Adobe Premiere
開発元 | アドビ |
---|---|
最新版 |
25.0
/ 2024年10月14日 |
対応OS | Windows 10 (20H2)、macOS Monterey 以降 |
種別 | ビデオ編集ソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Adobe Premiere Pro |
開発元 | アドビ |
---|---|
最新版 | |
対応OS | Windows 10 (22H2)、macOS Ventura以降 |
種別 | ビデオ編集ソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Adobe Premiere Elements |
Adobe Premiere(アドビ プレミア)はアドビが販売している映像編集を目的としたノンリニア編集のソフトウェアシリーズ。
歴史
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1991年8月、SuperMac社で「RealTime」というソフトウェアを開発していたRandy Ubillosは、事業部ごとAdobe社に買収され[1]、12月の「QuickTime」登場時に最初の対応ソフトとしてSuperMac社の「VideoSpigot」というハードウェアに無料バンドルという形態でMacintosh専用の「Adobe Premiere」が販売された[2]。以降もバージョンを重ね、途中Windows版も開発し(2002年9月リリースの6.5まで)、並行して機能を限定した簡易版のAdobe Premiere LEが発売されていた。
2003年10月、本流の高機能版はAdobe Premiere Proというシリーズ名でWindows専用ソフトに、簡易版のシリーズはAdobe Premiere Elementsにそれぞれ変更された。2007年からはMac OS X版も発売している[3][4]。
なお、Adobe Premiereの開発者のRandy UbillosはMacromedia→Appleと転職してFinal Cut Proを開発した[5]。
2006年に発表されたPremiere Pro 2.0からは、各種HDTVファイルの編集にも対応し始めた。[6]Premiere Elements 3.0からも対応している。[7]
また、Premiere ProはCS3(v3.0)よりAdobe Creative Suiteに属していた。Premiere Elementsは属していないものの、同社の画像編集ソフトであるPhotoshop Elementsとセットになったパッケージが販売されている。
バージョン
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Premiere Pro
リリース(年) | バージョン | 主な機能など | 対応OS |
---|---|---|---|
2003 | CS(1.0) | Windows XP SP2 | |
2006 | CS2(2.0) | ハイビジョン映像に対応。 | Windows XP SP2 |
2007 | CS3(3.0) | Intel Mac版参入。複数の影像を同時に編集するマルチカム編集に対応。 | Windows Vista、Windows XP SP2、Mac OS X |
2009 | CS4(4.0) | AVCHDに対応。v4.2.0のアップデータではAVC-Intraにも対応。 | Windows Vista SP1、Windows XP SP3、Mac OS X |
2010 | CS5(5.0) | 64bitOS、64bitCPUのみのサポート。映像再生処理エンジンを全面的に再設計。キーイングプラグイン「Ultraキーヤー」搭載 | Windows 7 x64、Windows Vista SP1 x64、Mac OS X |
2011 | CS5.5(5.5) | Windows 7 x64、Windows Vista SP1 x64、Mac OS X | |
2012 | CS6(6.0) | UI改良。マルチカム編集の台数制限がなくなる。手振れ補正エフェクト「ワープスタビライザー」搭載。 | Windows 7 SP1 x64、Mac OS X |
2015 | CC2015(9.0) | タッチUI改良。4KおよびHDRメディアの編集に対応。 | Windows 10 x64、OS X |
2019 | CC2019(13.1) | プロジェクトパネルのフリーフォーム表示。定規とガイド。 Sony Venice V3対応など | Windows 10 x64、macOS Sierra以降 |
2020 | 15.0 | ||
2021 | 15.4 | Appleシリコン対応[8] | |
2021 | 2022.0 | ||
2022 | 2022.2 | Windows 10 (1909)、macOS Catalina以降 | |
2023 | 23.5 | Premiere Pro の機能の概要 2023年6月リリース[9] | Windows 10 (20H2)、macOS Big Sur以降 |
24.0 | Windows 10 (20H2)、macOS Monterey以降 | ||
2024 | 25.0 | プロパティパネルの新設と、それに伴うエッセンシャルグラフィックスパネルの廃止
新しいプロジェクト作成ダイアログ |
Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 22H2(以降)または Windows 11
macOS Monterey(バージョン 12)以降 |
Premiere Elements
リリース(年) | バージョン | 主な機能など |
---|---|---|
2004 | 1.0 | |
2005 | 2.0 | |
2006 | 3.0 | |
2007 | 4.0 | |
2008 | 7.0 | |
2009 | 8.0 | バックグラウンドでのレンダリングに対応 |
2010 | 9.0 | Intel Macへの参入 |
2011 | 10.0 | 64bit Windows 7への対応 |
2012 | 11.0 | |
2013 | 12.0 | |
2014 | 13.0 | FLV出力を削除 |
2015 | 14.0 | |
2016 | 15.0 | |
2017 | (2018) | スマートトリミング等 |
2018 | (2019) | アドビが開発したAIと機械学習のフレームワークAdobe Senseiを搭載し、自動で作品を作る機能を搭載。[10]。可変フレームレート(VFR)をサポート。 macOS版ではHEIF形式画像の読み込み・編集対応(macOS 10.13以降はHEVCの動画にも対応) |
2019 | 2020 | |
2020 | 2021 | |
2021 | 2022 | |
2022 | 2022.1 |
Adobe Premiere 6.5をもってMac版の開発が終了していたが、2007年7月リリースのAdobe Premiere Pro CS3よりIntel Mac版の開発・販売が開始されている。また、2010年1月リリースのPremiere Elements 9からIntel Mac版の開発・販売が開始されている。
競合ソフトウェア
- Final Cut Pro (Apple)
- Avid Media Composer (アビッド)
- EDIUS Pro (グラスバレー)
- Vegas Pro (Magix)
- DaVinci Resolve(ブラックマジックデザイン)
- Nuke Studio(The Foundry)
- VideoStudio(コーレル)
- Filmora(ワンダーシェアソフトウェア)
- Power Director(サイバーリンク)
簡易版であるAdobe Premiere Elementsは、VideoStudioやiMovieなどと競合する。
アドビのソフトウェアであるAdobe After Effectsとの違いは、Adobe Premiere Proはすでに撮影した映像のカット、アレンジ、色の補強等に利用されるのに対して、Adobe After Effectsは高品質のモーショングラフィックやビジュアルエフェクトを動画に加えるツールとして使われる。
関連項目
脚注
- ^ “Back to 1.0: Interview with Adobe Premiere, Final Cut Pro and iMovie developer Randy Ubillos” (英語). Alex4D (2015年8月26日). 2024年10月30日閲覧。
- ^ “VideoSpigot Review” (英語). TidBITS (1992年4月20日). 2024年10月30日閲覧。
- ^ “アドビ初の統合映像パッケージ-Adobe CS3 Production Premium (1)”. TECH+ (2008年1月26日). 2022年3月30日閲覧。
- ^ “Adobe、次期Production StudioでMac版Premiereを復活”. ITmedia NEWS. 2022年3月30日閲覧。
- ^ Back to 1.0: Interview with Adobe Premiere, Final Cut Pro and iMovie developer Randy Ubillos
- ^ “アドビ、HDV編集にもネイティブ対応する「Premiere Pro 2.0」発表”. ITmedia (2006年1月18日). 2024年10月30日閲覧。
- ^ “アドビ、HDV対応「Premiere Elements 3.0」”. AV Watch (2006年9月12日). 2024年10月30日閲覧。
- ^ “Apple M1 チップ搭載デバイスのネイティブサポートにより、Premiere Pro をより高速に実行できます。” (2021年9月9日). 2022年3月31日閲覧。
- ^ “Premiere Pro の機能の概要 2023年6月リリース”. Adobe. 2023年11月29日閲覧。
- ^ https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1146513.html