中だった原子力飛行機の墜落に備え「ビートル」を試作、原子力飛行機の計画が中止された後は放射性物質を含む瓦礫の除去に用途変更された。
宇宙空間
- 宇宙開発では、周囲の状況をセンサで感じ取り自律的に判断して行動するロボットの重要性は高まっている。たとえば火星探査では、地球-火星間で通信をしようとしても信号がたった1往復するのにも5分〜20分もかかってしまい[39]、人間が地球から操縦するラジコン方式ではまともな操縦はできないので、自己判断能力をそなえた無人探査機の開発が求められ、無人火星探査車マーズ・エクスプロレーション・ローバーが開発された。これはあらかじめ装置にどこのエリアを探査すべきなのか命令を与えると、そのエリアへ移動する途中は装置自体が各種センサやカメラを駆使して周囲の状況を理解し、岩や穴などを避け、適切な経路を選ぶ。
- 日本では、自国製ロケットの運搬能力が(生命維持装置を含めた)人間を軌道上に打ち上げるのが難しいこともあり、国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送においては、自動的に軌道修正などを行えるロボット宇宙船(無人のスペースシャトル)の構想が、国内での宇宙開発における主要方針となっている。他にも国際宇宙ステーションからの緊急脱出機材として一時アメリカで開発が進められていた乗員帰還機(CRV)のX-38(Xプレーンシリーズ)は国際宇宙ステーションからパイロット無しで脱出・地球への帰還ができるよう、完全自動化する構想であった。開発中止になったが、一種のロボット宇宙船といえる。
水中探査
- 未踏破領域である深海探査には、多くの国が乗り出している。日本には、最大潜航深度7000メートルで世界一の無人潜水船「かいこう7000」が開発されている。また、小型で安価な大量のロボット潜水艦を投入しようという計画もあり、海洋資源開発に期待が持たれている。
- 深海対応型を含め、水中探査ロボットの研究・開発は多くの企業や研究者が取り組んでおり、東日本大震災時は、東工大などが開発した「Anchor Diver 3」、三井造船の「RTV」、米Seamor Marine「seamor-ROV」、米SeaBotix「SARbot」などが遺体や瓦礫の捜索、地形の調査などのために使われた。
火山探査
動物の代替
盲導犬や軍馬など生物を利用していた分野においては、育成や維持にコストがかかることからロボットで代替する研究が行われている[10]。
人命救助
危険な場所に、人間に代わって導入するロボットをレスキューロボットという。既述の地雷撤去ロボットや、災害などにおける被災者の救護活動を担うロボットなどがある。
レスキューロボットは地震や噴火・津波などによる被災地に投入して、いち早く被災者を発見・保護することで、救命率の向上と二次災害による被害を防ぐことを目的とする。これらのロボットは、センサーや移動能力を持ち倒壊建物に取り残された被災者の発見に役立てるほか、テムザックの「援竜」のように従来からある建設機械を発展させて二本のアームを備えロボット化し、瓦礫撤去を効率よくこなすことが期待される。
火災の場合では、コンビナート火災など危険すぎて消防隊が突入できない個所にも侵入できる放水銃を備えた無人走行放水車や、危険のともなう火災現場に突入して状況を調べるための偵察ロボット、水中を捜索する水中検索装置・マニピュレーターを備え、要救助者を回収する救出ロボットが、東京消防庁に配備されている[40]。これらはリモートコントロール式の装置であるが、危険個所の消防と被災者の救出に威力を発揮することが期待される。
2011年3月11日東北地方太平洋沖地震による東日本大震災や福島第一原発事故後には、ロボットを使った人命救助や、原子力災害ロボットの役割の重要性が改めて認識され、研究開発が行われている、多くの研究者や企業が原発災害用ロボットの開発に力を入れている。
テムザック社の T-52「援竜」のように建設機械を改造したロボットも登場している[41]。
瓦礫の隙間に入り被災者を探索するロボットの開発も行われているが、昆虫サイズの場合はロボットよりも実際の昆虫をサイボーグ化し遠隔制御た方が省エネルギーとされる[42]。
研究用
動物の動作を制御する仕組みを理解するにあたって、脳や脊髄の動的な相互作用を記録することは困難なため、神経科学の研究道具として動物の動作を模したロボットを作り、理解に役立てることがある[43]。
競技・興行用
迷路探索から格闘まで様々な競技が行われている。黎明期には技術の実証など研究的側面が強く、DARPAグランド・チャレンジのように公的機関が資金を拠出する競技も多かったが、現代では見た目のインパクトを重視した興行型や純粋に成績を競うスポーツ型の競技も行われ、相撲ロボットのようなルールに特化したロボットが多数開発されている。
多くは無人機によるものだが、2017年には有人機同士による格闘がイベントとして行われた[44]。
LAND WALKERは、すり足のため擬似的なものではあるが、人が乗り込んで操縦する二足歩行ロボットである。
前出のASIMOは、宣伝のためにイベント会場にレンタルされている。
人間の動作の援助装置、自立援助装置
通常「ロボット」と呼ばれるものとは異なり、単体での動作はなく、人間が装着することで機能を強化する装置もある。筋力を補う装置は「パワードスーツ」「強化外骨格」などと呼ぶ。カテゴリーとしてはロボットではなく、「人間の身体に装着する装置」。人間と装置をひとまとまりとして見れば「サイボーグ」に近いとも言えるが、サイボーグのほうは生体とすっかり一体化しているものなので、それとも異なっている。
医療・福祉関係のほかに、物流関係、工事現場など広く民生用への応用が期待される。軍事用に米軍がマサチューセッツ工科大学と共同で強化外骨格の研究をしているといわれる。
また、人間の力を拡大するのではなく、手術などの微細な作業の際に人間の動きを縮小するマイクロサージェリー用の装置も医療用に開発されている。
日本のアニメ風に「ロボットスーツ」とも呼んだりするが、「ロボット」といっても自律的に動くのではなく、あくまで人間の動作ひとつひとつに反応して動く動作補助用の装置である。
- サイバーダイン社のHAL - 筑波大学大学院システム情報工学研究科の山海嘉之教授が中心となりロボットベンチャーサイバーダインが設立され、「HAL」を製造しているが、これは現在の医療での回復が見込まれない、脊髄損傷により歩行ができない人や、それ以外に病気などで歩行が困難な人を対象に、歩く動作を補助する目的の装置である。イメージとしては小説「宇宙の戦士」などに登場する架空の兵器であるパワードスーツといったらわかりやすいかもしれない。福島第一原発事故後、「HAL」を原発作業員のために改良したロボットスーツを公開している[45]。
- i-foot(トヨタ)は、歩行障害者の使用する車いすの代替をめざし開発された、人の下半身のみを模倣した二足歩行装置(パーソナルモビリティー)であり、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)で実際に使われた。高さは2.36mと、動歩行の二足歩行ロボットとしては最大級のサイズを実現し、階段の昇降も可能という。
- 松下電器産業が神戸学院大学総合リハビリテーション学部の中川昭夫教授らのチームと共同開発した半身麻痺患者のリハビリテーション用ロボットスーツは、健常な半身の筋肉の動きをセンサーで検知し、麻痺した側に装着した人工筋に伝えることで左右同じ動きを実現するもので、2008年の実用化が計画された。
ロボットを題材とした作品
ギリシア神話には青銅で出来た自動人形『タロース』が登場する。これは自然発生したものではなく、鍛冶の神であるヘーパイストス(あるいはダイダロス)によってクレタ島を警備するために作り出されたとされ、現代の定義では警備ロボットか軍事用ロボットに該当する。
複雑な機械装置が登場すると、工学的に精巧な装置を組み合わせていけば最終的には人間に限りなく近い物ができあがるだろうという予測から、古今東西・様々な架空のロボットが想像され、ロボットアニメや ロボット漫画などジャンルが形成されている。またロボット工学三原則、スーパーロボットやリアルロボットなどの用語も登場している。
ロボットの研究者
当初は機械工学や制御工学など機械系の研究者が多かったが、認知科学などの分野からのアプローチも増えている。
- 浅田稔(大阪大学教授)
- 石黒浩(大阪大学教授)
- 加藤一郎(早稲田大学教授)
- 小林宏(東京理科大学教授)
- 柴田崇徳(産業技術総合研究所主任研究員)
- 菅野重樹(早稲田大学教授)
- 高西淳夫(早稲田大学教授)
- 高橋智隆 (東京大学特任准教授)
- 広瀬茂男(東京工業大学教授)
- 福田敏男(名古屋大学教授)
- 藤江正克(早稲田大学教授)
- 三浦宏文(工学院大学教授)
- 吉田司雄(工学院大学教授)
- 吉川恒夫(立命館大学教授)
実在のロボット
脚注
注釈
- ^ 出渕はパトレイバーシリーズのメカデザイナーでもあるので、同シリーズは出渕構想の概念に基づくこととなる。
出典
- ^ a b c d e f Merriam Webster, definition of robot.
- ^ 世界初・完全自律制御ドローンでの長距離荷物配送に成功しました!~福島浜通りロボット実証区域でドローンの実証にチャレンジ!~(METI/経済産業省)、閲覧2017年12月19日
- ^ カレル・チャペック『ロボット』千野栄一訳、岩波文庫、1989年、206頁。
- ^ a b c d e f ROBOT九州共立大学、2007
- ^ 井上晴樹『日本ロボット戦争記 : 1939~1945』124頁(NTT出版,2007) ISBN 978-4757160149
- ^ Morris, Nicola"The Golem in Jewish American Literature: Risks and Responsibilities in the Fiction of Thane Rosenbaum" p.119
- ^ カレル・チャペック『ロボットという言葉の起源』栗栖継訳(『現代人の思想22 機械と人間の共生』平凡社、1968年、収録)
- ^ JIS B 0134(日本産業標準調査会、経済産業省)
- ^ https://www.jara.jp/various/report/img/robot-houkokusho-set.pdf
- ^ a b “リードで巧みに人間を誘導する盲導ロボット犬 米カリフォルニア大が開発”. ITmedia NEWS. 2022年2月11日閲覧。
- ^ “Su Song's Clock: 1088”. 26 August 2007閲覧。
- ^ “Earliest Clocks”. A Walk Through Time. NIST Physics Laboratory. 31 May 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。11 August 2008閲覧。
- ^ “Sir Richard Arkwright (1732–1792)”. BBC. 18 March 2008閲覧。
- ^ Televox: The Past’s Robot Of The Future | Hackaday
- ^ a b 「図説 世界史を変えた50の機械」p172 エリック・シャリーン著 柴田譲治訳 原書房 2013年9月30日第1刷
- ^ “人型ロボットに市民権を与えた最初の国家が登場”. GIGAZINE. 2018年11月30日閲覧。
- ^ “Sophia the Robot takes part in the Fifth OGP Global Summit in Georgia”. UNDP Georgia. 2019年1月14日閲覧。
- ^ レスキューロボットを参照
- ^ 新技術開発センターHP、テクノビジョン ダイジェスト、【連載:世界一の品質を取り戻す36】検証・日本の品質力 原発事故から浮かび上がった 「ロボット大国・日本」の弱点 閲覧2017年3月28日
- ^ a b “平成25年度 特許出願技術動向調査報告書(概要)ロボット” (PDF). 特許庁 (2014年2月). 2017年1月4日閲覧。
- ^ 特許庁の資料をもとに作成
- ^ 大阪工業技術専門学校ロボット研究部、指揮者ロボット「フクマス」、メカトロライフ閲覧2017年2月9日
- ^ Parkour Atlas - YouTube
- ^ Watch Boston Dynamics' Humanoid Robot Do Parkour WIRED wired.com |2018年10月11日閲覧
- ^ ロボット掃除機“ルンバさん”が愛される理由って? [T-SITE、閲覧2017年3月28日]
- ^ 「トヨタの最新ロボット、家事をしながら自撮りを披露」
- ^ “殺人ロボット兵器、規制めぐる議論継続へ 国連、初の専門家会議終了”. 産経ニュース. (2017年11月18日) 2019年11月19日閲覧。
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- ^ “ダラス警察の「爆弾ロボット」が銃撃犯を爆殺するまで”. WIRED (2016年7月10日). 2019年3月3日閲覧。
- ^ “フシンシャハッケン…中国空港に「ロボコップ」が誕生しました”. ギズモード (2016年9月30日). 2019年1月1日閲覧。
- ^ “中国ロボは縦長の「R2-D2」か? 米国「殺人ロボ」の先行くスグレモノ”. フジサンケイ ビジネスアイ. 2019年1月1日閲覧。
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- ^ “China Debuts Anbot, The Police Robot” (英語). Popular Science (April 27, 2016). 2019年1月1日閲覧。
- ^ “未来の街はロボットが運営? ドバイや中国では現実に”. BBC. 2018年11月30日閲覧。
- ^ “ドバイが世界で初めて導入した「ロボコップ」、カンファレンスに初出動”. GIGAZINE (2017年5月25日). 2019年1月1日閲覧。
- ^ [1]
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- ^ “東京消防庁<組織・施設><消防装備><消防ロボット:水中検索装置>”. www.tfd.metro.tokyo.lg.jp. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “巨体がうなるぞ、ドアとるぞ。その名は「援竜」”. ITmedia NEWS. 2022年9月6日閲覧。
- ^ 日本放送協会. ““サイボーグ昆虫” 理研など開発 昆虫に電子部品付け遠隔操作 | NHK”. NHKニュース. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “イモリの様に走り、泳ぐことのできるロボット”. TED (2016年1月). 2017年1月10日閲覧。
- ^ “日米巨大ロボ対決”は引き分け - ITmedia
- ^ 2011年11月7日AFP「原発作業にロボットスーツを、サイバーダインが公開」[2]
参考文献
- 『ブルックスの知能ロボット論 なぜMITのロボットは前進し続けるのか?』-ロドニー・ブルックス〈五味隆志訳〉(2006年、オーム社 ISBN 4274500330)
- 『アンドロイドの脳 人工知能ロボット"ルーシー"を誕生させるまでの簡単な20のステップ』-スティーヴ・グランド〈高橋則明訳〉(2005年、アスペクト ISBN 4757211015)
- 『ロボットのこころ 想像力をもつロボットをめざして』-月本洋(2002年、森北出版 ISBN 4627827814)
- 『ロボットフロンティア』(『岩波講座ロボット学 6』)-下山勲ほか(2005年、岩波書店 ISBN 4000112465)
- 『ロボットインフォマティクス』(『岩波講座ロボット学 5』)-安西祐一郎ほか(2005年、岩波書店 ISBN 4000112457)
- 『ロボットモーション』(『岩波講座ロボット学 2』)-内山勝、中村仁彦(2004年、岩波書店 ISBN 4000112422)
- 『ロボット学創成』(『岩波講座ロボット学 1』)-井上博允ほか(2004年、岩波書店 ISBN 4000112414)
- 『脳・身体性・ロボット 知能の創発をめざして』(『インテリジェンス・ダイナミクス 1』)-土井利忠、藤田雅博、下村秀樹編(2005年、シュプリンガー・フェアラーク東京 ISBN 4431711597)
- 『ロボット21世紀』(『文春新書』)-瀬名秀明(2001年、文藝春秋 ISBN 4166601792)
- 『ロボットは人間になれるか』(『PHP新書』)-長田正(2005年、PHP研究所 ISBN 4569641555)
- 『コミュニケーションロボット 人と関わるロボットを開発するための技術』(『知の科学』)-石黒浩、神田崇行、宮下敬(2005年、オーム社 ISBN 4274200655)
- 『アイロボット、ルンバi3+―高機能でも価格抑える(目利きが斬る)』-(2021年5月20日 日経産業新聞)