それぞれのシネマ
それぞれのシネマ | |
---|---|
Chacun son cinéma ou Ce petit coup au cœur quand la lumière s'éteint et que le film commence | |
2007年のカンヌ国際映画祭のレッドカーペット | |
監督 |
レイモン・ドゥパルドン 北野武 テオ・アンゲロプロス アンドレイ・コンチャロフスキー ナンニ・モレッティ ホウ・シャオシェン ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ ジョエル&イーサン・コーエン デヴィッド・リンチ アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ チャン・イーモウ アモス・ギタイ ジェーン・カンピオン アトム・エゴヤン アキ・カウリスマキ オリヴィエ・アサヤス ユーセフ・シャヒーン ツァイ・ミンリャン ラース・フォン・トリアー ラウル・ルイス クロード・ルルーシュ ガス・ヴァン・サント ロマン・ポランスキー マイケル・チミノ デヴィッド・クローネンバーグ ウォン・カーウァイ アッバス・キアロスタミ ビレ・アウグスト エリア・スレイマン マノエル・デ・オリヴェイラ ウォルター・サレス ヴィム・ヴェンダース チェン・カイコー ケン・ローチ |
製作 | カンヌ国際映画祭 |
配給 |
第60回カンヌ国際映画祭 オフィス北野 |
公開 |
2007年5月20日 カンヌ60th 2008年5月17日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | フランス |
言語 |
中国語 英語 フランス語 スペイン語 デンマーク語 フィンランド語 ヘブライ語 イタリア語 日本語 ポルトガル語 ロシア語 イーディッシュ語 |
『それぞれのシネマ』(Chacun son cinéma もしくは Chacun son cinéma ou Ce petit coup au cœur quand la lumière s'éteint et que le film commence、「それぞれの映画館、あるいは光が滅び映画が始まるときの胸のこのときめき」の意)は、2007年(平成19年)製作・公開、フランスほか24の国と地域による合作のオムニバス映画である。
世界中の映画監督による「映画館」をテーマにした3分間の短編映画で構成されている。1946年に始まったカンヌ国際映画祭の60回記念として製作された。本作は、36人の監督(兄弟監督が2組)による34本の短編映画からなるが、34本全部での上映・放映とならないことが多々ある(#上映・放映の項を参照)。
構成
[編集]()内は製作国。上映順。
夏の映画館 Cinéma d'été
[編集]- 監督:レイモン・ドゥパルドン ( フランス)
素晴らしき休日 One Fine Day
[編集]3分間 Trois minutes
[編集]- 監督:テオ・アンゲロプロス ( ギリシャ)
暗闇の中で Dans le noir
[編集]- 監督:アンドレイ・コンチャロフスキー ( ロシア)
映画ファンの日記 Diaro di uno spettatore
[編集]電姫戯院 The Electric Princess House
[編集]暗闇 Dans l'obscurité
[編集]- 監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ( ベルギー)
ワールドシネマ World Cinema
[編集]- 監督:ジョエル&イーサン・コーエン( アメリカ合衆国)
アブサーダ Absurda
[編集]- 監督:デイヴィッド・リンチ( アメリカ合衆国)
アナ Anna
[編集]- 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ ( メキシコ)
映画をみる En regardant le film
[編集]ハイファの悪霊(ディブク) Le Dibbouk de Haifa
[編集]レディ・バグ The Lady Bug
[編集]- 監督:ジェーン・カンピオン ( ニュージーランド)
アルトー(2本立て) Artaud Double Bill
[編集]鋳造所 La Fonderie
[編集]再燃 Recrudescence
[編集]- 監督:オリヴィエ・アサヤス ( フランス)
47年後 47 Ans après
[編集]- 監督:ユーセフ・シャヒーン ( エジプト)
これは夢 是夢 It's a Dream
[編集]職業 Occupations
[編集]- 監督:ラース・フォン・トリアー ( デンマーク)
贈り物 Le Don
[編集]街角の映画館 Cinéma de boulevard
[編集]- 監督:クロード・ルルーシュ ( フランス)
ファースト・キス First Kiss
[編集]- 監督:ガス・ヴァン・サント ( アメリカ合衆国)
エロチックな映画 Cinéma Erotique
[編集]- 監督:ロマン・ポランスキー( ポーランド)
翻訳不要 No Translation Needed
[編集]最後の映画館における最後のユダヤ人の自殺 At the Suicide of the Last Jew in the World in the Last Cinema in the World
[編集]- 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ( カナダ)
君のために9千キロ旅をしてきた I Traveled 9,000 Km to Give It to You
[編集]ロミオはどこ? Where Is My Romeo?
[編集]- 監督:アッバス・キアロスタミ ( イラン)
最後のデート・ショウ The Last Dating Show
[編集]臆病 Irtebak
[編集]唯一の出会い Rencontre unique
[編集]- 監督:マノエル・ド・オリヴェイラ( ポルトガル)
カンヌから5557マイル À 8,944 km de Cannes
[編集]平和の中の戦争 War in Peace
[編集]- 監督:ヴィム・ヴェンダース ( ドイツ)
チュウシン村 Zhanxiou Village
[編集]ハッピー・エンド Happy Ending
[編集]参加監督ギャラリー
[編集]上映・放映
[編集]2007年5月20日に第60回カンヌ国際映画祭上映された後、各映画祭で上映され、フランスでは同年10月31日に公開された。日本では同年11月17日に第8回東京フィルメックスのオープニング作品として上映され、2008年5月15日に洋画★シネフィル・イマジカにて放映された後、2008年5月17日から5月30日まで二週間限定でユナイテッド・シネマ豊洲にて公開された。
この作品は36人の監督(兄弟監督が2組)による34本の短編映画からなっている。しかし、第60回カンヌ国際映画祭では33本で上映された。これは、デヴィッド・リンチ監督作『アブサーダ』の完成が間に合わなかったため。同年の東京フィルメックスでも、デヴィッド・リンチ監督作を含まない33本で上映された。
2008年5月の洋画★シネフィル・イマジカでは、33本で放映された。これは、コーエン兄弟監督作『ワールドシネマ』が権利問題で放映できなかったため[1]。
2008年5月のユナイテッド・シネマ豊洲では、32本で公開された。これは、コーエン兄弟監督作とマイケル・チミノ監督作「翻訳不要」が含まれなかったため。
2008年7月に発売の日本盤DVD(販売:角川エンタテインメント)では、33本が収録されている。これは、コーエン兄弟監督作が収録されなかったため。
脚注
[編集]- ^ 洋画★シネフィル・イマジカ Archived 2008年6月5日, at the Wayback Machine. - 放送予定作品紹介
外部リンク
[編集]- 映画『それぞれのシネマ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~chacun son cinéma』 - 公式サイト
- それぞれのシネマ To Each His Own Cinema - 東京フィルメックスの作品紹介
- カンヌ国際映画祭60回記念製作映画『それぞれのシネマ』[リンク切れ] - ユナイテッド・シネマ豊洲の作品紹介
- それぞれのシネマ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~ - 洋画★シネフィル・イマジカの作品紹介
- KADOKAWA Entertainment, Inc. - 角川エンタテインメントによるDVD紹介
- それぞれのシネマ - allcinema
- Chacun son cinéma ou Ce petit coup au cœur quand la lumière s'éteint et que le film commence - IMDb
- 2007年の映画
- フランスのオムニバス映画
- 映画を題材とした映画作品
- カンヌ国際映画祭
- ヴィム・ヴェンダースの監督映画
- ウォン・カーウァイの監督映画
- アキ・カウリスマキの監督映画
- アンドレイ・コンチャロフスキーの監督映画
- ユーセフ・シャヒーンの監督映画
- 蔡明亮の監督映画
- ジェーン・カンピオンの監督映画
- 北野武の監督映画
- デヴィッド・クローネンバーグの監督映画
- コーエン兄弟の監督映画
- ガス・ヴァン・サントの監督映画
- ロマン・ポランスキーの監督映画
- マイケル・チミノの監督映画
- デイヴィッド・リンチの監督映画
- クロード・ルルーシュの監督映画
- ケン・ローチの監督映画
- テオ・アンゲロプロスの監督映画
- アッバス・キアロスタミの監督映画
- チェン・カイコーの監督映画
- 侯孝賢の監督映画
- 張芸謀の監督映画
- ラース・フォン・トリアーの監督映画
- ビレ・アウグストの監督映画
- ウォルター・サレスの監督映画
- マノエル・ド・オリヴェイラの監督映画
- オリヴィエ・アサイヤスの監督映画
- アトム・エゴヤンの監督映画
- アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの監督映画
- ダルデンヌ兄弟の監督映画