オーエッチ工業
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒578-0921 大阪府東大阪市水走4丁目9番3号 |
設立 | 1954年 |
業種 | 金属製品 |
法人番号 | 1122001001170 |
事業内容 | 作業工具の開発、生産・販売 |
代表者 | 代表取締役 清水義道 |
資本金 | 6,500万円 |
外部リンク | https://www.ohnet.co.jp/ |
オーエッチ工業株式会社(オーエッチこうぎょう)は、大阪府東大阪市に本社をおく、作業工具と物流機器を主力とした工具を製造販売する企業である。
概要
[編集]主力製品はハンマーであり、工業用ハンマーではトップシェアを有する[1][2]。元々は工業用のみを取り扱っていたが、工場の自動化などにより将来の需要が見込めないことから、1980年代より日曜大工用品(DIY)市場に進出[3]。ホームセンター向けに家庭用ハンマーなどを製造している。
工業用では1982年に国内で初めてウレタンゴムを使ったハンマーを開発している[4]。家庭用では1987年に女性向けにピンクやブルーなどのカラーハンマーを商品化した[5]。ハンマー以外では大手メーカーや物流業者向けの荷造り機[6]やホームセンター向けの落下防止用ホルダー[7]などを開発している。
お好み焼き店の経営
[編集]オーエッチ工業は1980年代にお好み焼き店を経営していたことがある。かつて同社は工業用ハンマーの輸出にも力を入れており、アメリカ合衆国では連邦規格に合格し、「OHブランド」として知名度のあるメーカーであった[8]が、円高や新興工業国の追い上げにより取引が減少し、海外市場から撤退[9]。余剰人員の雇用確保の為、従業員を1年ほど修行に出させ、カフェバー風のお好み焼き店、「お好みハウス一〇一」を開業した[8][9]。
同店は近鉄奈良線東花園駅の近くにあり、建物は洋風レストランのような造りであったという[10]。
沿革
[編集]- 1946年 大阪府大阪市玉造にて、清水吉則が創業。
- 1954年 株式会社として設立登記。
- 1962年 本社・工場を現在地に移転。
- 1964年 オーエッチ工業株式会社に社名変更。
- 1985年 荷締機の製造を開始。
- 1986年 キャスターの製造を開始。
- 1989年 現在の本社・工場・物流倉庫を竣工。
- 1990年 ベルト荷締機の縫製工場新設。
- 1991年 鍛造工場を改修、金型工場新設。
- 2000年 レバーホイスト製造を開始。リサイクル物流部新設。
- 2002年 チューンホイスト製造を開始。
- 2005年 ISO 14001を取得。
- 2012年 ISO 9001を取得。
主な商品
[編集]脚注
[編集]- ^ 「オーエッチ工業社長清水義道氏――"河内の経営者魂"(エコー)」.『日本経済新聞(近畿B)』.1976年12月7日付朝刊、10面。
- ^ 東商信用録 2015, p. 240.
- ^ 「ハンマーのオーエッチ工業、DIY用に本格進出――湯浅商事など大手商社と販売提携。」.『日経産業新聞』.1982年8月3日付朝刊、9面。
- ^ 「オーエッチ、打撃力アップのウレタンハンマー開発、7月下旬発売。」.『日経産業新聞』.1982年6月30日付朝刊、9面。
- ^ 「オーエッチ工業、カラーかなづち――遊び感覚、女性に的(当たる商品開発)」.『日経産業新聞』.1987年9月22日付朝刊、7面。
- ^ 「オーエッチ工業、ベルト、寸法にピタリ――荷造り機を開発。」.『日経産業新聞』.1992年4月30日付朝刊、10面。
- ^ 「オーエッチ工業、カギなどのホルダー、ホームセンター向け強化。」.『日経産業新聞』.1996年12月18日付朝刊、18面。
- ^ a b 「仕事の海は荒れ模様(雇用 何が起きている:18)」.『朝日新聞』.1987年5月4日付朝刊、6面。
- ^ a b 「ハンマー大手がお好み焼き店――東大阪のオーエッチ工業、チェーン展開。」.『日経産業新聞』.1998年3月15日付朝刊、7面。
- ^ 「硬派が軟派に活路――ハンマー会社がお好み焼き店、給湯機メーカーが食品訪販。」.『日経産業新聞』.1985年9月18日付朝刊、5面。
参考文献
[編集]- 公式ホームページ
- 『平成27年版 東商信用録 近畿・北陸版 上巻』東京商工リサーチ 関西支社、2015年9月1日、240頁。