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カールティク (俳優)

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カールティク
Karthik
Karthik
本名 ムラリ・カールティケーヤン・ムトゥラーマン(Murali Karthikeyan Muthuraman)
別名義 ムラリ(Murali[1]
生年月日 (1960-06-13) 1960年6月13日(64歳)
出生地 インドの旗 インド タミル・ナードゥ州ウダカマンダラム
職業 俳優
ジャンル タミル語映画
活動期間 1981年-2007年
2010年-現在
配偶者 ラーギニ
ラティ[2]
著名な家族 R・ムトゥラーマン英語版(父)
ガウタム・カールティク英語版(息子)
主な作品
あなた様のお傍に英語版
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カールティク(Karthik、1960年6月13日 - )は、インドタミル語映画で活動する俳優。1980年代、1990年代を中心に活動し、「言動や感情を巧みに表現する能力を持つ」と評されていた[3]。これまでに125本以上の映画に出演し、フィルムフェア賞 南インド映画部門タミル・ナードゥ州映画賞ナンディ賞を受賞している。

生い立ち

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1960年6月13日、R・ムトゥラーマン英語版とスローチャナの息子としてウダカマンダラムで生まれ、「ムラリ・カールティケーヤン・ムトゥラーマン(Murali Karthikeyan Muthuraman)」と名付けられた[4]。1988年に結婚したラーギニとの間に2子(ガウタム・カールティク英語版、ゲイン・カールティク)をもうけた。1992年には彼女の妹ラティと結婚し、息子ティラン・カールティクをもうけた[5][6][7][8]

キャリア

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1980年代

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1981年にバーラティラージャ英語版の『Alaigal Oivathillai』で俳優デビューし、タミル・ナードゥ州映画賞 新人男優賞を受賞した。同年には「ムラリ」の芸名でテルグ語映画Seethakoka Chilaka』にも出演している[1]。キャリアの初期はR・V・ウダヤクマール英語版の監督作に出演し、複数のコメディ映画でガウンダマニ英語版と共演した。1980年代前半は『Bhagavathipuram Railway Gate』『Pei Veedu』『Raja Thanthiram』など低予算マサラ映画を中心に活動したが、成功を収めることはできなかった。そんな中、1984年に出演した『Nallavanukku Nallavan』ではラジニカーントと敵対するヴィノード役を演じ、観客から人気を集めた。また、この時期に共演したラーダー英語版とのコンビも高い評価を得ている[9]。その後、1985年に出演した『Anveshana[10]、1986年にカメオ出演したマニラトナムの『沈黙の旋律英語版』は観客から好評を集めた[11]。1980年代後半からは主要キャストに起用されることが多くなり、1987年は『Vanna Kanavugal』でヒットを記録し、1988年には『Abhinandana』でナンディ賞 審査員特別賞英語版を受賞している。その後も『Agni Natchathiram』『Varusham 16』などのヒット作に出演した。

1990年代

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1990年代前半は『Idhaya Thamarai』『Kizhakku Vaasal』『Gopura Vasalile』で成功を収め[12]、1992年に出演した『Amaran』では孤児から裏社会のドンになる主人公アマラン役を演じた。同作の興行成績は想定を下回る結果だったが、カールティクが歌手を務めた挿入曲「Vethala Potta」は高く評価された[13]。同年はバーラティラージャの『Nadodi Thendral』にも出演し、1993年に出演した『Ponnumani』ではフィルムフェア賞 タミル語映画部門主演男優賞を受賞した。その後は『Rayudu』『Marumagan』『Chakravarthy』『Nandhavana Theru』『Thotta Chinungi』に出演している。

1996年は『Kizhakku Mugam』に出演し、同年にガウンダマニ、ランバーと共演した『Ullathai Allitha』は興行的な成功を収めている。同作の成功を受け、監督を務めたスンダル・C英語版の次回作『Mettukudi』でも主演を務め、続いて出演した『Gokulathil Seethai』では批評家から演技を絶賛された。1997年はK・S・ラヴィクマール英語版の『Pistha』に出演し、1998年には『あなた様のお傍に英語版』『Harichandra』『Pooveli』で興行的な成功を収め、このうち『あなた様のお傍に』『Pooveli』ではタミル・ナードゥ州映画賞 特別賞英語版を受賞している[14][15]。1999年は『Chinna Raja』『Nilave Mugam Kaattu』『Anantha Poongatre』『Suyamvaram』『Rojavanam』『Unakkaga Ellam Unakkaga』などに出演した。

2000年代

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2000年代に入ると若手俳優の台頭により出演機会が減り、小規模映画に出演した際は事前の宣伝もなく上映されることもあり、さらに資金不足で製作が延期されるなどの苦境に陥った[16]。この時期には『Thai Poranthachu』『Sandhitha Velai』『Kannan Varuvaan』『Kuberan』『Seenu』『Ullam Kollai Poguthae』『Lovely』『Azhagana Naatkal』に出演したが、『Kadhale Swasam』『Kadhal Solla Vandhen』『Kashmir』などオーディオリリース・イベントを開催したものの上映までいたらなかった作品も存在する[17][18]。また、『Manathil』『Click』『Kai Korthu Vaa』『Gurudeva』『Muthalaam Santhippil』『Enrum Unnai Naesippaen』『Tension』『Avan Appadithaan』など多くの企画が製作中止に追い込まれている[19][20][21][22][23][24]

2002年は『Devan』『Game』に出演し、同時期にヴィンセント・セルヴァ英語版の『Enna Peyar Veikalaam』への出演契約を結んだ。しかし、カールティクは撮影に参加することを拒んだため製作中止となり、事態を重く見たナディガル・サンガム英語版は彼に対して法的措置をとった[25][26]。2003年には『Indru』に出演したが、興行的に失敗している。2005年にサティヤラージの『Sivalingam IPS』への出演契約を結んだが製作中止となった[27]。その後に出演した『Kusthi』『Kalakkura Chandru』の興行成績も芳しくなく、キャリアの復帰作に位置付けていた『Unnidathil』『Sivalingam IPS』は製作中止になっている[28][29]。こうしたトラブルが重なり、カールティクはタミル語映画界で敬遠されるようになり、彼は薬物に依存するようになったという[30]

2010年代

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2010年に映画界に復帰し、『Maanja Velu』では警察官役、『Raavanan』では森林管理者役を演じて好意的な評価を得た[31]。その後は『Puli Vesham』『Om 3D』に出演するが、興行成績は振るわなかった。2015年は『Anegan』でダヌシュと共演し[32]、2018年には『Thaanaa Serndha Koottam』でスーリヤと共演した[33]。また、『Mr. Chandramouli』では息子ガウタム・カールティクと共演し[34]、2019年には『Dev』でカールティと共演している[35]

政治活動

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2006年タミル・ナードゥ州議会議員選挙英語版への出馬を表明し、全インド前進同盟に入党してタミル・ナードゥ州支部の書記に任命された。その後、2009年インド総選挙に出馬するため新政党全インド人民同盟英語版を結成して党首に就任し[36]ヴィルドゥナガル選挙区から出馬するが1500票しか得られず落選している。2011年タミル・ナードゥ州議会議員選挙英語版の際には全インド・アンナー・ドラーヴィダ進歩党(AIADMK)からの出馬を模索したが[37]、AIADMKから拒否されている。このため、カールティクは全インド人民同盟から出馬することを表明し[38]マドゥライ空港の名称を「パスンポン・テーヴァル英語版空港」に改名するように要求して断食を実施している[39][40]。これは州南部のテーヴァル票英語版をAIADMKから奪うことを意図しての行動であり、2週間後には213の選挙区でドラーヴィダ進歩党(DMK)を支持することを表明した[41]。その後はAIADMKとの連携を進め、2019年インド総選挙2021年タミル・ナードゥ州議会議員選挙英語版では同党の選挙キャンペーンに参加している[42]

受賞歴

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部門 作品 結果 出典
フィルムフェア賞 南インド映画部門
1982年 タミル語映画部門主演男優賞 Alaigal Oivathillai ノミネート
1989年 Agni Natchathiram 受賞 [43]
1990年英語版 Varusham 16 [44]
1991年英語版 『Kizhakku Vaasal』 [45]
1994年英語版 『Ponnumani』 [43]
1999年英語版 『あなた様のお傍に』 ノミネート
タミル・ナードゥ州映画賞
1981年 新人男優賞 『Alaigal Oivathillai』 受賞
1988年 特別賞英語版 『Agni Natchathiram』
1990年 主演男優賞 『Kizhakku Vaasal』
1998年 特別賞 『Pooveli』
『あなた様のお傍に』
ナンディ賞
1988年 審査員特別賞英語版 『Abhinandana』 受賞
シネマ・エクスプレス賞
1998年 タミル語映画部門主演男優賞 『あなた様のお傍に』 受賞 [46]

出典

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  1. ^ a b Devi Dundoo, Sangeetha (12 January 2018). “This is a fun 'Gang'”. The Hindu. 2024年5月25日閲覧。
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  4. ^ Naig, Udhav (19 April 2014). “like father, like son”. The Hindu. http://www.thehindu.com/features/cinema/like-father-like-son/article5928784.ece 5 March 2015閲覧。 
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  6. ^ Karthik’s big plans”. IndiaGlitz Tamil. 19 March 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。23 June 2018閲覧。
  7. ^ Mani Ratnam to launch Karthik’s son!”. IndiaGlitz Tamil. 13 December 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。23 June 2018閲覧。
  8. ^ Dundoo, Sangeetha Devi (11 January 2013). “Mani Ratnam wants to meet you”. The Hindu. http://www.thehindu.com/features/cinema/mani-ratnam-wants-to-meet-you/article4298707.ece 23 June 2018閲覧。 
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外部リンク

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