西宮市立西宮高等学校
西宮市立西宮高等学校 | |
---|---|
2024年9月撮影 | |
北緯34度45分21秒 東経135度20分35.7秒 / 北緯34.75583度 東経135.343250度座標: 北緯34度45分21秒 東経135度20分35.7秒 / 北緯34.75583度 東経135.343250度 | |
過去の名称 |
西宮町立西宮高等女学校 西宮市立西宮高等女学校 西宮市立建石高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 西宮市 |
学区 | 第2学区 |
併合学校 | 兵庫県立有馬高等学校山口分校 |
設立年月日 | 1920年 |
創立記念日 | 10月3日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 グローバル・サイエンス科 |
学期 | 2学期制 |
学校コード | D128210001548 |
高校コード | 28236H |
所在地 | 〒662-0872 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
西宮市立西宮高等学校(にしのみやしりつ にしのみやこうとうがっこう)は兵庫県西宮市のほぼ中央部の高座町にある公立高等学校。近隣に所在する兵庫県立西宮高等学校と区別するため、地元では「市西」(いちにし)とも呼ばれる。
阪神甲子園球場で行われる全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)開会式の入場行進で、2年生の生徒が代表校のプラカードを持つことで有名である。[1]
沿革
- 1920年 - 西宮町立西宮高等女学校として開校。
- 1925年 - 西宮市立西宮高等女学校に改称。
- 1948年 - 西宮市立西宮高等学校と改称後、同年10月に西宮市立建石高等学校と校名変更。
- 1950年 - 西宮市立西宮高等学校と校名変更。
- 1951年 - 兵庫県立有馬高等学校山口分校(定時制)を併合。
- 1953年 - 総合選抜を実施。
- 1963年 - 定時制課程が西宮市立西宮西高等学校として独立。
- 1965年 - 現在地に移転。なお、移転前の校舎は西宮西高等学校が引き続き使用した。
- 1997年 - 震災復興事業の一環として、震災で被害を受けた校舎に代わり新校舎が完成。
- 2009年 - 総合選抜廃止。複数志願制に移行。
校歌
特色・課程
- 普通科‐定員は280名だが、特色選抜による40名(人間探究類型)も含まれているため、学力検査による選抜は240名が定員となっている[2]。
- グローバル・サイエンス科‐通称「GS」。定員は各学年40名(1クラス)[3]。
- なお、普通科の中にも、理系コースが設けられている。
全国高等学校野球選手権大会とのかかわり
阪神甲子園球場で行われる夏の高校野球大会では、1949年(昭和24年)31回大会から開会式で本校の生徒が代表校のプラカードを持つことが慣わしとなっている。これは戦後高校野球が再開された際、学制改革で代表校に多数の新制「高校」が出場してきたが、まだなじみの薄い学校名を印象付けるためプラカードに学校名を書いて行列の先頭に立つこととし、その提案に関わったひとりが同校関係者であったのと、同校(当時の西宮市立建石高等学校)が阪神甲子園球場に近かったことと、歴史的に女学校であったためである。[4]最初の年は夏休みの直前であったが補欠を含め約30人の3年生が集められ、歩き方の審査もあったという。それ以降何年かは3年生が担当していたが、自分のプラカードの高校が勝ち進むと受験勉強に身が入らないということで、現在では2年生が担当している。大会前に学校の体育館で選考会が行われ、選ばれた生徒だけが参加できる。但し、出場校のプラカードを持っての行進以外にも国旗・大会旗を持っての行進もあり、選考会で選ばれても必ずしもプラカードを持てるわけではない(これは抽選で決められる)。ほかに開会式でのコーラスなどでも同校の女子生徒が参加している。かつては女子生徒限定であったが、2023年(令和5年)105回大会からは男子生徒も応募可能となっている。[5]
施設・設備
- 2006年度、3年生の全普通教室に冷暖房設備が設置された。2007年度には2年生の全普通教室に、2008年度には1年生の全普通教室にも設置された[6]。この結果、本校のホームルーム教室及びほぼ全ての特別教室で空調が設置されたことになる。[7]
- 50mプールを備えている。
- ハンドボールコートを1面持つ[8]。
- 図書館には、「松柏図書館」という名称がつけられており、約6万冊の蔵書がある[8]。
部活動
運動部
- 硬式野球
- サッカー-2011年度、全国高等学校サッカー選手権大会に出場。ベスト8[9]。
- 陸上競技
- アメリカンフットボール
- ハンドボール
- バスケットボール
- バレーボール
- バドミントン
- 卓球
- テニス
- ソフトテニス
- 水泳
- 剣道
- ダンス
文化部
著名な出身者
- 岩谷時子 - 作詞家
- 村上ポンタ秀一 - ドラム奏者
- 高岡健二 - 俳優
- 八尾恵 - よど号グループの柴田泰弘夫人
- 山本拓実 - プロ野球選手(中日ドラゴンズ→北海道日本ハムファイターズ)
- 柿木園悟 - 元プロ野球審判員(パシフィック・リーグ → NPB所属)
- 長沢宏行 - 野球、ソフトボール指導者
- 岡村和哉 - サッカー選手(ギラヴァンツ北九州)
- 横谷繁 - サッカー選手(愛媛FC)
- イシイジロウ - ゲームクリエイター
- 伊藤雄二 - JRA調教師
- 坂東利則 - 元競輪選手
- 蝦名純 - 走幅跳選手(ローマ五輪日本代表)
- 束芋 - 現代美術作家
- 橋本のりこ - 声優、ナレーター
- 宇野名都美 - 元アナウンサー(山口朝日放送、テレビ愛知)
- 加納永美子 - モデル・タレント
- いがらしあみ - ラジオパーソナリティ
- 華純沙那 - 宝塚歌劇団雪組娘役
制服
2024年度より標準服制度へ移行されている。“240129標準服制度への移行について.pdf”. fureai-cloud.jp. 2024年9月12日閲覧。
関連項目
脚注
- ^ “男子は1人 甲子園大会プラカード係合格者発表 市立西宮高 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年7月20日閲覧。
- ^ [1]‐本校のホームページ。左端の「受験希望の方へ→普通科 特色選抜」より。
- ^ [2]「受験希望の方へ」までは上記と同様にアクセス後、グローバルサイエンス科を参照。
- ^ “【甲子園】プラカードを持つ高校は?始めた時期や背景についても紹介 - スポスルマガジン|様々なスポーツ情報を配信”. sposuru.com (2023年6月27日). 2024年7月20日閲覧。
- ^ “今夏の甲子園、性別撤廃の式典誘導係に男子6人 プラカードは持たず:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年7月20日). 2024年7月20日閲覧。
- ^ [3] 市立西宮高校の歴史に関するPDF。
- ^ “西宮市立西宮高等学校-教育環境”. www.fureai-cloud.jp. 2024年7月20日閲覧。
- ^ a b 学校案内2017より。
- ^ 運動部の活躍
- ^ a b [4]
外部リンク
- 西宮市立西宮高等学校
- 地学教師が撮り続けた阪神大震災 : 市立西宮高校とその周辺 神戸大学附属図書館Webページ内より被災校舎から新校舎建設までの写真集