HandBrake
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作者 | HandBrake Community |
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最新版 | 1.7.0 - 2023年11月15日[1] [±] |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | Objective-C, C, C# |
プラットフォーム | Windows Vista以降, macOS v10.7以降(64ビット), Linux |
対応言語 | 英語 |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | ビデオコンバーター |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | http://handbrake.fr |
HandBrake(ハンドブレイク/ハンドブレーキ[2])はDVD等の動画ファイルをMPEG-4ビデオに変換するフリーソフトウェア、オープンソース、GPLライセンス、マルチ・スレッド、クロスプラットフォームのトランスコーダーソフトである。BeOSのために開発されたが、現在ではmacOS、Linux、Windowsで利用できる。
インプット(入力)
[編集]バージョン0.9.5からコピープロテクトされていないBDMV (BD-Video) フォーマット(構造)の入力がサポートされた。
- DVD-Videoフォーマット(プロテクトされた一部のものを除く)
- 物理ドライブおよび仮想ドライブ
- ディスクイメージファイル
- VOBフォーマットファイル
- VIDEO_TSフォルダ
- BDMV (BD-Video) フォーマット(コピープロテクトされていないものに限る)
- 物理ドライブおよび仮想ドライブ
- ディスクイメージファイル
- MPEG-2 TS (M2TS) フォーマットファイル
- BDMVフォルダ
- MPEG-4フォーマット
- Matroska (MKV) フォーマット
- Audio Video Interleave (AVI) フォーマット
- Ogg Media (OGM) フォーマット
など
アウトプット(出力)
[編集]バージョン0.9.5からはMPEG-4フォーマット (.mp4) とMatroskaフォーマット (.mkv) での出力がサポートされた。バージョン0.9.4以降、フォーマットの機能不足などによる理由からAudio Video Interleaveフォーマット (.avi) とOgg Mediaフォーマット (.ogm) の出力はサポートから外れた(取扱中止)。バージョン0.10.5で、ライセンスの問題から fdk-aac が削除。各コーデックに続く括弧はそのコーデックの利用ライブラリを示す。
出力できるコーデックとコンテナ コーデック MPEG-4 フォーマット
Matroska フォーマット
ビデオ H.265 ▲ ▲ H.264 ▲ ▲ MPEG-4 ▲ ▲ MPEG-2 ▲ ▲ VP9 × ▲ VP8 × ▲ VP3 × ▲ オーディオ AAC ○ ○ MP3 ○ ○ AC3 ○ ○ DTS、DTS-HD △ △ E-AC3 × △ Vorbis × △ FLAC (16bit/24bit) × △
- ○:エンコード、パススルー両方可能
- ▲:エンコードのみ可能
- △:パススルーのみ可能
- ×:不可
主な特徴および機能
[編集]- チャプター
- チャプターおよびタイトル単位でのコンバートが可能
- チャプター情報の埋め込み
- 字幕
- ビデオフィルタ
- デテレシネ(逆テレシネ化)
- デコーム(櫛状ノイズを除去)
- デインターレース(インタレースを除去)
- デノイズ(ノイズを除去)
- デブロッキング
- グレースケール(モノクロ化)
- 固定フレームレート (CFR) もしくは可変フレームレート (VFR) によるコンバート
- 可変フレームレート (VFR) を採用したビデオはVLC Media PlayerやiOSといった仕様に準拠したごく一部のプレイヤーでしか正確に再生できないので注意が必要である。例えばQuickTime Player、プレイステーション3などでは音ズレが発生し正しく再生できない。
- ビデオクロップ
- 画質一定コンバートもしくは画質不定・平均ビットレートコンバート
- キューへの追加によるコンバートのバッチ処理
- ビデオプレビュー
- エンコードプリセット
- 様々なデバイス、再生環境に適したビデオを作成するためのエンコード設定をプリセット搭載されている。
脚注
[編集]- ^ “Release 1.3.3 • HandBrake/HandBrake • GitHub”. 2020年12月25日閲覧。
- ^ 海外製ソフトであるため正式なカタカナ表記は定まっていない。ハンドブレイク表記はBreak(壊す)の誤読としばしば勘違いされるが、Brake(ブレーキ)とBreak(壊す)は同音異字で発音はブレイクが近い、英語発音でハンドブレイクと表記する人がいる一方、日本語発音でハンドブレーキと表記する人もいるがどちらも間違いではない。