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ときわ丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ときわ丸
新潟港内を航行する「ときわ丸」
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 佐渡汽船[1]
運用者 佐渡汽船
建造所 神田造船所(540番船)[1]
母港 佐渡
航行区域 限定沿海[1]
船級 JG[1]
信号符字 JD3579
IMO番号 9666699
MMSI番号 431005219
経歴
起工 2013年7月22日[1]
進水 2013年10月21日[1]
竣工 2014年3月10日[1]
就航 2014年4月8日
現況 就航中
要目
総トン数 5,380 トン[1]
載貨重量 1,736 トン[1]
全長 125.0 m[1]
垂線間長 116.0 m[1]
全幅 21.8 m[1]
型深さ 12.8 m[1]
満載喫水 5.35 m[1]
デッキ数 5層
機関方式 中速ディーゼル
主機関 新潟原動機6MG41HX 2基[1]
推進器 可変ピッチプロペラ 4翼2軸[1]
最大出力 8,826kW-520rpm[1]
定格出力 7,502kW[1]
最大速力 20.9ノット
航海速力 19.1ノット[1]
航続距離 約1,600マイル[1]
旅客定員 1,500名[1]
乗組員 38名[1]
車両搭載数 大型バス28台、乗用車8台
または乗用車168台[1]
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ときわ丸(ときわまる)は、佐渡汽船が運航しているフェリー

概要

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おおさど丸 (2代)の代船として神田造船所川尻工場で建造され、2014年4月8日に就航した。

2014年3月26日新潟港へ初入港、翌27日に両津港へ初入港し、4月2日に新潟港で報道公開が行われた。4月3日には両津港、4月5日には新潟港で一般公開が行われ、両津港では約2700人、新潟港では約3500人が来場した。4月4日には、クラブツーリズムによる就航前のチャーター運航も行われた。

船名は公募され、社内の選考委員会で決定、2013年4月24日に発表された。永久不変を表す「常磐」と佐渡の象徴である「朱鷺」、和らぎを示す「和」をかけ、穏やかな凪の洋上を羽ばたくトキをイメージして、「ときわ丸」と命名された[2]。なお、応募総数1,729件のうち、「ときわ丸」への応募は29件だった。

航路

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新潟両津航路

本船とおけさ丸 (3代)の2隻で1日5往復、繁忙期は最大7往復が運航される。冬期のドック期間中も2021年3月までは直江津-小木航路の就航船による代替運航で便数は維持されていたが、2021年4月29日より小木航路がジェットフォイルに転換された為、今後は1隻での運航となる。

設計

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船体は6層構造で最上層の6階が操舵室および乗組員区画、5・4階が旅客区画および乗組員区画、3階が旅客区画、1・2階が車両搭載区画となっている。 車両甲板は中央部が可動式の2段構造となっており、船首および船尾にバウドア・ランプウェイを装備する。

バウドアが白の耐熱塗装となった「ときわ丸」

2023年夏の猛暑により、バウドアが熱膨張し開閉不良が発生したため、2024年のドックの際にバウドアを白の耐熱塗装に変更している。

船内

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船室

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  • スイートルーム
  • 特等室
  • 一等室(イス席・チェア席・ジュータン席)
  • 二等席(イス席・ジュータン席) - 親子優先席あり

設備

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パブリックスペース

  • エントランスホール
  • イベントプラザ
  • 展望ラウンジ
  • 授乳室
  • 喫煙室
  • ペットコーナー

供食設備

  • スナックコーナー
  • 売店

娯楽設備

  • キッズコーナー
  • ゲームコーナー

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 国立研究開発法人 海洋安全技術研究所. “話題の新造船2014年9月”. 2020年6月29日閲覧。
  2. ^ 新造旅客カーフェリーの船名決定のお知らせ』(プレスリリース)佐渡汽船株式会社、2013年4月25日http://www.sadokisen.com/data/info/f11366794324.pdf2016年2月27日閲覧 

外部リンク

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