エピカリス
エピカリス | ||||||
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2017年ヒヤシンスS | ||||||
欧字表記 | Epicharis[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 黒鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2014年3月22日[1] | |||||
抹消日 |
2018年5月9日(JRA) 2019年11月15日(地方)[2] | |||||
父 | ゴールドアリュール[1] | |||||
母 | スターペスミツコ[1] | |||||
母の父 | カーネギー[1] | |||||
生国 | 日本(北海道浦河町)[1] | |||||
生産者 | 鎌田正嗣[1] | |||||
馬主 | (有)キャロットファーム[1] | |||||
調教師 |
萩原清(美浦) →藤田輝信(大井)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 |
12戦4勝[1] 中央:6戦3勝 地方:5戦1勝 海外:1戦0勝 | |||||
獲得賞金 |
1億1499万4000円 日本:6816万8000円[1] (中央)4561万8000円 (地方)2255万円 UAE:40万米ドル[3] | |||||
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エピカリス(欧字名:Epicharis、2014年3月22日 - )は、日本の競走馬・種牡馬[1]。主な勝ち鞍は2016年の北海道2歳優駿。
馬名の意味は、ギリシア語で「魅力的な」。父ゴールドアリュール(黄金の魅力)からの連想[4]。半兄に小倉記念、七夕賞優勝馬のメイショウナルト(父ハーツクライ)がいる。
経歴
[編集]デビュー前
[編集]2014年のセレクトセールでノーザンファームに2600万円で落札された[5]。クラブ法人キャロットファームの募集馬となり、1口9万円の400口、総額3600万円で募集された[4]。
2歳 (2016年)
[編集]2016年8月14日新潟の2歳新馬でデビュー。スタートから先手を奪い。2着に6馬身差をつけて勝利[6]。続くプラタナス賞も7馬身差で圧勝すると[7]、北海道2歳優駿では2着ヒガシウィルウィンに2.4秒差をつけて大差で勝利した[8]。
3歳 (2017年)
[編集]2月のヒヤシンスステークスから始動。逃げたアディラートを残り100mの地点でかわすとそのまま勝利、4連勝となった[9]。次走はドバイへ遠征し、UAEダービーへ出走[10]。サンダースノーとの接戦の末2着に敗れ、デビューからの連勝は4でストップした[11]。
その後はアメリカクラシック三冠最終戦ベルモントステークスへの挑戦を表明[12]。6月1日に現地へ入り調整されていたが[13]、7日に右前脚の蹄を痛め、10日に右前肢ハ行のため出走取消が発表された[14]。
帰国初戦はレパードステークスへ出走。単勝1.5倍の1番人気に支持されたが、最後の直線で他馬に囲まれ行き場を失い、3着に敗れた[15]。秋に入り、みやこステークスでも1番人気に推されたが8着に終わり、この年を終えた。
4歳 - 5歳 (2018年 - 2019年)
[編集]2018年はマーチステークスで始動したが14着と大敗。その後、同年5月9日付けでJRA競走馬登録を抹消し大井・藤田輝信厩舎[16]に移籍した[17]。大井競馬移籍後は勝ち星を挙げられず、2019年11月13日の黄葉賞を右前浅屈腱炎のため出走取消となり現役を引退した。
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.comの情報[18]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
備考 |
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2016. 8.14 | 新潟 | 2歳新馬 | ダ1800m(良) | 14 | 3 | 5 | 2.3 (1人) | 1着 | 1:54.4(38.3) | -1.0 | C.ルメール | 54 | (フェニックスマーク) | 482 | ||
10.15 | 東京 | プラタナス賞 | 500万下 | ダ1600m(良) | 8 | 5 | 5 | 1.5 (1人) | 1着 | 1:37.7(36.8) | -1.1 | C.ルメール | 55 | (ラバピエス) | 492 | |
11. 1 | 門別 | 北海道2歳優駿 | JpnIII | ダ1800m(稍) | 13 | 8 | 13 | 1.0 (1人) | 1着 | 1:54.6(39.5) | -2.4 | C.ルメール | 55 | (ヒガシウィルウィン) | 488 | |
2017. 2.19 | 東京 | ヒヤシンスS | OP | ダ1600m(良) | 15 | 2 | 2 | 1.4 (1人) | 1着 | 1:37.8(35.7) | -0.1 | C.ルメール | 57 | (アディラート) | 506 | |
3.25 | メイダン | UAEダービー | G2 | ダ1900m(Muddy) | 16 | 10 | 2着 | C.ルメール | 55 | Thunder Snow | 計不 | [注 1] | ||||
6.10 | ベルモントP | ベルモントS | G1 | ダ2400m(Fast) | 12 | 11 | 取消 | C.ルメール | 57 | Tapwrit | 計不 | [注 1] | ||||
8. 6 | 新潟 | レパードS | GIII | ダ1800m(良) | 15 | 3 | 5 | 1.5 (1人) | 3着 | 1:53.2(38.2) | 0.3 | C.ルメール | 56 | ローズプリンスダム | 496 | |
11. 5 | 京都 | みやこS | GIII | ダ1800m(良) | 15 | 8 | 15 | 2.4 (1人) | 8着 | 1:51.7(38.3) | 1.6 | C.ルメール | 54 | テイエムジンソク | 504 | |
2018. 3.25 | 中山 | マーチS | GIII | ダ1800m(良) | 16 | 5 | 9 | 8.2 (3人) | 14着 | 1:53.8(39.5) | 1.7 | C.ルメール | 56 | センチュリオン | 496 | |
7.31 | 大井 | トゥインクルバースデー賞 | OP | ダ2000m(稍) | 11 | 6 | 7 | 1.6 (1人) | 5着 | 2:08.6(40.0) | 0.5 | 御神本訓史 | 57 | キングニミッツ | 524 | |
2019. 6.18 | 船橋 | 短夜賞 | OP | ダ1800m(稍) | 10 | 5 | 5 | 2.0 (1人) | 3着 | 1:53.9(38.4) | 1.0 | 御神本訓史 | 57 | ヤマノファイト | 515 | |
9.25 | 船橋 | 千葉ダートマイル | OP | ダ1600m(稍) | 12 | 6 | 8 | 2.1 (1人) | 5着 | 1:43.2(42.2) | 1.9 | 森泰斗 | 57 | リッカルド | 523 | |
10.24 | 川崎 | 富士見OP | OP | ダ2000m(重) | 13 | 7 | 11 | 2.9 (1人) | 8着 | 2:12.6(43.1) | 1.2 | 森泰斗 | 57 | ハセノパイロ | 515 | |
11.13 | 大井 | 黄葉賞 | OP | ダ1200m(良) | 12 | 2 | 2 | 取消 | 吉原寛人 | 57 | サブノジュニア | 計不 |
種牡馬成績
[編集]2023年6月7日の門別競馬第4競走・フレッシュチャレンジをサントノーレが制し、産駒の初勝利となった[20]。
主な産駒
[編集]血統表
[編集]エピカリスの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ゴールドアリュール 1999 栗毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ニキーヤNikiya 1993 鹿毛 |
Nureyev | Northern Dancer | ||
Special | ||||
Reluctant Guest | Hostage | |||
Vaguely Royal | ||||
母 スターペスミツコ 2002 鹿毛 |
*カーネギー Carnegie 1991 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | ||||
Detroit | Riverman | |||
Derna | ||||
母の母 マーチンミユキ1989 鹿毛 |
マルゼンスキー | Nijinsky II | ||
*シル | ||||
ミユキカマダ | *ダイアトム | |||
ヤヨイカマダ | ||||
母系(F-No.) | コランディア系(FN:9-e) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 4×4・5、Special 4×5、Nijinsky II 5×4 | [§ 4] | ||
出典 |
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脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “エピカリス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年3月21日閲覧。
- ^ 地方競馬 データ情報KEIBA.GO.JP(地方競馬情報サイト)、2019年11月19日閲覧
- ^ “2017 ドバイ・ワールドカップ・デイ施行競走 登録要綱(簡易版)”. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2016年12月15日). 2017年8月2日閲覧。
- ^ a b “エピカリス”. キャロットクラブ. 2017年8月2日閲覧。
- ^ “セレクトセール2014 セール結果”. 日本競走馬協会. 2017年8月2日閲覧。
- ^ “【POG】エピカリス独壇場の6馬身差勝利”. netkeiba.com. (2016年8月15日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ “エピカリスが7馬身差V デビュー戦に続き圧勝/プラタナス賞”. netkeiba.com. (2016年10月15日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ “単勝1.0倍のエピカリスが大差勝ち 無傷3連勝/北海道2歳優駿・門別”. netkeiba.com. (2016年11月1日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ “【ヒヤシンスS】エピカリス無傷の4連勝 Kダービー挑戦権獲得”. スポーツニッポン. (2017年2月19日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ “エピカリス、UAEダービー挑戦!ラニに続き日本馬連覇なるか”. スポーツニッポン. (2017年2月24日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ “【UAEダービー】エピカリス惜しい2着“世界制圧”まであと一歩”. スポーツニッポン. (2017年3月26日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ “エピカリス、米・ベルモントS参戦「ローテと距離考慮して…」”. スポーツニッポン. (2017年5月4日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ “【ベルモントS】エピカリス現地に到着 出発遅延は「むしろ良かった」”. スポーツニッポン. (2017年6月3日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ “【ベルモントS】エピカリス 右前肢ハ行のため出走取り消し”. スポーツニッポン. (2017年6月10日) 2017年8月2日閲覧。
- ^ “【レパードS】エピカリス3着、直線で囲まれまさかの敗戦”. スポーツニッポン. (2017年8月7日) 2017年8月12日閲覧。
- ^ 地方競馬 データ情報KEIBA.GO.JP(地方競馬情報サイト)、2018年5月25日閲覧
- ^ エピカリス号が競走馬登録抹消日本中央競馬会、2018年5月10日閲覧
- ^ “エピカリス”. netkeiba.com. Net Dreamers co.LTD. 2019年6月19日閲覧。
- ^ “【地方競馬】エピカリスが右前浅屈腱炎で引退 UAEダービーでサンダースノーの2着”. netkeiba.com. (2019年11月13日) 2019年11月19日閲覧。
- ^ “エピカリス産駒が初勝利 門別4Rでトレドの弟サントノーレV”. netkeiba.com. (2023年6月7日) 2023年6月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post